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『ハーフ&ハーフ』通信 番外編

これは某ゆうけんさんのノートから発掘したお題です。

出題者はあの悠木さんです。
(絶賛発売中の【おばあちゃんは冒険者】の作者さんですよ)

本人は大変シャイな方なのでこちらのノートには書き込まなかったようです。
ですが、見つけたからには発表するのも大事かと。

今回は番外編としてお題篇をこのノートで展開します。
ちなみに番外編でのハーフ&ハーフはこの形式でいこうかと思います。

ということで回答編もこのノートでお願いします!




番外編 問①【女子更衣室にて】

 かしましい声がどんどん増える。
 女子更衣室の熱気はもうすぐピークを迎えるだろう。

「ねーねー◯◯くんとはどうなってるのよ」
「普通かな。そういうアンタこそ関川くんとどうなのよ」
「ちょ、まだコクってもないし! できればコクらせたいし~」

 ヤバい、完全に脱出機会を失ってしまった。
 僕はロッカーの中で、これから起こるであろう展開を想像し、恐怖におののいていた。

 好きな子の匂いが付いた服を顔に押し付けてスーハーしたいなんて思わなければよかった。ここまで上げたパブリックイメージが水の泡に……

 あの子が笑談しながらここに近づいてくるのが分かる。
 僕の入っているロッカーがカチャカチャ鳴り、そしてとうとう。

 その瞬間が訪れた。

「えっ、関川……くん?」

 正直に土下座するべきだろうか?
 それとも誤魔化すべきだろうか?

※ここまで

73件のコメント

  • 「よくわかったね、柚(ゆう ※つむぎではない)ちゃん」
    「どうして関川君があたしのロッカーに?」

    「話せば長くなるけど聞きたいかい?」
    「関川君の話なら聞いてみたいかな……って聞きたい!」

    「ごめんよ、全部は話せないんだ。なにしろミッション中だからね」
    「あ。ごめんなさい! これデリケートな問題なんですね?」

    「察しがよくて助かるよ、さて」

     僕は狭いロッカーから出て服のほこりを払い、パッと膝裏の生地をたたんでスッと床に正座する。
     それから手を腿の上に置き、背筋を伸ばして静かに息を吸い込む。

     ピンと辺りの空気が張り詰める。 
     それだけで静謐な空気が流れだす。

     懐から彼女から拝借したブラウスを差し出す。
     そしてボクは背を伸ばしたまま彼女に静かに土下座する。
     
    「今日はいっぱい汗をかいたみたいだね。すぐ分かったよ」

     僕はちゃんと自覚している。
     これが築き上げたパブリックイメージのもたらすもの。
     どんなシーン・フィールドでも作者的にいい感じに最適補正に変換してくれる能力。
     
     それが僕のスタンド【パブリックイメージ】!
     この能力があればどんな状況であれ、完璧にこの状況を好転させることができるのだ。
     
    「……いい香りだったよ、柚ちゃん」

     と、彼女の目がスッと閉じられ……

     僕の頬には季節外れの紅葉が刻まれた。



  • 「あのときは、本当にびっくりしたわ」
    「そんなこともあったかな」
    「覚えてないの?」
    「まったく」
    「サイテー」
    「知ってて彼氏を裏切ったんだろ?」
    「……うん」

    観覧車が、ちょうど頂点にさしかかった。この町の全景を眺めるのは本当に久しぶりだ。

    「あいつじゃなくて良かった?」
    「……うん」
    「あいつのことはもう忘れた?」
    「……うん」
    「うん、しか言えないのかい?」
    「バカ……」

    空は雲ひとつなく晴れ渡り、遠くに見える海の色をこれでもかと映しだしていた。山は緑色に溢れ、川は緩やかに流れ続けている。僕は彼女のいるこの風景と共に、これからも生きていくのだと思う。

    タイトル:『そのあとむちゃくちゃセックスした 過去編② 出会い』
    主演:関川二尋
  • 🍏🍏🍏
    「ねえ、これって……」
    言い終わらないうちにぐいと手を引かれて扉をくぐった。その先は暗く狭い空間で、必然的に二人で身体を押し付け合わざるを得ない。
    「ずっと食べてみたかったんだ」
    暗闇の中で響く声に向かって言葉を返すよりも先に、腰と背を絡めとられる。不意にふわりとした柔らかな感触を覚えた。やんわりと小鳥のように啄まれ、閉ざした唇の隙間を潤んだ舌先がつっとなぞる。突然の、しかも初めてのことで頭が真っ白になった。こじ開けるようにして強引に舌を絡め取られ、背筋がゾクリとする。余程飢えているのか、どこか性急で荒々しい。
    ねっとりと深く深く求められ、まるで電流が走り抜けるような感覚に弄ばれる。真っ白になった自分の中に色鮮やかな光景が描かれてゆくのを感じた。
    優しさがあったのははじめだけ。でも、身体の芯が疼くように心地良く、逃げようという気などさらさら起こらない。寧ろずっと浸っていたい気さえした。
    これが扉を開くということなの……?

    タイトル『エロス イン ロッカーランド』

    扉とは……
    ----------------------
    【ハーフ&カンタータお題】彼らはこの先の扉を開ける? それとも開けない?
    【ハーフ&ハーフ番外編】コラボver.
    🍏🍏🍏
  • すみません、無駄に長くなってしまったのでこちらに書きました。
    https://kakuyomu.jp/shared_drafts/Dggj2RRTbHkN3yDY4usicG0GfdNaJUaH

    手抜きですみません。。。
  • 一つご提案なのですが、H&Hにセルフレーティングを設定した方が良いかもしれません。

    参加者も増えてきましたし、今後モラルに抵触するような内容が増える可能性も無くはないかと思いますので。
  • 叶さん、こんにちは!
    読みましたよ(笑)エライことになってました、ロッカーの中。
    そして叶文学が見事に花開いたのを感じました。
    あの生き生きとした筆遣い、流れるような文章運び、そして叫びにも似た魂の慟哭!
    とまぁ大げさに書いたころで面白かったです!

    そしてレーティングの件、確かにそうでした。
    残酷描写はなかろうと思うのでそれ以外でかけました!

    ホント気付きませんでした。ありがとうございます。
  • そしてこの場所で琥珀さんに返答を。
    前のページでのコメントありがとうございます。

    ちなみに今回はあくまで番外編。
    ちょっと変わったお題を取り上げるならこの形がいいのかなと。
    気付いた人だけでこっそりというのも楽しいのかなと。

    ノートに書く場所はもう最新版でいいと思います。
    感想とかもずれていても構わないと思うんですよ。
    たぶん新しいページが一番読まれるのではないかと。

    もちろんこっそりのメッセージでしたら過去板でも。
    少なくとも私には通知が届きますからね!
  • 二尋さん、ありがとうございます! ではでは、こちらに……

    【二尋さん】がまさかスタンド所持者だったとは! でも効果薄い……(笑)

    【悠木さん】扉から始まるラブストリー……( ゚∀゚)・∵ブハッ!!

    【叶さん】うぉううぉう いえぃいえぃ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 文字、滴ってました(笑)
  • 叶さん
    こちらに感想を。
    閉鎖空間の中と見えない外側という状態を余すところなく利用し、緊張感が高まります。加えて体内からもたらされる激しい衝動。そこまででもう、要素的にはKAC2021で受賞できるほど充分だと感じましたが、ダメ押しの能動的にならざるを得ない外部からの介入。さらに言えば汚い物を汚いと感じさせず「この状況なら仕方ない」と納得させる流れの巧みさ。いつの間にか感情移入してしまいました。
  • 落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け、愛宕!
  • 関川さん

    「お前が言うな」の矢を大量に浴びて起き上がれなくなった叶です。早速ご対応いただきありがとうございました!

    そして皆様
    「なんで感想をいただけるのだろう?」
    と思い、自分でURLを開くと以下の文字が。

    「共有されたエピソードはここまで。
    叶良辰さんに感想を伝えましょう!」

    あああっ! ごめんなさい🙇‍♀️
    そしてありがとうございます。🙇‍♂️
  • 叶さん、こんにちは〜!

    緊迫感駆け抜ける素敵なエピソードでした。予想外の展開で度肝を抜かれましたので、他の方にも是非足を運んでいただきたく、感想を書かせていただきました(それがアレか!)

    また拙作もご覧下さりありがとうございます!
    いつも見守って下さっていると喜んでおります(*´ェ`*)
  • 今、忙しいのにとても面白い投稿ばかりで
    ニヤニヤして読んでしまっていた私です。はい、くまでです。

    関川さん、スタンド使い面白いです!紅葉刻まれてるけど……笑
    悠木さん、過去への持って行き方からのタイトルが秀逸でした。
    蒼翠琥珀さん、あぶない扉です……( *´艸`)
    叶さん、絶体絶命なのに、うぉううぉういえぃいえぃで吹いてしまってすみません
       (というか、ずっと震えっぱなしでした)

    みなさん最高でした……( ;∀;)
  • 愛宕さん、落ち着いてください!
    あくまで番外編です。ちょっと唐突でしたが……
    ムリに付き合う必要はない回です!

    叶さん、
    「共有されたエピソードはここまで。叶良辰さんに感想を伝えましょう!」
    と書いてあったので書かないわけにはいかないかと。

    くまでさんもありがとう!

  • tolicoさん、本家にも感想を書きましたが、妖艶な感じがグッド!

    ゆうけんさん、今回はちょっと雰囲気のあるファンタジーでしたね。ちょっとフォートレストの世界を思い出しましたが、メンツがまた個性的な面々ばかりで(笑)

    一帆さん、また完璧に連作になってますね。今回も雰囲気バッチリでした!
  • 💐涼月💐

     折角のお題なので、参戦してみました。

     その前に感想を(#^.^#)
     関川様 折角のスタンドが威力を発揮できず残念でしたね(^^; 痛そう(笑)
     悠木様 このお題から過去の話になるとは! 女性は悪に惹かれるところがありますからね(^^;
     蒼翠様 このシチュエーション、ゾクゾクしてしまいますね(#^.^#) いやん、エッチ!
     叶様 鬼気迫る描写力流石です……いやでも、彼は自業自得だわ( 一一)
    下書きのプレビューって他の方も見えるようにできるのですね。初めて知りました。

     💐それでは以下に回答を💐

     俺は大きく深呼吸をした。

     落ち着け!俺。
     これは想定内だろう。
     今こそあの、逃走シュミレーションを実行に移す時だ!

     こんな危険なミッションをやるのに、何の備えもせずに手を出すわけないだろう。   
     俺はそんなにバカじゃない。

     俺は素早く柚子《ゆずこ》ちゃんのブラウスを顔を隠すために巻き付けた。
     ふっ、いい香り! エナジーチャージ!
     これで俺は戦える!

     ガチャガチャ!

     柚子ちゃんが鍵を開けている。
     扉が開くまで後、三、二、一!
     扉の動きに吸い込まれるように、俺は猛ダッシュで外に走り出た。

    「キャーッ!」

     驚いた柚子ちゃんの叫び声。
     どさっと尻餅をついた気配を感じたが、俺は心の中でごめんと呟きながらも出口へ突っ走った。
     何が起こったか訳も分からずに慌てふためく女性陣。
     柚子ちゃんの声に驚いてみんなもギャーギャー騒ぎ出す。

     俺は振り返りもせずにそのままロッカールームを走り出た。

     そう、実はロッカールームの隣にトイレがあるのだ。
     俺は即座に男子トイレに駆け込んだ。

     神は我を見捨てていなかった!
     
     トイレには誰もいなかった。良かった。
     俺は窓ガラスをわざとらしく開けてから、個室に籠る。

     ふーっと静かに息を吐いた。
     そして素早く顔に巻いていた柚子ちゃんのブラウスを外す。

     ああ、このブラウスが俺に勇気をくれたんだよな。ありがとう。
     これを捨てるのはリスクが高い。
     だから、俺は厚い胸板と下着の間に、これを入れた。
     細い柚子ちゃんのブラウスなんて、薄いから折りたたんだら小さなもんさ。
     
     トイレの外を走る人々の足音や声が響いている。

     俺はゆっくりと身支度を整え、息も整えた。

     慌ただしい声と共にトイレの扉が開けられた。
     俺は一瞬焦ったが、トイレを流して何食わぬ顔で出て行く。

    「あ、関川さん、誰か怪しい人見ませんでしたか?」
    「え? 何? 何かあったの?」
    「実は、女子更衣室に変質者が出たって、今大騒ぎなんですよ。猛ダッシュで逃げたらしくて、アッと言うまに見えなくなっちゃって。今探しているんですけど」
    「そうだったんだ。すまない。朝からお腹が痛かったから、ちょっとトイレに籠っていたんだよ。だから外の様子は気にしていなかった」

    「大丈夫ですか?」
    「ああ、もう治まったよ」

     俺はそう言うとそのまま、彼と一緒にトイレを後にした。

     外に出ると、泣き崩れている柚子ちゃんの姿が。

    「柚子ちゃん、大丈夫?」

     気が動転していた柚子ちゃんは、俺が傍に寄り添うと、張っていた気が抜けたかのように寄りかかってきた。
     俺はそのまま抱きとめる。

     よし! これで俺から柚子ちゃんの香がしても疑われることは無い!

     俺は心の中でガッツポーズを取ると、そのまま柚子ちゃんを慰め続けた。

     お陰で柚子ちゃんにすっかり頼りにされて、俺は今、堂々と柚子ちゃんの香に包まれることができる。

     ああ、あの時は焦ったぜ!

     だが俺はこうして、完全犯罪を成し遂げたのだった! おしまい!
     
     お粗末様でした(#^.^#)

  • 【関川さん】
    スタンドとかペルソナって確か自分の中に眠る真実のなんちゃらを具現化して~~みたいな感じでしたっけ。そうならやはり「パブリックイメージ」を大事にする関川さんにふさわしいスキルですね!(笑)関川さんの作品は読み尽くして、既にどういったスタイルでどんな構成にするのかは分かっているつもりですが、毎回その灰色の脳細胞から絞り出される厨二な文書には魅了されます。

    【琥珀さん】
    扉を開ける意味をさり気なく追及した構成と「デジャヴかな?」と思えるどこかで見た書き込み(笑)このストーリーが秀逸なのは「誰と誰」ということが記されていないところに尽きます。簡単な技法ですがそれ故、想像力が捗ります。もしかすれば人ではない可能性さえ生まれ、とらえ方が無限大になる読み手に優しい、考えられた文章に惹き込まれます。

    【叶さん】
    上記

    【涼月さん】
    まず読者全体の共通認識として言葉にしておきたいのは、短編ラノベの掴みとして投稿作がすでに完成されていること。『せっかくなので……』と言いつつ、ここまで書ける人はまずいません。さらに如何様にでも続けられるラストの切り方。『よし!』とか言ってはいますが、変態属性が見え隠れしているので、何をやってもそのコミカルさが付いて回るのも構成上の上手いポイント。見習うべき技量が詰まっていて、相当今までいろんな本を読んだ方なのだな、と感涙しました。
  • あわわ(汗)
    GW真っ最中に、まさかこんなことが起きているとは……\(◎o◎)/!

    関川さん。
    いつもお世話になっています♡ 
    そしてまた、楽しいサプライズをありがとうございます✨✨

    番外編では紅葉でもってパブリック・イメージ爆あ……、おっと失礼💦
    どんな時でもダンディズムが崩れないのはお見事というほかありません⤴

    悠木さん。
    「リフレインが叫んでる」のがステキでした✨ BGM/ユーミン
    シンプルにかっこいいです⤴

    蒼翠さん。
    『アリス・イン・ワンダーランド』がこんなにエロくなるなんて……(*ノェノ)キャー
    うっと~り、トリと~り🐣🐣でゴザイマス✨

    叶さん。
    ここで、「ふんもぉおおおおおおおっ!!」って叫ばないでください(¯―¯٥)
    お願いしますよぅ。
    🐸🐣🐸🐣🐸🐣🐸🐣……は好きですけどねv

    涼月さん。
    100%悠木、おっと間違えた💦 
    100%勇気✊ 脳内でこちらもBGMが流れましたよ~♪
    エナジーチャージは大事ですよね👍


    皆様のパワーに笑わせて頂きました!!
    ありがとうございました♡


  • 愛宕は力をためている
  • ロンちゃんがvol.2に感想寄せてくれました!
  • 密かにロンちゃんの投稿も期待してます!
    いつも通り、無理強いはしませんけどね!
  • 涼月さんのクオリティーの高さはすごいですね。あのお題から生まれるとは!いやさ悠木さんのお題あればこそかも。
  • こんにちは!
    各回皆様面白く、全てにコメント出来ていないのですが楽しく参加させていただいております。
    今回の番外編に関しての感想とお返事などを書きました。

    関川さん>
    きっと最後の一言が良くなかったんだと思います(合掌)
    でも自業自得ですので紅葉一枚で済んで良かったですね☆
    そしてこちらでも第三回目の感想をありがとうございます!
    書きたいもの書き散らかしたので、皆様に少しでも楽しんでいただけて嬉しいです♪

    悠木柚 様>
    壮絶な出会いでしたね……。
    第一回から続く壮大なラブストーリーが題名に集約される面白さは流石ですの一言ではとてもとても言い表せなくて、過去と現在が交錯する絶妙で確かな筆遣いに毎回唸らされています。
    第一回目のフタヒロの怒涛のセリフなど、うんうんそうだよねぇと思わず声に出してしまう程共感しました。
    このお題が出てきた時も本当に絶妙に面白いこと考えつく方だなと思いました。
    投稿楽しみにしています。

    蒼翠琥珀 様>
    エr……アリスインワンダーランドって元ネタ知らないのですが、少なくとも絶対にこんな話じゃないんだろうなと思いましたw

    叶サン>
    「パンツ渡して?」
    レビューしたのが懐かしいですね……。
    前半は私にとって完全にホラーで息が詰まる思いで読んでました。マジで怖かった。
    後半は安心して笑えました☆
    流石の大爆笑!
    さぁばぃばるだん♪

    涼月 様>
    猛ダッシュでの逃げ切りの完全犯罪、お見事でした!
    ちゃっかりブラウス盗むのにも成功してて笑いました!
    面白かったです♪

    肥前ロンズ 様>
    第二回目の感想ありがとうございます!
    好きと言ってもらえてとても嬉しいです♪


    そして今回のお題参加作品を。
    よろしければご覧下さいませ。

    https://kakuyomu.jp/shared_drafts/2SolaWjMJjDj0URJlwtKMavNGs2qmbBL
  • まさかのMen in BLACKネタw
  • https://youtu.be/A9sd10CHAP8
    これですな。
  • 叶さん>
    気付いていただけて嬉しいです♪
    作るに辺りまさにこの動画を資料として観ました。リンクありがとうございます!
    Men in BLACK 2ですね!
    ロッカーって言われてすぐにこれが思い浮かんだのでw
    女性が相棒なのは最新のインターナショナルですが、いずれも面白いので皆様オススメです!
  • 皆さま、こんにちは。

    『ハーフ&ハーフ』本編と各自展開されている作品をもう一順してみました。
    コメント欄に後から追加されたやりとりがあったりで、皆さまの着眼点も面白く読ませていただいております♬ ほんとに切り口や趣向のバリエーションが幅広くて面白い。

    番外編お題の涼月さんの作品、面白かったです。
    完全犯罪は日々のシミュレーション&エナジーチャージの賜物。努力の末手に入れたのは、柚子とブラウスとパブリックイメージ……のUP or DOWNが立場や解釈に委ねられるあたりが素敵です。


    拙作に感想くださった皆さま、ありがとうございます!
    ちなみに『アリスインワンダーランド』は私も見てませんが、原作『鏡の国のアリス』は鏡を通り抜けた先の異世界で奇妙な存在(卵のおじさんとか)と出会ったり別れたりします。しかしここはロッカーランド。扉とは……なんでしょうね
  • 忙しいふりをしているのに、妄想している場合じゃないのに。
    闇落ちしすぎているので、すぐに消します。
    私は関川くんを幸せにできない。どうしてだろう……(; ・`д・´)

    ※暗いです。怖いです。平気な人だけどうぞ。

    https://kakuyomu.jp/shared_drafts/H2zwvOARPFNsBEE7IHsY2DxUR8hUizns


    涼月さん、素晴らしい回避方法でした!
    tolicoさん、この映画大好きです!
  • 「助かったとでも思ったの?」

    この一言が強烈過ぎて……。
  •  みなさま、温かいご感想をありがとうございました。
     とても嬉しくて、励まされております!

     皆様の作品を読ませていただいたり、コメントを読ませていただいて思う事なのですが、言葉に対して、とても繊細な感性をお持ちの方々ばかりだなと。
     だからこそ、目の前に浮かぶような真に迫る表現と打てば響くようなコメントが書けるのだとおもいます。
     そんな皆様と出会えたこと、その出会いの場を提供してくださった関川さんに感謝しております。

     新しい作品への感想を一言。
     

    tolico様 Men in BLACKネタなのですね。でも叶子ちゃんはマトリックスのトリニティのようにカッコ良いイメージでしたよ。変態描写とスマートなカッコよい描写のバランスが絶妙でした。

    くまで企画様 優子ちゃんに幽閉されていると言うことでしょうか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 関川君より優子ちゃんが怖い(^^;
  • 感想ありがとうございます!

    くまで企画 様>
    ふおおぉ!
    これはぞわりとしました!
    続きが気になるお話でした!

    Men in BLACKシリーズは面白いですよね♪

    涼月 様>
    お褒めの言葉ありがとうございます!
    変態ちっくな描写と叶子ちゃんをかっこよく書くのが目標だったので、バランスが絶妙と言っていただけてとても嬉しいです♪
    マトリックスもかっこいいですよね!
  • 追記で〜す!

    【tolicoさん】
    各お題に対しての切り口にいつも唸らされるのですが、これもまた秀逸。MIBエージェントの……「カッコイイ」が何かで半減されている気がしました(笑)

    【くまで企画さん】
    ロッカー・イン・ザ・ダーク……もう何も見えませんけど、タオルだけが命綱。
    こ、このあと、どうなっちゃうんでしょう(,,゚Д゚)
  • くまでさん、読みました!
    いいですね、こういう展開!
  • 【tolicoさん】
    元ネタは分からなかったのですが楽しめました。抜群のスタートですね! ロッカーを開けた瞬間「Kが戻った!~~」と関川くんに叫ばせたことでキャラの性格付けを完了させ、ちょっと頭のおかしい人が繰り広げるSFかな、と予感できました。展開の速さは最近のラノベに求められている要素のひとつだと聞いたことがありますのでそこを踏襲しているのは見事。

    【くまで企画さん】
    最初、ヤンデレ優子ちゃんの『彼女の匂いに包まれて~』の意味が浮いたのですが、その後の可乃子ちゃんの台詞『私のタオル知らないー?』でニヤリとなりました。『~る。』から始まり中間にいくつかの内容をはさみ、『~る。』で終わる文章の組み立ては浅田次郎先生の名作『中原の虹』を彷彿とさせ、短い文章にえらく色々詰め込んできたなと感嘆しました。
  • 皆さま、読んでいただきありがとうございます( ;∀;)
    皆さんのコメント力がすごすぎて圧倒されております。

    今書いてるミステリーで勝手に追い込まれて
    ロッカー・イン・ザ・ダーク(勝手に拝借)しか
    思いつけませんでした。明日の朝起きたら消します~

    また、第三回のコメント感想まだできてないので追々……!
  • こうしてみると前回
  • 懐かしいフレーズですね!
    確かあの時は
  • 嬉しい! 関川さんが秒で反応してくれた(笑)
    (これは……次のお題はカッコいい系にしなければ)
  • でしょう。
    いよいよ我がスタンド、パブリックイメージの発動ですよ。
  •  こんばんは! 💐涼月です!
     実は三回目のお題の時に書いた回答『カサノヴァ・フタヒロ君編』のところに、ライバルのヘイクロウ君について、愛宕様から耳より情報をいただきました。
     そこでがんばって、『ヘイクロウ君編』も書いてみました。
     と言っても、今日二話、明日二話の四話予定です。

     とりあえず、一話目のURLを貼らせていただきます。 
     よろしかったら遊びに来てみてください。

    https://kakuyomu.jp/works/16816452219634382982/episodes/16816452220076884845
  • どうも、ここ最近の愛宕は
  • 力をためている。
  • ワッショイワッショイ
  • なんか不思議な盛り上がりが。最終話はフタヒロとヘイクロウの二択にするかな(笑)
  • 番外編 二作目

    「えっ、関川……くん?」
    「いいや、ジェームズ・ボンドさ」

    僕は平然を装いロレックス・サブマリーナ 5513を起動させた。

    「きゃー」「えっ、ウソ」「ちょっと~」

    超強力磁石として機能するこの腕時計は、女性のブラホックを遠隔操作で外すことが出来る。混乱に乗じてロッカーから飛び出し、そのまま窓を突き破った。ここは二階だが僕にとってはどうってことはない。校舎に横付けしていた愛車のアストンマーチンに飛び乗り、校庭にGOODBYEとタイヤ痕を残してから現場を後にした。

    ピピっ、ピピっ。

    おっと、SNSに書き込みがきたようだ。

    『関川くん、ボンドだったの?』
    『ああそうさ。隠していて悪かった』
    『素敵、付き合って!』
    『よしな。僕といて楽しいのは夜だけだぜ』
    『私もよく同じことを言われるわ』

    どうやら相性が良さそうだ。郊外へ向けていたアストンマーチンをUターンさせ、僕は彼女の元へ向かった。

    タイトル:ロッカーから愛を込めて
    主演:関川二尋
  • ホントにカッコいい系で書いてきた!
    お題じゃなかったけど(笑)
  • もちろん、お題でも書きます。
  • こんばんわ。
    もう、みなさん、番外編までお書きになっているとは……。
    (すべては、我が家のwifi環境がわるく、すぐに切断されるのが悪いのだー(
    (言い訳))

    前回のお題の感想もやっと書き始めたところで、ぬけぬけで
    ほんと、いろいろごめんなさい。
    番外編もとてもおもしろく読みました。すごいなーの一言に尽きます。
    完全にオーバーヒートしとります。うわーーん。

  • 蒼翠琥珀 様>
    変化球ばかり投げていますが、そこを褒めていただけるとは嬉しい限りです! ありがとうございます!
    「カッコイイ」が何かで半減されているってコメントに笑いました! 確かに。誤魔化せてなかったかーw

    悠木 柚 様>
    過分な高評価をいただきとても光栄です、ありがとうございます!
    早く話を進めることによってなんだかんだで有耶無耶のうちに超展開に持って行くというお手軽超特急。近年のラノベの需要だとは知りませんでした、面目無い。
    元ネタはウィルスミスとトミーリージョーンズがいい男です。

    そして二作目。
    『私もよく同じことを言われるわ』のセリフに笑いました!
    この後むちゃくちゃ、、しなかったー!(笑)
    こんなの絶対あのタイトルになると思うじゃないですか!
    でもこのタイトルも良いですね♪
    楽しかったです☆
  • 悠木 柚 様>
    言い忘れていましたが、勢いでお名前勝手にお借りしてしまいました。事前許可いただかずに申し訳ありません。きっと笑って許してくださることと信じておりますが、この場にて五体投地の上謝罪させていただきます。
    ズサーッm(_ _)m
  • こんにちわ。
    出遅れ感満載の一帆です。
    関川様 
    決め台詞が余計な一言だったんですね。紅葉はいたそうでかわいそうですが、だねと妙に納得です。
    叶良辰様 
    生理現象には耐えられないですよねー。みじめだろうなと思いながら、笑ってしまいました。
    悠木 柚様 
    一話目 甘い会話に、観覧車から見える景色。二人が抱き合うのが目に浮かびます。
    二話目 ボンドが登場するとは! 微妙なバランス、脱帽です。
    蒼翠琥珀様
    「ずっと食べてみたかったんだ」というセリフにゾクっとしました。ゾクゾクしっぱなしでした。
    涼月様 完全犯罪が完遂できたのは、エナジチャージのおかげですよね!
    tolico様 叶子ちゃんに思いをはせている顔を想像し、エージェントSの顔を想像し、そのギャップに肩を震わせました。お見事です。
    くまで企画様 とっても気になります。 

    遅ればせながら、ちょこっとだけ、私も回答を書いてみました。
    ********
    「ごめん!! ほっんとごめん!」

     僕は頭を地面にこすりつけるように謝った。何事もとりあえず謝れといつも修羅場を繰り広げているじいちゃんが言っていた。
    https://kakuyomu.jp/shared_drafts/92Px6ffISLrD1RgBdIhidNLW2RAIm6OV


  • 【一帆さん】
    推薦を狙っているのに、アンタこんなとこで何してんだよ! と思わず笑いました。最近のWEB作品では()の中で想いを語るのはOKだという暗黙のルールがあるらしいので、その使い方も堂に入っていています。自身を含め奇をてらった発想が多い中、ストレートな展開は荒野に咲く一輪の花みたいで、心が洗われました。最後の「しゃけ」は前回の料理編からなのか、今回の弁当なのか、この番外編の「亀」「牛」と続いてからの「鮭」なのか、それとも何かを表している隠語なのか。考えることで良い刺激になりました。
  • 悠木さま

    さっそく読んでいただきありがとうございます。
    WEB小説や最近の小説は、思いを()にするいうのを見聞きして、使ってみましたー。初めてなので、ドキドキしてます。

    ストレートな展開といっていただき、ありがとうございます。

    これは、「呪術廻戦」(少年ジャンプ連載中)に感化された男子生徒という設定なんです。なので、言葉にマンガの中の言葉を使いました。術式展開とか特級とか蒼とかまあ、そういうところ。実は、「しゃけ」はその中に出てくる狗巻棘くんのセリフなんです。彼はおにぎりの具しかしゃべらないのですが、「しゃけ」は「はい」という意味らしいですー。いっぱい考えていただきましたが、亀でも弁当でもないんです。ごめんちゃい。
  • H&Hの感想です!

    自身の方で作品として投稿されている方は、そちらにコメントさせて頂きました。

    ーー第三回目のお題ーー

    叶良辰さん。
    はい!いつも近況ノートでレ◯プされているゆうけんです!(ドM感丸出しw)
    「はい!」ってw この言葉だけで爆笑でしたwありがとうございますw
    何か仕返しをしたいのですが、ちょっとお持ち下さいね♪ そして満つ子さん!ごめんなさい!こんな穢らわし全裸な躯体を弄らせてしまい!やはり全裸で土下座させて頂きます_:(´ཀ`」 ∠

    なみさとひさしさん。
    この関川君(主人公)はやたらとカッコいいですね!いや脳筋的な清々しい感じが、私は超好みでした( ´∀`)
    師匠の教えを読んだ時は「おぉ!なるほど!私もそう思う!」と痺れましたが、状況を合わせると何か違う。いや決定的に違い面白さにやられました☆
    スピーディーな展開で、まさにラブコメな作風!しかも、どこか優しい雰囲気が滲み出ていて好きです!

    悠木柚さん。
    強引な展開なのにスカッと納得してしまう面白さとエチィ感じが見事にマッチした短編。短い文字数の中に満足感のある読み応え。さすがです!

    くまで企画さん。
    まさかの展開というと安く聞こえてしまいますが、やられましたw
    まず冒頭の選択肢画面から惹かれましたし、架空と現実の両立。そしてメッチャ良い感じに収まってますけど、リア充じゃないですか!うらやましけしからん☆

    皆木亮さん。
    アレでソレがあんなになっちゃうw
    勢いで攻め立てるカオスな感じにオチがまたビックリでした☆

    嘉田まりこさん。
    まさに王道恋愛。なんでこんなにもニヤニヤしてしまう青春が描けるのでしょうか?昔バイトしてた時を思い出します。実際はこんなに素敵な物語はありませんでしたけどね!この歳になって、あの時に作品(後半)のような青春が出来たらと、妄想してしまいます。


    ーー番外編ーー

    関川さん
    まさかのスタンド能力w
    土下座する際の動いがスローモーションに見えましたw

    悠木さん
    「バカ……」の台詞にもってかれました。あの前半から、一気にいい話になってるじゃないですか(//∇//)

    蒼翠琥珀さん
    エロいッス!密閉空間でエロいッス!

    叶さん
    昔どっかでみた展開ですが、再度笑わせて頂きました。三重苦が酷いw

    涼月さん
    スピーディーな展開に脳内でも速い思考。しかも完全犯罪!サイコパスっぽい怖さとライトな書き口のバランスが絶妙です!

    tolicoさん
    Men in BLACK 2のネタで来るとは!

    悠木さん 二作目
    スタイリッシュに決めましたね!
    カッコいいです!Uターンするとことかもボンドですねw
  • 関川様
     
     すみません。催促してしまいました(#^.^#)
     近況ノートにまでご丁寧にありがとうございました!
     いつもいつも温かい励ましのお言葉まで嬉しかったです!

     番外編、更に作品が増えていますね。
     すみません。また日を改めてになってしまいますが、後ほどお伺いします!
     
  • なるほど、こういう感じで魅力あるかつセルフィッシュな女性を描くわけですね。勉強になります。

    これが男女逆だったら、と思うと……勇気はないなw
  • 叶さん、涼月さんの読みましたね!
    ああいうのは叶さんも書けないタイプではないかと。でもキャラクターとしても魅力的ですよね!勉強になりますよね。
  • そうですね。確かに書けないですが、今晩ので少しチャレンジしてみたいと思います。
  • 涼月さんの作品、素敵すぎる〜!
    恋愛小説を書きたい割に、つい銀河鉄道を走ってしまう私が見習うべき作品でした。また『時間と距離のセンチメンタリズム理論』を提唱する(現在準備中)上で、参考文献としたい作品です(ㆁωㆁ*)

    一帆さんの作品も、うん、そうなるよねと現実味を帯びた展開で面白かったです。「しゃけ」が「はい」なら「いいえ」を表す具材もあるのかな。
  • 叶さん、それは伏線ですよね!
    楽しみにしてます。
  • 回答編の文章が長すぎる為、
    URLを張ります。

    自前の、ハーフ&ハーフの回答編の総まとめページなので、
    他の回答編も、ご覧になって下さる方が、
    もし居て下さったら喜びます。

    https://kakuyomu.jp/works/16816452219783275874

    よろしくです~。
  • 【皆木さん】
    リンク先にも書きましたが番外編ということなので、こちらにも感想を。
    恐るべし関川君のパブリックイメージ効果! これはもう幻惑を通り越して呪いですね。ドラゴンボールの前に鎮座しているシェンロンはマックス状態のはずなのに、気を取られず執拗にボールだけを苛めていくのもまた定石(笑) どんだけ可愛いんだとめっちゃ笑いました。



  • 今、新しいノートページを作ってます。
    今日もお仕事のひだったのです。
  • お疲れ様です!
    ( ̄^ ̄)ゞ✨
  • ノート更新前に感想とお礼を。

    一帆 様>
    感想ありがとうございます!
    変態ちっくな場面からの急展開のカッコ良さ、完全なギャグと映画ネタパロでした☆
    ロッカー開けるって言われてすぐこれが思い浮かんだので(笑)
    楽しんでいただけたのであれば幸いです♪

    そして番外編の感想です。
    「しゃけ」で大爆笑しました☆
    呪術廻戦を連載で読んでいたのは何年前だったか……本誌買わなくなったので顛末は知らないんですけど、面白い漫画ですよね!
    まんま五条の当て字で笑いました。
    お話の展開も王道で、安心して読めるストーリーでした。
    言葉に力持つ関川くんなら推薦なんて楽勝で貰えちゃいますね♪

    ゆうけん>
    Men in BLACK 2面白いよね!
    3まだ観てないから1から借りてきて全部観ようよ!
  • 関川 二尋様

     昨夜悠木様の近況ノートで、関川さんの書き込みを拝見しまして💦
     すみません。お気遣いさせてしまいまして、申し訳ございませんでした。
     そして、私の近況ノートへも何度もお越しくださいまして、重ねてありがとうございます。
     今回二話更新をしてしまったら、抜けてしまう方が多くて、分かりづらいことをしてしまったなと反省しておりました。次回からは、一日一話にしようと思っておりますm(__)m
     それから今更ですが、二子ちゃんのお名前も使わせていただき、こちらもありがとうございました(#^.^#)
     
     いつの間にか、こちらのノートにカサノヴァ番外編のお話を、叶様、蒼翠様と共に寄せてくださり、ありがとうごました。とても嬉しかったです(*^▽^*)

     滞っている感想などは明日以降で最新のノートへコメントさせていただきます。こちらへの返信はどうぞお気遣い無しで(^_-)-☆
  • 涼月さん。
    ご丁寧にありがとうございます!
  • 🌱

    体育のあとのお昼休み。

    転校初日の私に声をかけてくる子なんて、誰一人といない。
    着替えないことを不思議がる子も、待ってくれる子もいない。

    ぽつんと更衣室に残された私は可哀想なぼっちに見えるが、今はただただ、この状況が好都合だった。

    「……もういいわよ、出てきて」

    ガヤガヤとした人波が遠ざかったのを確認してから声をかけると、彼は私のロッカーから姿を現した。

    「どうしてここにいたのか答えなさい、関川」

    決して小柄ではない、むしろ、よく入れたなと思う背丈の持ち主である関川は、私のブラウスを腕に頭を下げた。

    「お嬢様のブラウスにアイロンをと思いましたが、この関川も同じく体育の授業中だったため、抜けるのに手こずりまして。 ただ、外から声がしたので咄嗟に隠れはしましたが、この通り、ブラウスはシワひとつありませんのでご安心ください」

    女子更衣室のロッカーに入っていたとは思えない程落ち着いた声でそう話すと、私の目の前にヒラリとブラウスを広げてみせた。

    「アイロンなんてかけなくていいから!」
    「ですが! 剣鳥家の夕鵜子様ともあられる方の御召し物にシワなど、この関川が見逃せるわけがございません!」
    「いいの! そういうのも嫌! 普通でいいの!」
    「すべて普通以下です! なぜ夕鵜子様はこのような高校に転入をご希望されたのですか!」

    関川が声を荒らげながら私の顔を覗き込む。
    眼鏡の奥に潜むガラス玉のような瞳に、私の胸はきゅっと跳ねた。

    「……さっき、聞こえたでしょ。 関川は人気があるのよ」

    転校初日なのに何度耳にしたか分からない。
    『関川くんにコクろうかな』
    『関川くんといい感じ』
    『関川くんが気になってる』

    執事である関川(父)に何度叱られても私の傍にいた小さな関川が、中学・高校と年を重ねる度どんどんよそよそしくなった。

    端正な顔立ちに、紳士的な佇まい。
    優しい笑顔に、低く穏やかな声。

    モテるのでは?と思ってはいたが、こんなにもモテているとは気持ちが慌てて仕方ない。

    「それが夕鵜子様の転校となにか」
    「関川と一緒の学校に行きたかったの!!」

    言った、言ってやった。
    今までひた隠しにしていた甘い想い。

    耳も熱い。
    頬も熱い。
    きっと私は今真っ赤だろう。

    「お嬢様」
    「お嬢様ってのも嫌なの。 学校にいる間は昔みたいな二人になれると思ったのよ」
    「……それは、つまりその」

    いつも飄々としている関川から、動揺している声がする。
    いつも無表情を決め込む関川の、唇が緩むのがわかる。

    「夕鵜子って呼んで、関川くん!」

    彼は右手で首の後ろを擦る。
    これは、照れている時の仕草だと昔から知っていた。

    これはもしや、あと一押しなのか?

    「私の匂いが好みだってことも知ってるんだからね」
    「そ、それは、いや、そんな……」

    照れた姿が可愛くて意地悪したくなる。
    わざと距離をつめたあと、触れると見せかけブラウスを奪った。

    「こら!夕鵜子。……あっ」

    呼び方が変わった瞬間チャイムがなった。
    そして、更衣室からコソコソと廊下に出た私たちの手は、ゆっくり、どちらからともなく繋がった。
  • 皆さん全員分をまだ読めていないので、ネタがかぶっていたら、すみません💦
  • あああ! ちょっとかぶってしまったかも!
  • あああ! ごめんなさい!!
  • 叶さん、読みました!
    (懐かしいですよ笑笑)

    かぶりましたね、心拍数が上がる感じ、丸パクリしてしまいました。
    大変申し訳ありませんm(__)m!!
  • なるほど。こちらがお仕置き部屋ですね。
    今回も楽しみにしています♡

    なんか、もっとハードにしてもいいということがこれを読んでわかりました。なるほど、なるほど。勉強になります。

    柚木さん教えてくれてありがとうございました。柚木さんが最新の近況ノートに私の関川くんをどMでかもしてくれたおかげです♡

    あ、関川さんには内緒なんでした。失礼いたしました。

    関川さん楽しい企画、本当にありがとうございます(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
    シチューの続きも楽しみです!
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