またずいぶんとノートの交信が途絶えていたような。
でも読む方とかコメント入れとかは、ほぼ毎日のように活動してますよ。
やっぱり読んでもらえたり、感想があったりすることが、何よりのやる気とか書く気につながると思うからですね。
コメントは短くとも、誰かの力とか、嬉しさにつながるといいな、なんて思いつつです。
ちなみに見返りを期待してのものではないので、これはあくまで読み手としての心がけです。
と、いきなり矛盾するようですが、自作の宣伝を始めたいと(笑)
残弾数が少なくなってきましたが、今宵は『若君は吸血鬼』のご紹介を。
これは私がカクヨムに登録して初めて投稿した作品でもあります。
ただ投稿当時は20万字オーバーの作品を13章くらいにわけて投稿しておりまして、かなりの文圧だったと思います。
今はWEBで読みやすいようにと、かなり分割して、タイトル付けして発表しております。
とにかくですね、吸血鬼ものが大好きなんですね。
いつか自分でも書いてみたい、とは思っていたのです。
ただ、吸血鬼ものって、見えない制約のようなモノがあって、意外と書きづらいんですよね。
目新しいアイデアが浮かばないというか、優れた作品は他にもあるのでそれに負けてしまうというか。
たとえば吸血鬼ハンターDなんか好きなんですが、あれはSFを混ぜて、ダンピールがハンターで、なんかブラックジャックみたいなキャラクターで、ととにかく盛りだくさん。
そんな風なものが書きたいなぁ、と思っていたわけです。
これはもうアイデアがでるまで何年もかかってます。
そしてようやく誕生したアイデアが『自分の血を飲ませることで無敵の吸血鬼を従える』というものだったわけです。
(ひょっとして既出かもしれませんが、当時の知識ではなかった、ということですよ)
このパターンは今まで読んだ中ではなかったので、これをもとにキャラとか設定を膨らませていきました。
で、サムライ吸血鬼の『若君』誕生と相成ったわけです。
もちろん吸血鬼のお約束で美形です。
で、当時はよく少女漫画を読んでいたこともあり、中学生のさつきちゃんを主人公に据えてみました。
でもまぁ、中学生の女の子の心理描写は苦労しましたね。
今でもちょっとずれてるかな、なんて思う所があったりしますしね。
読んだ方で、これはちょっと、なんて思うところありましたら、今からでもこっそり教えてくれると嬉しいですね。
それはさておき、もう一つのテーマは派手なアクションシーン。
これには世界がスローモーションで動いたように感じられる『しじまの時』という設定を使いました。
当時の映画なんかでスローモーションと、早回しを交互に使うようなモノが流行っておりました。
300スリーハンドレッドなんかがそうですね。
あれを文章でやりたいな、と。
あとは加速装置への憧れですね。これをブレンドしております。
ちなみに加速装置のよくある矛盾点で空中での挙動があります。
空中では踏ん張りがきかないため、高速で移動できなくなる、空中にいる間は方向転換が出来なくなるはずだ、というモノですね。
この辺りも含めつつ、剣道のすり足ならばそのあたりがクリアできると踏んでのアクションシーンとしてあります。
なんだか話が細かくなってますね。
とにかくここらあたりを混ぜ合わせ、さらに爺ちゃんばあちゃんを投入してキャラクターの年代層もちりばめつつ、
あとはとにかくアクションとコメディーをうまく混ぜ合わせるようにしようと書いたのがこの作品になります。
そうそう当時は、会社の昼休みにプロントで書いてましたね。
ポメラを買ったばかりで、書くのがまた楽しかったんですよね。
ということでイキナリのまとめですが、とにかく好きなジャンルで、書きたいものを目いっぱい詰め込んだ作品です。
吸血鬼好きはもちろん、そうでない方でもきっと楽しんでいただけるではないかと。
お時間できたらぜひ読んでみてくださいね!