世間はますますひどいことになっていますね。
多かれ少なかれ、みなさん一様に大変な時期を過ごされているのではないかと思います。
こういう状況で、なんか人間の嫌な面を見る機会も多くなったりして、けっこうへこみますよね。
私は作品中でモラルの大切さを書いたものが多いのですが、今欠けているのはそれかなと思います。
同時に思うのは、モラルは半分の人間が守っても崩れてしまうのかな、ということですね。
たぶん9割くらいの人が同様の価値観をもってモラルを守っていないと、人の心は悪い方、弱い方へ傾くのかなと。
損得勘定がモラルをあっさり崩壊させるのかなと。
(それとも行き過ぎた自由とか個人主義のせいなのかな?)
まぁ、最終的には自分に悪いこととなって帰るのですが、そこまでの未来も見通せなくなるのかなと。
では大事なのは何か?
これはもう『想像力』ですね。
自分の行動が他者や社会にどんな影響を与えるのか?
自分の行動や言動で相手がどんな気持ちになるのか?
それはただただ周りに不幸をふりまいている事ではないのか?
そんなことを考える能力ですね。
そういう想像力をちゃんと鍛えるべきだと思うんですよね。
で、それには読書が最適なのではないかと。
という流れで紹介するのが……
いや、あまりないですね(笑)
というわけにもいかないので、今夜は下記の作品をご紹介。
【北乃家をめぐる些細な物語と意外と長い歴史の短編集~北乃家サーガ~】
これはカクヨムのアニバーサリーで出されたお題から生まれた短編集です。
でもそれだけじゃつまらないので、バーグさんとの物語を幕間としてつなげてあります。
なぜ、これを推したのか?
答えは簡単、このお題小説が苦行みたいなものでして、書き上げるのに『想像力』をやたらと使ったからです。
ええもう、大変でしたよ。
……という苦難の歴史を楽しんでいただければと。
ついでにこんな時だからちょっと笑っていただければと。
そんな気持ちでお勧めしてみました。