またずいぶんと間が空きました。
もうね、コロナでドタバタですよ。
つくづくモノを書くには環境が大事だな、と改めて思うわけです。
ということで現在公開中では最後の完結作品の紹介です。
『アトランティスのつまようじ』のご紹介です。
まず今のところ自分の中ではこれが一番の代表作になるのかな、と。
何度か言及してますが、カート・ヴォネガットを目指して書いてきた一つのまとめがコレです。
天才科学者『テルオ』が謎のアトランティス大陸目指して脱獄する話です。
ここにテルオの詳細な過去を語る物語と、アトランティス大陸を冒険するスケイプという少年の物語が加わります。
三つはそれぞれ個別に展開していきますが、最後には一つの物語となっていく仕掛けとなっております。
もうね、これ書くのが大変でした。
三十三万字オーバーです。
だって三つの話が入ってるからボリュームも相当です。
さらに謎解きというか伏線を、三つの物語にばらまいているので、そこを組み合わせていくのがまた大変でした。
ついでに言うと、この三つの物語を単独でも成立するように構成を考えるのがまた大変でした。
あとはとにかくエピソードですね。
キャラクターの特徴が最大限に生きるシチュエーションとエピソード。
そんなことをアレコレ考えて書いていましたが、これがまた大変で……
しかしですね、それだけの甲斐はあったと自分で思える作品でした。
大変だけど、書いてて楽しかったし、書き上げた時の喜びも達成感もありました。
連載していた時に頂いたコメントがどれだけ励みになったことか!
その期待に応えたいな、と何度思ったことか!
連載する楽しみをすごく感じたのもこの作品が思い出深い理由の一つです。
ついでに言うと、連載中にリレー小説が始まって、妙に盛り上がったのも楽しい思い出です。
その節はみなさん、本当にどうもありがとうございました。
今でも大事で大切な想い出です。
で、連載は終わりましたが、完結作品となってからもいろんな人に読んでもらっております。
そうそう、カクヨムのピックアップにも載りました。
と、思い出話と自画自賛はこの辺にしておきましょう。
とにかく時間があったら読んでみてくださいね!
無理強いは決してしませんが、読んだ人それぞれが、ちょっと何かを考えるような、そんな作品になっていると思います。