はい。続きです。
ということで第四回目のテーマは……
【レター】
前半のお題パートで手紙(もしくはメールでも。狼煙とモールス信号はむずかしいと思う)を提示します。
後半パートで返事の手紙を書いてもらいます。
この前半パートはかなりばらけた内容と書き手になると想定しています。
というのも、前半パートもいくつかは参加者から募集する予定だからです。
自作で連作展開する場合は、不特定の手紙が集まる、というシチュエーションやキャラクターを考えていただいた方がいいかも。
もしくは、前半パートを作品世界に合うようにどんどんと改訂していただくのがいいかと。
まぁ今回は手紙への返事なので、単体でも参加しやすいのではないかと思ってます。
コメディーになるか、シリアスなものになるか、正統派ロマンスに、ミステリーか。
返事を書くことで世界が浮かび上がるようなものになったら面白いんじゃないかなと。
例えばラブレターの往信に対し、その返信の中でどんな物語が生まれるのか、又は眠っていたものが掘り起こされるのか。
やたら丁寧なオレオレ詐欺の手紙、その返信にヒネリを加えてコメディーにしてみたりとか。
今回のテーマにしたもう一つの理由としては、作品の中に手紙を登場させるのって、実はいい手法だと思ってまして。
手紙って対話がない分、自分の素直な気持ちなんかを吐露するいいアイテムなんですよ。
私もアトランティスとか、ボーイズダイアリーで手紙のシーンを書いてますが、どれもいいアクセントになったと思いました。
ちなみに今回は余裕をもって一週間から二週間のインターバルで考えております。
これを機に、また皆さんと楽しい時間を過ごせるといいなと思っております。
ということで、練習がてら参加検討中の皆さまに一筆したためます。
※※※
【Dear 小夜鳴鳥たち(ナイチンゲールズ)】
今日は完璧な半月が輝いているね。
完璧な暗黒と煌々と輝く月の光はまさに僕達の世界そのものだ。
そんな美しい夜だからこそ、僕は君たちサヨナキドリを招待することに決めた。
創作という悪魔にからめとられた哀れな小鳥たち、今宵から月が満ちるまでの間、僕と一緒に夜空を駆けるのだ。
空を見てごらん、月は金色に輝き、暗黒の夜空はどこまでも深く広大だ。
でも恐れることはない。
今や世界中の鳥かごの扉は開かれた。
暗黒の半月を目指して飛んでおいで。
僕はそこにいる。
僕はそこで君を待っている。
※※※
みたいな感じで様々なタイプの手紙が提示できれば面白いかなと。
今回はダークな感じで前半部にしてみました。
良かったらちょっと返信書いて練習してみませんか?
コメディータッチで断りの手紙なんかも面白いかも。
ま。いつもの通り、無理強いはしませんのでお気軽に遊んでくださればと。