• 現代ドラマ
  • 現代ファンタジー

【モノカキ告解室】『地の文』と『会話文』について 5/9 追記

5/9 追記

今回の告解室、初書き込みしてくれる方が増えました!
いろんな意見が聞けるのはやっぱり楽しいですよね。
ちなみに書き込みはどなたも参加オーケーですし、敷居も高くないですよ。あまり構えずに気軽に書き込んでいただければと。

これまで告解室シリーズでいろいろやってますが、今の所特に問題となることもなく来ているのは、ひとえに皆様の真剣さのおかげと感謝しております。

今後も楽しい意見交換の場となればいいな、と願っております。
基本は自分はこんな感じです、というスタンスで書いていただければいいと思います!


5/5 久しぶりの告解室です。

ここの所はアトランティスにかかりきりなのですが、文章を書いていて気になるのがこの地の文と会話文のバランスです。

単純に読み手とすれば、会話文はスピード、リズムよく読むことが出来ます。一方で地の文ではよほど読みやすくないとブレーキがかかります。
もちろん地の文には情景描写や心中描写、説明など、細かな情報が入るわけですから意識して読んでしまうのは当然かと思います。

理想的なものは、会話文がつながり、地の文がリズミカルにその間に挟まっていく感じ、です。
このあたり、皆さんも同じように思っているのかがまず疑問です。

会話文が続きすぎる、地の文が続きすぎる、どちらもあまり良くないような気がするんですよね。
ちなみにこれは自分で書いている時の感覚です。
地の文続き、会話文続きでも、楽しく読める書き方をする方は大勢いますしね。

とはいえアトランティスは伝記という体裁のため、地の文が延々と続く章も出てきていますし、会話が混じる事自体が不自然だったりもするわけです。
でも読んでいてつらくならないのかな?と不安になるわけですね。

一方で会話文が続きすぎると、やはり情景・心中の描写が弱くなり、キャラクターに厚みが欠けてみたり、それこそ作者に代わってセリフを喋っているだけ、のようになりそうな気がします。

会話文ではないものの、アトランティスの場合は主人公が思いを語るほど、作者である私がセリフをしゃべらせているだけ、つまり主人公自らが発した言葉ではないような、そんな不安が持ち上がります。

ちょっとタイトルと離れてきましたが、要は会話文と地の文はうまくつながることで文章や物語がよくなるのでは?と思っているわけです。

そのあたり皆さんはどう考えていますか?
またこの地の文と会話文のリズムをよくするために、心がけていることなどありますか?

というようなことを切実に聞いてみたい!
ご意見いただける方、もちろん長文オーケーです。
お気軽に書き込んでいただけると嬉しいです。

追記
月ノ瀬さんのコメントで思ったのですが、皆さん書くときは地の文と会話文の割合をどんな感じで入れたいと思っていますか?
ちなみにわたしの場合は、地の文60対会話40くらいが理想です。

36件のコメント

  •  こんにちは。
     また、興味深い内容ですね。
     私は、これがダメな人です。地の文と会話文が仲良くしてくれません。
     地の文が好きなんですが、地の文が会話を邪魔しちゃっているなぁ、と思うことがしばしばです。地の文が出しゃばっちゃって、勢いを削いでしまっているんですよね。
     ついでに会話文が苦手。遣り取りが不自然になってしまって、推敲するたびに書き直している感じです。

     地の文は「ひとりの思考」で、できているような気がします(情景描写なら神の思考?)。どんどん、自分の考えを綴っていけます。
     会話文は「会話に参加している人数分の思考」を、誰かがひとこと発言するたびに、それを聞いていた人がどういうふうに感じたか、を考えていかなければいけない気がします。

     なんてことを考えたのですが、それなら「ひとりの思考」を素直に綴っている地の文のほうが読みやすくて分かりやすいはずなんですよね。
     けど、実際には会話文のほうが読みやすいと言われています。

     混乱してきました。
     もともとの関川さんのお話からずれている気がします。すみません。
     そういうわけで、私も皆さんのご意見を聞いてみたいです。
  • このたびは、私の近況ノートにコメントをいただき、ありがとうございした!

    さて、『アトランティスのつまようじ』、楽しく拝読しております。
    特に地の文が読みにくいということは感じないです。

    私は、どちらかといえば「地の文」が好きな読み手です。
    これまで読んできたものの中でも、印象に残る、きらりと輝く言葉の多くは、地の文です。
    人それぞれ、小説に求めるものは違いますが、私は風景や心情がダイレクトに脳裏に浮かび上がるところに、小説の良さがあると思います。
    漫画も好きですが、イラストにより様々な情報が視覚化されているので、想像力という意味では小説の方が楽しめると感じています。

    印象画や映画の背景から制作者が作品に込めた世界を感じ取るような経験ができるのは、地の文だと私は思いますし、自分の作品でも、そこに注意を払っているつもりです。

    もちろん、会話文のクオリティ向上にも大いに興味がありますが。

    以上、抽象的で冗長な文章、失礼いたしました。
    これからもよろしくお願いします。

    スリーアローズ
  • 月ノ瀬さんへ
    コメントありがとうございます!

    地の文が一人の思考、会話文が複数の思考は考えたことがなかったですが、まさにその通りですね。
    そのうえで会話文が読みやすいのは、もっと感覚的なものだと思いました。なんというかラジオ的な親しみやすさ。人の語る言葉は単純に聞きやすい。
    一方で地の文は解説的、マニュアル的な感覚という先入観があると思いました。面白く書かれているマニュアルってないですからね。でも説明するという目的からすれば、まさにマニュアルかなと。

    スリーアローズ様
    お久しぶりですね!祝帰還!

    地の文が好き、というのもわかりますね。
    そういう小説はなんといっても印象に残りますよね。
    自分の中になにか別の世界をつくってくれるような感覚というか、とにかく本を読んだ!という醍醐味のようなものがありますよね。
    これは会話文で成し遂げるのは難しそうな話ですよね。
  •  読みやすさは言葉遣いの差、確かにそうかもしれません。
    『アトランティス』が読みやすいのは、地の文とはいえ、語り口調だからなんですね。
     なるほどです。

     追記について。
     地の文と会話文の割合ですか。
     理想がどのくらいかは、分からないのですが、ちょっと興味深いデータがあります。

     実は自作(『デヴァイン・シンフォニア』)をツギクルというサイトで分析してもらったことがあるんです。その分析項目の中に「地の文とセリフの割合」がありました。
     その結果によると「7:3 でセリフが多い」んだそうです。
     私は、圧倒的に地の文が多いと思っていたんですが、違ったんです。台詞で状況の説明をしていたからでしょうか。(他の分析結果も、いまいち納得出来ないものが多いので、分析が正しいかどうかも微妙なんですけどね)
     だから、ひょっとしたら、地の文と会話文の割合が「読者には、どのくらいの比率に感じるか」と、機械的に測定した結果は違うのかもしれないな、と思いました。
  • 月ノ瀬さんへ
    アトランティスの地の文が語り口調……たしかにそうでした。
    読みやすいと思っていただけているようで一安心です。

    さて割合の話ですが、月ノ瀬さんのデヴァィン・シンフォニアは印象的には地の文と会話文5:5の印象でしたね。それも意識的に会話文を多く取り入れている感じがしました。本来的には7:3くらいの方が書きたい感じかも、と思いました。スタートラインの感じですね。
    もっともテーマ的にアクションと文学的で違いますが……

    それにしてもそういう分析がある事自体、関心の高さがうかがえますね。
  • せっきー! やっほー*´▽`)/~~
    とノリノリに登場です!ウフフ。

    この度は、『恋する六等星』をお読みいただき、ありがとうございました。
    素敵なコメントとレビューまで頂けて、とても幸せです♡
    ノートへも足を運んでくださって、ひらひらは感無量!
    いや本当に真面目な話、いつも素敵な言葉で作品をお褒め頂き光栄です。
    せっきーがどなたかへのコメントで、『女の子が可愛い』と書かれているのを見て、私もせっきーに、ヒロインが可愛いと言ってほしかった!(笑)
    今回はそのお言葉が頂けたので、もうそれだけで大感激です(*´ェ`*)
    ありがとうね!

    これまた興味深いお題で、皆さんのお話もすっごくためになります!
    自分の文章はなかなか客観的に見るのが難しくて、でも私は多分、地の文が結構な割合を占めてしまっているのではないか……と思います。
    7:3くらいかもしれない。会話文はテンポが良いと分かってはいるのですが、何か落ち着かなくて、もう少し続いてもおかしくはないかな……と思うのに地の文を挟んでしまう。どうしてそういう台詞がでてきたのかっていう心の動きを、可視化しないと不安なのかもしれません。唐突に見えたら『何でかな?』って読む人の思考がストップしてしまうかな、と。それをしないで自然な会話文が続けられたらきっとそれが一番素敵なことなんだろうなと思います。
    それでもブレーキがかからないように、なるべく気をつけてはいますが、私の文章は全体的に重いと、最近凄く思ったりします。
    出来れば直したいので、これはもういろんな作品を読ませていただいて勉強するしかないですね。

    地の文が多いので、地の文のテンポに関しては多分結構気をつけていると思います。
    特に言葉の末尾ですかね。でもきっとこれは、皆さん同じだと思うので……私からは何の情報もご提供できず、申し訳ありません(。_。;)
  • ハーイ!ひらひら!
    とすっかりフレンドリーかつネイティブな感じでご挨拶してみました。
    といいつつ、やっぱりテレが……

    そうそう、ひらひらの最新作「恋する六等星」に出てくる事実上のヒロイン羽橋結がなんとも健気で可愛いんですよ。するりと懐に入ってくる感じがなんか可愛いんですよ。

    短編ですのですぐ終わってしまいますが、皆さんにもお勧めです。

    が、お勧めするのはもう一つ理由がありまして、平原さんの書く文章は地の文と会話文のバランスがすごくいい気がするんですよ。
    特に会話文に挟み込んでくる文章が、リズムとか語り口とか、ついでいうと長さもなんとも読みやすいんです。
    会話文を邪魔せず、ちゃんと補足している感じです。
    こういうところ、ホント見習いたいといつも思ってます。
  • おはようございます。
    先日は近況ノートにお越し下さりありがとうございました。
    会話文と地の文の問題厄介ですよね。
    書いたのはいいものの、伝わるかなこれと不安になるのはしょっちゅうです。

    リズム感大事ですね。
    私は物語の性質上、会話文に気を遣って地の文を書いているような気がいたします。
    その比率は一概にはいえませんが、それでもやはり地の文が優勢でしょうかねえ。
  • 運昇さま、コメントありがとうございます!
    リズム感大事ですよね。
    わたしの場合は、一人称では比較的リズム出しやすいですが、三人称になると途端に膠着します……
    本当に会話と地の文がリズミカルにつながっていくのが理想ですね。
  • モノカキ告解室にお邪魔するのは初めての叶です。皆様宜しくお願いします。

    あまり人様に持論を語れるほどの経験はないので、そんな奴もいるのか、程度で聞き流していただけると幸いです。

    『地の文』と『会話文』について、実は私も凄く悩んでいたのですが、最近になって、あまり気にしなくても良いのではないか、と感じるようになりました。

    比率でいうと、ラノベなどでは『会話文』が30%以上ないと読みにくい、という話を聞きます。これはもちろんトータルでの話ですが、これのバランスが大きく狂うと読みにくい、というのは確かにあると思ってます。
    (比率のチェックについては、ライトノベル研究所というサイトに専用のチェッカーがあったかと)

    逆に『会話文』が多すぎても読みにくい、と言われることもあり(誰の言葉なのかがわかりにくくなる)やはり7割超えるとまずいようです。

    いずれにせよ、比率が極端になってくると読みにくいと感じる人が増えるのだな、と感じております。

    逆に、それぞれ30~70%の間に収められるのであれば、問題ないのではないかな、と(もちろん内容、ジャンル、人称、視点、キャラクターの強弱に応じたバランスは取る必要があるかと思いますが)。


    ただですね……

    このあたり読む人によって評価がかなり変わってくるようで、捉え方も人によって全然違うんだな、と最近思うようになりました。地の文多めが好きな人と会話文多めが好きな人に分かれるようなんです。なので、全体でその範囲に入っていて、よっぽど極端な作りでない限り(前半は全て会話、後半は全て地の文とかしない限り)許容範囲なのではないかな、と。

    むしろ会話にせよ地の文にせよ「面白くない展開」が続くのがまずいんじゃないかな、と。

    また、物語が中盤以降に入ってくると、それまでの展開の背景から読者も理解してくる部分が増えるので、多少バランスを欠いても平気なのかな、という気もしています。

    リズム的には序盤はアイデアや奇抜な設定で目を引きつけ、中終盤にかけて徐々に会話を増やし、流れを殺さず、スピード感であっという間に読み切らせる、なんて芸当ができたら良いのですが、エピソードを細かく区切ることが前提のWebでそれを狙ってやろうとすると外すような気が……。
  • アトランティス最新話読みました。

    まさに二人の運命的出会い。直接やりとりしないのがまた、憎いねー!

    書くとこないので、ここに書きました。

    あと、告解室で勉強させてもらいますオッス!
  • うわ、長文になっちゃった! ごめんなさい
    ノベルチェッカーはこちらです。
    https://ranove.sakura.ne.jp/check.php
  • 叶さん、コメントありがとうございます!
    叶さんと言えば「時と霧の軌跡」ですが、最近ではトワイライトアレイシリーズを楽しませていただいてます。

    30パーセントの話は興味深いですね。それに読者で好みが分かれる以上あまり気にすることもないのでは、という指摘も納得です。
    文末の基本的な流れもまさに理想のパターンですよね。自分が読み手としてもこういう作品は面白く読めるパターンだと思いますし。

    アイデアと奇抜な設定……これが鬼門ですね。

    さらにノベルチェッカーのリンクもありがとうございます。
    ということで試してみました。

    最近気に入りの「モノノ怪クリニック」第一話は……

    会話文37% 地の文63%
    これはなかなかいい比率!

    そして最新作「アトランティス」の第一話は……

    会話文0% 地の文100%
    そうでした……そういえば、会話文なかったような(笑)

    とにもかくにも楽しい話題をありがとうございました。
  • ガラナさん、少し落ち着きましたかね?
    カブトムシのお味はいかがでしたか?

    ガラナさんの文章もたいへん読みやすく、テンポのいい会話がなんとも魅力です。
    ぜひ今回の話題も提供してください!
    ガラナさんの文章テクニック、個人的には興味津々です!
    皆さんもそうじゃないかな?
  • せっきー、ハーイ( ・∀・)ノ
    照れを捨て、バーンと登場!

    お褒めの言葉ありがとうございます(*ノ▽ノ)
    いやはや、こっちのが照れますっ。
    でもそんな風に読んでいただけたなんて、とても嬉しく感激しました。
    本当にありがとうございます(о´∀`о)

    皆さんお話、凄くためになります。
    アイデアと奇抜な設定……これは本当に難しい。私もこういうのをいつか捻り出したい!いつもベタになっちゃうから……(。>д<)
  • 関川二尋様

     こんばんは。お疲れ様です。
    先程は、近況ノートにいらして下さったばかりか、お祝いのお言葉を頂戴してしまい、恐縮致します。
    『モノノ怪クリニック』は、心温まるホラー部門の本棚に飾らせて頂きます。小判猫に会うために、山吹先生やクロコちゃんに会いに、またお邪魔させて頂きます。
    本当に、ありがとうございました。

     私も少々気になっておりましたので、ちょこっと参加させて下さい。
    地の文、会話文。正直、いつも迷いながらもその時々でバランスを取って書いている部分もあり、
    明確な対比を築きたいと考えていたりします。
    叶良辰様の仰るとおり、会話文が続くと誰が話しているのか分からないと実際に言われた事があります。
    それこそ、○○はこう言った。××は語る。
    それだけでも無駄な地の文(説明文)が増えてしまうので、
    話す面子を集めすぎない。誰が会話に参加しているのか強調する。
    会話文はこの点を注意しながら、会話文だけをダラダラ書かないように気を付けています。
     作者様によっては、地の文で会話、説明、心理・情景描写で文字ビッシリでも読みやすい作品を書く方もいらっしゃるので、
    これはこれで凄いと感じることもあります。

     文字数、行間でもかなり雰囲気も変わりますし、何より横書き横読みのWeb小説なので、本当に迷います。樹海です。
    お叱りを受けそうですが、
    私の書く文章は、サウンドノベルのゲーム感覚で読み書きしている部分は根底にあると思います。
    (特に、かまいたち○夜。流○り神など)
    こちらで、3:7のバランスなる情報も目にさせて頂いたので、目指したいと思います。

     今度は『アトランティスのつまようじ』に、お邪魔させて頂きます。
    長々と失礼しました。

  • せっきー、こんばんは。
    今読んでもらっている「幸せな時間たち」は、地の文が女子一人称でかなり砕けてるから、会話文っぽいの。会話の方は「表の麻耶」がしゃべるから堅いイメージがあるのと、今岡さんと麻耶のビジネス系説明っぽい長文になってるから、興味深い(?)ことに、会話文を入れれば入れるほど堅くなってテンポが悪くなるような気がしています(笑)テーマとはずれているかもしれないけれど、「渡りに船」みたいなコーナーがあったので、書かせてもらいました(おいおい)

    もともとボクの文章は堅めで、説明文っぽくなる傾向があるので、普段はできるだけ会話を入れて柔らかいイメージとスピード感を出すようにしています。描写が苦手なのが痛いんだけど、そればっかりは仕方がないから。
  • 八住さん、コメントありがとうございます!
    ちなみに次回からは様づけしなくてオッケーです!
    ちなみに八住さんと言えば「白の遣い手」。
    冒頭から独特の世界に引き込まれる作品です!

    さて、地の文と会話文の話ですが、会話文の連続でもちゃんとキャラクターが分かりやすい書き手の方も大勢いますよね。そうなると逆に地の文は余計!ということになりますよね。
    しかしそう言う展開ではない場合は……やはり複数でのワイワイ会話は避けたくなりますよね、わたしも全く同じです。なんとか1対1にもってくシチュエーションに引きずり込みます。

    ちなみに3対7のバランスは叶さんも言ってたように気にしすぎることはないのかもしれません、と思いました。じっさい八住さんの作品はいいリズムで書けているので、変にいじるのも怖い気がしますね。でも読みやすい文章を書きたいのは、大事なことですしね……その気持ちもよく分かる話ですね。

    結局試行錯誤の連続ですね。
    それこそ小説を書く楽しみでもありますし!
    前向きが大事!と改めて思ったりして。
  • RAYさんコメントありがとうございます!
    RAYさんは現在『幸せな時間たち ― 桜木麻耶は笑わない ―』を絶賛連載中です。面白いですよ!と宣伝もしておきます。

    一人称の地の文は会話文、というのはその通りですね。わたしの場合もたいていそうなっている気がします。そして一人称の語り口を柔らかくするほど、通常の会話文が固くなるのは私もすごく実感してます。
    なんか急にセリフを喋っている、しゃべらされている、というように書いていて感じることがあります(自分の作品の場合ですよ)。
    これはこれでなんとか地の文との調和を図りたいなぁと、思っております。

    ちなみにRAYさんの文章は固いと感じたことはないですよ。正確に書いているだけで、そのまま固いとはならないと思います。これはRAYさんの作品を読んだことのある人なら共通の認識だと思います。それに量も多いとは思わないですしね。

    ということでコメントありがとうございます!
  • おはようございます♩

    つばき、でございます。

    ま!
    難しいお話を皆さまされておいでですのね。
    勉強させていただきます。

    まったく無頓着に描いておりましたゆえ、途中でブラバされておったのですわね、拙作。
    読みにくい、それですわ。
    皆さまのコメントを拝読し、わたくしも比率を考えねばなりませぬ。

    あと少し論点は異なりますのですけど、会話を書いた後に「と、○○が言った」と主体者を特定させますわね。

    これを、会話だけで誰の発言なのかを、読み手のかたにわからせることができないかと、試行錯誤しております。

    「と言った」、「が口にした」、などあまり続くとイヤにはなりませぬかしら?

    あら、わたくしだけかしら……

    文章を紡ぐのは、本当に難しゅうございます。

  • つばきさん、コメントありがとうございます!
    つばきさんは無頓着に書いていてもしっかり読みやすいです。かなり読み直しと推敲をされている気がしますね。

    会話文のあとの「…と言った」は確かに気になりますね。
    なんか続くと書いていて嫌になったりしますよね。でも複数の場合はそれこそ書かないと混乱する場合もありますしね。
    これは皆さん同じ悩みを抱えているのでは?と思います。

    セリフで区別つけるのも手ですが、これもまた現実的な物語の場合は、難しいんですよね……
    あたい、とか、オラ、なんて自分で言う人少ないですよね……
    それに語尾で、ヤンス、とかザマスも現実には少ないですし……
    ちなみにヤンスはかつて一人だけ自然に使っている人にあったことがあります。年配の方でしたが。

    この辺も別話題にしてもいいくらいですね。
  • お言葉に甘えまして参加しに来ました。
    純文学的な作品なら、一見無駄にも思える会話を散らしてメッセージ性込で整える事が大事なのだろうと思います。

    しかしライトノベルでの会話は文章9:会話1、若しくはそれ以下で良いような気がします。リズムやテンポはどう理屈をこねても必要だと思いますし、その流れで物語の色をつけるにも、やはり会話は邪魔です。重要な会話だとかよく聞きますが、重要な文書で補えるどころか、その方が厚みが増すと考えるからです。かといって全く無いなら、ただのモノローグ的なオナニーになってしまうので、リズムを切るのを覚悟で挿入する勇気も必要だとは思いますが……。

    とは一応書きましたが、究極的には、大多数の人が読んで「もう一度読みたい」「あれを読んだんだ」と、胸を張って言える作品作りが一番であると思うし、そうなると読者個々の好みに寄せていくしかなく、そんな器用なことはできないので、その時、その時代に受け入れられている人気作品の作風を探るのが我々素人には一番の早道だと思います。どれだけ自分が芸術家だ芸術作品だと喚いても、読まれないことには始まらないと思うからです。結局、ファッションと同じで数学的な答えなんか無いと私は思っています。(あ、乱文になってしまった気が…)
  • お招きいただきありがとうございます。
    私の場合、会話が続きすぎると不安になります。地の文が続く分には、特に不安は感じないですね。
    私はもともとは漫画を描いていたので、小説では地の文が絵、会話はもちろんふきだしにあたるイメージです。
    なので、会話ばかりが続くということは、まったく絵が存在しない状態になっちゃう感じがするのです。
    会話をしているコマでも、必ず登場人物の顔や情景が存在するので、どうも会話だけだと落ち着かない。
    でも、小説書きはじめの頃は地の文の内容が思いつかず、会話だらけになってしまってました。
    後になって読みなおすと、小説としてスッカスカに見えたのです。
    リズムに関しては、会話と地の文のバランスというよりも、私の場合は推敲時に声に出して読んでみて、テンポが悪くないかを確認する感じです。
    この辺は人それぞれだと思うのですけど。
  • さつきまる書き込みありがとうございます!

    文章9 会話文1 ライトノベルでもコレで十分。読んでみるとなるほどと思うことばかりですね。まぁ実際そんなに会話しまくるということも実生活ではあまりないですしね。それに会話ってあまり重要な事話さないのも確かですよね。

    それ以上に心の動きのほうがよっぽど深く流てますよね。

    そういえばフェアリーウェイトも由美子も、面白いのは心中描写であり、ストーリーの根幹もそのあたりにありましたね。

    そして大事なのは心に残る作品作り、まったくその通りです。
    それも読まれなければ寂しい話ですしね。
    ま、このあたりの話はまた根深いとこに入っていきますね……
  • 我那覇さん書き込みありがとうございます!

    漫画的な視点で考えると、会話は吹き出し、地の文は絵!まさにそうですね。そう言う意味では会話文だけでは、たしかに物語が成立しづらく、絵のない漫画は寂しいものですよね。

    そういえば絵だけの漫画もありますが、あれはあれで相当な画力とか表現力が必要な気がしますね。

    そう言う意味では吹き出しに入るくらいの会話文、量で十分という感じもしましたね。

    ちょっと違った観点で物語の作り方を見せていただいた気がします。
    ありがとうございました!
  • ごめんくださいまし~……
    いつだって心は初心者(と言えば聞こえがいい)素人感満載の如月でございます。

    さて、叶さんの添付されていたチェッカー、使ってみました。
    7:3~6:4くらいで台詞が多かった……。
    うをう、ここでも素人感満載データが!
    しかも地の文さえ「心の声」なもんだから、殆ど台詞だよっ、如月っ!
    なんかもう、芝居の台本? というくらい台詞だよ……(沈)

    そ・れ・が、本になっちゃう時代なんだなというのもある意味興味深いデータではありますよね(『いち癇』なんかそれで本になっちゃったし)。
    今は「テンポの良い会話」がウケるんだそうですね。私は個人的には『賢者の手』みたいな感じのが好きなんだけど。
    とりあえず自分に書けないものは書ける人にお任せして、自分は自分に書けるものを書くしかないと開き直ってます。

    あ、遅ればせながら『I my me mine』へのレビュー、ありがとうございました。「嵐と木の葉」という例えがツボに入りました。
  • 如月さん、ようこそおいでやす(京都はこんな感じですかね?)

    チェッカー使ってみましたか!そして会話7!
    やっぱり如月さんの魅力はキャラクターの軽妙な会話劇ですもんね。
    さらに今回の新作はカギカッコなしのLINEメッセージのやり取りもまた多いですしね。ほとんど会話と、脳内会話がメインですね。
    そしてそういう話はやはりガーッというテンポが出ますね。

    そしてテンポの良い会話という新たなキーワード……
    これ、苦手な人も多いと思うんですよね。
    私もそうです……
  • 文章が足りないと感じたので再度お邪魔致します。
    良い例が、有りましたので平原様、失礼いたします。
    上記でもお話にあった「恋する六等星」ですが、読んでみて解るように会話文が多く使われています。
    ただし、これも読んでみて解るのですが、無駄な会話が一切ありません。
    風景描写の補完、情景描写の補完、文章から文章へと橋渡しをする血液。驚くべきはそれを辿る事、要するに導線を辿るうちにビジョンが浮かび上がるように書かれている点です。
    これは計算して書かれたものなのかどうなのかは本人でないので分かりませんが、私にはこの美しい数式にも似て回答へと導く方程式が書けません。
    なので要は配置、分散、補佐を担える氏のような会話文が書けるなら、会話7:文章3でも何ら不自然ではないという事です。
    この追加文を経て、前回の〆である『ファッションと同じで数学的な答えなんか無いと私は思っています』につながります。
    文足らずで申し訳ありませんでした。
  • さつきまるさん、再びの書き込みありがとうございます!
    (ひょっとして私のコメントがよくなかったかも、ざっくり書きすぎましたね)さて、それは反省して忘れるとして。

    平原さんの文章は本当に流れるようで、なんか心地いいんですよね。
    さつきまるさんが書いているとおりです!

    まさに書き方は人それぞれ、読む方の好みもそれぞれ。
    正解のバランスはないのでしょうね。

    いろんな意見があってこういう話題は楽しいですね。
    ほとんど苦労話ばかりですが(笑)
  • この高尚なノートにコメントをするのは大変恐縮ですが、アホな意見も優秀な作者ならば経験値になると思いコメントさせて頂きます。

    地の文と会話文の割合については、時代の流行が前提になると思います。ネット用語のように「略ry」や「微レ存」などのネットに触れなければ理解できない感覚。「全然」の意味が一世紀の間に意味が逆転したり、「ヤバイ」という言葉が若い子達の間ではリスペクトする意味で使われたりと単語だけを見ても変化が激しいと思いました。

    これが文章の割合となりますと、もっと複雑な構成になると思います。

    しかし、「興味をそそり面白い作品」と「地の文と台詞の割合」は無関係に感じます。

    身も蓋もない事を言ってしまうアホな奴ですが、登場人物(主人公が大事)や世界観に魅力がなければ地の文章も台詞も台無しだと思いました。

    では、魅力ある人物とは? これもまた流行になってしまいますねw

    乱筆大変失礼いたしました。
    (生温かい目でスルーしてください。削除してください)
  • ゆうけんさん、コメントありがとうございます!
    この告解室、まったく高尚ではないのでいつでもお気軽に。
    ただただ自分はこうだよ、こう思うよ、と長くつぶやくノートです。
    だからもちろん削除なんてしませんよ!

    地の分と会話文の割合が流行にもよる、のも納得ですね。
    出版経験者の如月さんも言ってましたが、テンポの良い会話が主流、もまたそういう事だと思いますね。

    一方でそれはそれ、自分の書きたいもの、読者の好みもまたそれぞれ。
    これもまたわかる話ですよね。

    そしてネット用語も面白いですよね、さらに絵文字を使う人もいるし、さつきまるさんみたいに中二言語を駆使するパターンも面白いですよね。そういう意味では、表現の選択肢はますます混沌化しているのかもしれません。

    「ヤバイ」もすごい言葉ですよね。
    笑い話で、とある鮨屋にギャルが二人現れ、あまりのおいしさに
    「なにこれ、ヤバイ」「超ヤバすぎっ!」
    なんて会話していたら板前さんに
    「鮨屋なんでやばいは勘弁してください」
    と言われた話がありました。

    乱文でした……
  • 相良壱さんこんにちは!
    相良さんといえば現在『世界の果てで『リサイクル♻️ショップ』始めました』を読ませていただいてます。とにかく読みやすくて、コメディー全開で、なにか熱い作品です。

    今回のご意見うなずくことばかりですね。
    キャラクターに喜怒哀楽は私も常々考えています。会話の中だけには限りませんが、四つのシチュエーションを作りたいとは思ってます。

    そして物語の構成もまったく同意見です。
    特にシュッとすぼまるエンディングは好きですね。

    さらにスティーブンキング!彼の文章は本当に読ませるんですよね。リズムもいいけど、とにかくパワフル。ああいう調子で書けたらどんな作品も楽しく書けそうですよね。

    ということで地の分と会話文、やはり作品に合わせてうまい使いわけが必要、まさにこれにつきますね。
  • 関川様
    久々に告解室にお邪魔させていただきます。
    地の文と会話文は非常に悩みますね。
    会話文だけでつなぐのはあまり好きではなく、かといって地の文を挟んでしまえばテンポが悪い……なので私は二つを意識しております

    ①二人の会話時、それ以外の人間が入ってきた時
     二人での会話であれば誰が喋っているか明瞭ですが、第三者が入るとこんがらがるので
    「一人目」
    「二人目」
    「一人目」
    「二人目」
    「三人目」
    地の文
    みたいな形をしています

    ②セリフに「感情の色」を付けたい時
    一人で滔々とセリフを語っている時でも、表情やタイミングなど「感情」が変化した時に入れています。そうすればそのセリフがどんな気持ちで言われているか、また文節がいい感じになる……気がします。

    まあ、意識しているだけでできていないことも多いので、私は毎度頭を悩ませております。
    因みに比率は50:50にしようと意識しています。が、どうしても場面によって偏ってしまうのはありますね。アクション面は地の文が多く、対話は会話文が多く、と。

    そんな感じで!
    長文失礼いたしました
  • 狼狽さん、こんばんは!(お互い様づけなしでいきましょう!)

    狼狽さんといえばJustice Breaker!わたしも大好きな作品で、ひそかに専用感想スペースを作っていただいてます。もちろん面白い作品ですので、皆さまもぜひ!

    ということでコメントありがとうございます。
    すごく具体的な例をありがとうございます。やはり結構、考えたうえでの文章の積み上げ方でしたか!実際狼狽さんの作品は会話がこんがらがることはないです。リズムもいいですしね。

    そして「感情の色」。まさにこの表現ですね。どんな調子で話しているのか、それもまた会話に挟む文の大事な表現ですよね。それが変化してるときに入れることで印象付けられる。
    考えてみればみるほど、なるほどなぁ、だから読みやすいのか、と納得することしきりです。

    比率は50対50を意識。実際の印象でもそれぐらいですね。
    今度はアクションシーンの書き方の秘密も知りたいです!
  • > 関川さま

    こんばんは。エディ・K・Cです。
    拙作『明日香岬の~』に素敵なレビューをいただき、ありがとうございます。
    また、ぜひ関川様の他の作品も徐々に拝読させていただきたいと思っています。
    よろしくお願いします。

    ところでこの近況ノート、凄いことになってますね……まさに壮観です。
    僭越ながら私の場合を述べさせていただくと、あらかじめ比率を意識して書くということはしておらず、文章が平坦にならないように緩急を重視して書いています。(あ、話が終わってしまいました(ー ー;))
    なお、どこかの小説指南書では「とくにこだわりがないなら地の文7割、会話文3割を意識すれば問題ない」みたいなことが書かれていたように思います。
    ほとんど意識しているつもりはないですが、結果的にはそのくらいになっているような気もします。
    話が変わってしまうのですが、私が小説を書くにあたって一番意識しているのは、突き詰めれば「エモーショナルであるかどうか」です。情景描写、心理描写、会話文を織り交ぜて、どういう書き方をしたら読者の感性を揺さぶることができるか。それが永遠のテーマです。
    えー、完全に話が逸れてしまいました。申し訳ないですm(_ _)m
  • エディさん書き込みありがとうございます!
    意識するのは話の緩急、これもまた大事ですよね……これがうまく出来ると物語の中に大きなリズムが生まれるんですよね。

    そして物語に求めるものが「エモーショナル」、これは私も全く同じ意見です。
    私がそもそも物語を書きたいと思ったのは、まさにこれでした。当時スティーブンキングが好きで、シャイニングを読んだ時です。その怖さにパタッと本を閉じたんですね。文字を読んだだけなのに、実際に本を閉じてしまった……これはすごいことだな、と思いました。そして自分もこんな物語を書いてみたいと思ったのです。
    もっとも今の作品はホラーからはだいぶ離れましたが、原点はやっぱりそこなんです。
    そして今は文字で笑わせたいな、と変わってきましたね……
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する