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【モノカキ告解室】物語の作り方の部屋

ここの所創作の話をノートなどでする機会があり、
私の場合の書き方をちょっと整理して載せておくことにしました。
()の中は若君を例に

①まずはアイデア、テーマ これは降りてくるのを待ちます。漫画、映画、アニメ、ボーッと見ながら、ストーリーやキャラクターの何を変形させると自分的に面白いかを考えます。
(吸血鬼に血を吸われるではなく、与えるというところがスタート。その場合、本来は被害者が逆に吸血鬼を支配できるのでは?と)
②メインキャラクターの配役。いろんなパターンをとにかく考えつつ、しっくりくる配役を待ちます。
(ここで若君とさつきのキャラクターを大まかに、その過程で武将、中学生、さつきの家族など考察、物語を進めるうえで目的のあるキャラクターも考える)
③起承転結を意識したストーリーを考える。
(キャラクター設定が終わった時点で、出会いの「起」、問題が大きくなる「承」、それが終息する「結」のイメージはできている)
④問題なのは「転」ここがいつも難しい。主人公たちは自ら動くにせよ、ひきずられるにせよ、読む人が次どうなるんだろう?と思わせるような展開がほしい。ここはあとで考える
(町中を巻き込む吸血鬼騒動はかなり後で思いつく)
⑤ざっくりと何が起こるかを時系列にそって箇条書き。これがプロットになると思うのですが、かなり荒い。それに書き始めるとほとんど役に立っていないので、頭を整理するためだけに書く。
⑥ちょっと書き始めてみる。とにかく書いてキャラクターのイメージを固める。どんなふうに話すとか、性格とか、容姿とか。それが収まるまでは何度でも書き直す。
(さつきの冒頭の語り口も何度も書き直した。「わたし」ではなく「あたし」とか、自分のことを語るシーンとか、この段階で固めてしまう)
⑦ここで流れが出来たら一気に続きを書く。書きたいシーンを中心にとにかくエピソードを積み上げる。書いているうちに思いつくこともたくさん。また書きづらいシーンは書かない、か、新たな登場人物を追加してとにかく自分が書きあきないようにする。
(おばあちゃんが二人登場するのもこのあたりの理由)
⑧かけてきたら状況整理、より細かい設定、矛盾点、物語の大体の進行を考える。そのうえで先頭に戻り、必要なところを書き直し、伏線などを追加する。この時点で「転」の展開が見えてくる。
(藤原君や静香さんの事故のエピソードなど)
⑨時系列に沿ってエピソードを積み上げる。ここでは章ごとにも起承転結を意識して書く。が、これはなかなかうまく書けない気がする。とにかくあとは文章のリズムを良くして、つらつらと読みやすいように書いていく。
⑩エンディングは常に明るいものにする。自分的にこれが大事。そこに至るように、このあたりはちょっと感情的に書く。
(最終章さつきの父の登場シーンとか、エピローグで若君が病院に現れるところなど)

こんなとこですかね。つまりプロットはあってないようなもの、基本的にキャラクターが動き出すのを待って、彼らの手綱をしっかりと誘導すること。
整理してみるとそういうことのような気がしました。

さて、みなさんはどんな感じで書いてますか?
良かったら長文オーケーですので、秘密を明かさない程度、障りのない程度でコメントあると嬉しいです。

12/12
皆様、貴重な創作の秘密の書き込みありがとうございます。
今回は皆様同士で気軽に読んでいただこうと思っておりまして、本来個別にお礼に伺うところですが、控えさせていただきます。
ということでここでまとめて

皆様本当にありがとうございます。

私宛の質問などもノートの中で答えたいと思います。

やはり人がどのように作っているかは、私だけでなく皆さん関心が高いようです。もうちょっとテーマを絞って(例えば情景描写について、とか、伏線の作り方と撒き方とか)別のノートを作るのもいいかもしれないなどと、思いました。
それにしてもこういう話はするのも聞くのも楽しいですね!
 

20件のコメント

  • こんにちは~♬
    つばき、でございます。

    はは~ん、これが関川さまのいわゆる「企業秘密」でございますのね。
    これは大変参考になりますわ。
    ありがとうございます。
    特に御作「若君は吸血鬼」をわたくしのように読了なさったおかたには、
    よくご理解いただけるのではないかしら。

    わたくし、つばきの場合は、ま~ったく参考にはなりませぬ。
    え? それでもいいとおっしゃいますの?
    関川さまの、そのちょっぴり強引なところ、わたくしは好きでございますわ、ポッ♡

    キャラクターありき。

    これだけでございます。

    プロットって、なに?
    の世界でございますわ。


    ね、パーフェクトに参考にはなりませんでございましょ。

    とにかく、徹底的にキャラクターを作り上げますの。もちろんビジュアルも大事。生い立ち、家族関係、家庭環境、はもちろん、趣味嗜好、性癖(あ、これはジョークですわ)にいたるまで。
    それが自身で納得できましたら、あとは放っておきます。
    すると、あら不思議。
    寝ても覚めてもそのキャラクターが、わたくしに話しかけて参ります。
    あ、これは別にわたくしがサイコパスだとか、多重人格だってことではございませんのよ。多少はそうした素養はなきにしもあらず、ではございますけど。うふふ。

    「あら、わたくしを生み出されましたのに、早く動かしてくださいな」
    「ボクはじっとしてると、他界しちゃうんだぜ、だぜえ。回遊魚だし」
    「おうおう、何をボサッとしていやがるんでえ!」
    などと四六時中お構いなしに要求して参ります。

    そうなりますと、あとはどういう物語にすれば生き生きと動いてくれるのかしら、とキャラクターを活かすお話をば作り出します。

    ですからストーリーが先行することは、ほとんどございませんの。
    キャラクター至上主義、などと大それたものではございませんけど、そんな感じでございます。

    え? やはり訊かなきゃよかった、とおっしゃいますのね。
    失礼いたしました♬
  •  こんばんは。月ノ瀬静流です。
     面白そうな話題ですね。
     ちょっと遅くなるかもしれませんが、あとで、ぜひ書かせてください。
     また来ます!
  • こんばんは。紺藤香純です。
    面白そうな話題ですね。
    私も加わらせて下さいな。

    紺藤の小説の書き方は、関川様と高尾様の方法を足した感じです。


    「良いアイデアがないかな?」とアンテナを高くして日々を過ごしています。
    そうして引っ掛かったことを少しずつ頭の中で練ることが多いです。
    しかし、「凪之比売」は例外でした。この作品は、眠っているときに見た夢がベースとなっています。そのシーンは未だ公開していないので、詳しく書けません。

    Ⅱ 
    キャラクターを考えます。
    キャラクターの作り方は高尾様とほとんど同じかもしれません。
    ビジュアルは、俳優や声優が基になっているものが多いです。
    「凪之比売」の「日下英(くさか あきら)」というキャラクターは、結構考えました。『日下英の作り方』という近況ノートが書けそうなくらい。


    ストーリー、キャラクターを練ります。
    車の中や、フィットネスクラブのランニングマシン使用中に頭の中で練ることが多いです。
    車の中では、キャラクターのイメージの曲をひたすら聴いています。
    でも、交通安全でいきます。


    資料探し&読み込み
    Ⅱ、Ⅲと平行して行います。
    不思議なもので、欲しい情報は自然と集まってきます。テレビ番組からももらっていますが、番組名を挙げても大丈夫なのでしょうか……?
    陶芸の本は5冊ほど読みましたが、足りない感じがします。
    茶道具のカタログは捨てなくて良かったと心の底から思いました。立派な資料ですから。

    その後は、関川様の⑥以降のような感じです。
    最後は大雑把になったしまって申し訳ありません。
    補足があったらまた書いてもよろしいでしょうか?

    長々と失礼しました。
  • 紺藤さま
    もちろんいろいろ書いてください。
    誰かの創作方法が、誰かのヒントになればいいと考えてますので。
  • こんばんは

    アカン例を出してもよろしいでしょうか……。

    私の場合、恋愛系小説の元ネタは、主に中学時代に考えたお話です。それをぼんやり思い出し、時代の変化や自身の価値観の変化に合わせて大体のお話を頭の中で作ります。
    ですので時代の変化に取り残されたシーン(内緒の連絡のやり取りにメモ紙を使っていたり)なんかがうっかり紛れていたりします。
    また、例えば母になる事によって「吸血鬼」に対する価値観が激変しましたので、そのあたりはいちからお話の作り直しです。

    キャラは普通に作り込みます。身長、体重、長所、短所(これは詳しく)、クセ、などなど。

    それに合わせてお話全体のイメージの香りと主要キャラのイメージの香水(実際販売されているもの)を考えます。お話には一切出てきませんが、これがないと私の場合、イメージがはっきりしません。

    あとは、超・大まかなお話の流れとラストシーンを考え、その間を埋める形であらすじを考えます。
    「このラストの為に、お話をどう動かすか」という考え方です。

    最近は反省し、ある程度推敲してから投稿していますが、以前は行き当たりばったりに書きまくり、ポチッと投稿、あとで読み返して真っ青、の繰り返しでした。

    「なんの参考にもならない作り方もあるのだなあ」という参考になればと思い(笑)、お邪魔いたしました。
  •  改めて、こんばんは。月ノ瀬静流です。
     興味深いお話をありがとうございます。
     上手くご説明できるか不安ですが、「月ノ瀬静流の場合」をとりあえず書いてみます。

    ①感情が爆発する!
     いきなり、訳が分からないですね。
     でも、これが私の物語の発端なんです。
     強い「思い」。
     明確な「言葉」「台詞」のときもあれば、「慟哭」「歓喜」といった感情そのもののときもあります。
     この「思い」を読者に伝える、あるいは読者に共感してもらうための物語を作ろう。ここがスタートです。

    ②①の感情を持つための条件って、なんだ!?
     ①の状況を作るためのシチュエーションを考えます。
     そして、①の感情を持つことになるキャラクターが生まれます。

    ③②で生まれたキャラクターって、どんな奴?
     まず、内面を考えます。どうして、そんな感情を持つことになるのか。
     生い立ちが関係ある? そこに至るまでの経験?
     このキャラクターの思考回路を自分の頭の中にインプットします。
     もし、このキャラクターが○○という状況になったら、コイツはどういう言動をするのか。
     頭の中でシュミレーションします。頭の中だけのはずです。ですが、何故かこのとき、私自身の言動は非常に怪しくなります。近寄ってはいけません。

     ……そして、このキャラクターが主人公とは限らないんですよね。
     ①で出てきた感情が主人公向きでなかったら、敵役とかのほうがいいかもしれません。
     と、なると、ちゃんとした主人公が必要なわけで……。

     と、いうふうに、②で生まれたキャラクターが存在するために必要な、他のキャラクターも生まれてきます。人はひとりでは生きられませんから、必ず周りにその人の人格を形成した人たちがいる、というわけです。

    ④……って、出来ごと、事件は!?
     はい。キャラクターだけいても、物語は出来ませんよね。
     ③でキャラクターに夢中になっていましたが、②のときにシチュエーションは考えたはずでしたね。
     ……あれ? 忘れていますねぇ。と、言いますか、辻褄が合っていない!?
     なんてことになるので、改めて、今度は「そのキャラクターを活かすための事件」を練り直します。
     これで、プロットは完成したのかなぁ? プロットと言うほどきちんとしたものではないですね。

     そして、ここまで考えたことは、すべてメモとして残します。(メモ魔)
     アウトラインプロセッサを使っています。
     けれど、思いつくたびにメモしているので、メモ同士が矛盾していることは多々あります。
     思いついた台詞、言い回しも「お、いいじゃん」と思って残しているのに、実際には使えないことが多いです。

     あとは、書きながら決まっていきます。
     特にキャラクターは書かないと始まらない、という感じでしょうか。
     新キャラクターは、ほぼ確実に何度も書き直すことになります。
     というわけで、ここからは実際に文章を書く時の話。

    ⑤たとえそれがフィクションでも、ありえないものは存在してはならない。
     頭の中で映像として実現せよ。それが出来ないうちは書くな。嘘っぽいから。

     動きのあるシーンは勿論ですが、ただ会話しているだけの動きがないシーンでも、映像として頭の中で再現します。それを文字として起こします。
     なので、私が書く文章は会話と会話の間に動きが入っていることが多いです。目線の動きや、指先の動き、表情、そんな類のものです。
    「会話をしている間、直立不動な訳がない、絶対に動きがあるはずだ、それを描き出せ」と何処かで読んだことがあるんですよ。その流儀でやっています。が、おそらくそういう書き方をする人は非常に珍しいと思います。

    ⑥具体的に。いい加減なことはしない。
     別に「強化繊維で出来た紐」で良いようなところでも、「アラミド繊維を芯糸にした編み紐」にします。私の知識なんてたかが知れているので、適当なものが見つかるまで、ひたすら調べます。 
     風景を文字にするための写真や、動きを文字にするための動画なども、最近はネットでなんでも調べられるので便利です。
     言葉も、少しでも不安があれば、必ず辞書を引きます。PCでだけど。

    ⑦表現とカメラワーク
     頭の中の映像を示すための文字を思いつつままに書き出し、繋ぎ合わせて文章として表します。それから、一番映えるカメラワークを検討します。
     面白くないと感じたら、表現とカメラワークを変えて書き直します。それで、かなり変わります。
     それでも、どうしようもなく面白くなかったら、このシーンになる事自体が間違いだと判断し、シーンを変えます。ただし、ボツ案も一つの財産なので、別ファイルで保存します。棄てません。別の所で部分的に使うこともあります。(風景描写なんかは割と使える)

    ⑧自分で黙読、アプリで音読
     文字と言葉の美しさ読みやすさを自分の目で確かめ、音声読み上げアプリで耳で聞きます。
     無料アプリの読みは不正確で棒読みです。それでも、作者としての思い込みで黙読した時には気づかない、読者として読んだときの違和感を教えてくれます。


     こんな感じでしょうか。
     書いている間も、顔が険しいです。実演したり、物の転がり方を調べるためにコインを投げたりします。何やっているんだか分からない人になっています。

     まぁ、色々「リアル」に拘ったところで、結局のところ、映えなきゃいけない。だから、時々、分かっていても嘘も書きます。
    「それだけの距離を離れていたら、絶対に会話が成立しないよ!」
     と、思っても、敵同士が間合いの中で会話するのはおかしいので、遠くでもちゃんと声が通じています。


     すみません。長くなりました。途中で口調が変わっていますね。すみません。(多分、人格が入れ替わっている)
     深夜テンションでおかしくなっているのだと思ってくださいすみません。つい、夢中になってしまいました。
     おやすみなさい。
    (最後のあたり、物語の作り方じゃなくて、書いているときの状況のような気が……)
  • ご無沙汰しています、夏野です。
    恋愛コンの折には素敵なレビューをありがとうございました。おかげさまでなんとか完結いたしました。関川さんの作品も気になりつつ、なんだか読めていないもどかしい日々です。

    お話の作り方にも個性が出ますね。読んでいて面白いです。影響されて私はどうしてるかなぁと考えてみたので残しておきます。


    まずは書きたいものを決めます。これはざっくりしたテーマだったり、キーワードだったり、場面だったり会話だったりと様々です。(プラタナスならまず題材となる料理を考えます。『海』の方は、自転車二人乗りで走り出すシーンでした)この辺をまずは脳内で静止画あるいは数秒程度の動画に落とし込みます。

    これで一番見せたい場面が完成するので、そこに至る経緯や設定を考えていきます。キャラクターも、このあたりで詰めてしまうことが多いですかね。場面に理由付けをすることでストーリーが発生します。千字程度の掌編ならこれを踏まえて場面を描写すれば書けます。(プラタナスは毎回これで終わりです)

    長くする場合は、さらに頭の中の映像を作り込みます。人物を動かしていくと同じ物語の上で別の場面が生まれてきます。その中から、魅力的に思えるものを取り出して繋いでいきます。前項の設定が上手くいっていれば、場面がぽこぽこ生まれてきますので、そうなれば成功です。(『海』は最初、謎の光の雨が降りしきる中でこっそり出かけるみたいなもっとファンタジー寄りの設定でした。思いのほか膨らまなかったので、「夏の風景をこの上なく切実に描く」というテーマに方向転換してようやく動き出しました)

    忘れそうな時は字数や枚数で区切って書こうと思ったことをざっくりメモしておきます。本当に走り書きですが。

    あとは脳内映像をそのまま写しとれば終了です。取り出すだけなんですが、表現で悩んだり、微妙に場面が繋がらなくなったりするので枚数が増えれば増えるほど筆が遅くなります。

    終わらせ方は、必ず救いがあるように。どんな結末にせよ、読後感が悪いのはいただけないと思っています。

    推敲は(カクヨムに出す場合)書きながら、書き終わったとき、数時間おいて公開前、公開してからも気になればちょくちょく直します。なぜか公開すると間違っている箇所に思い至ることが多いんですよね。不思議。


    ところで関川さんはキャラクターの容姿を設定するとき、頭の中で顔は思い描きますか?
    私はどうしても、顔全体が想像できないのです。目なら目だけ、口元なら口元だけで映像化してひとつひとつ描写します。顔そのもののぼんやりしたことと言ったら、すぐ曇る鏡みたいなんですよね。なので私の書く登場人物にはたいてい顔がありません。顔かたちの設定はありますけど。目の色とか鼻の高さとか。ここらへん、他の方はどうなさっているのかなと興味があります。
  • 夏野さんへの回答です。
    私もキャラクターの顔はあやふやです。ディティールとかはあっても全体となると、やはりくっきりしたイメージが持てません。ただ漫画やアニメのキャラクターのこんな感じ、というレベルでズバリということもありません。ちなみに実際の俳優に置き換えることもありません。
    こういう時絵が描ける人はいいなぁ、と思ったりします。
  •  皆さんのお話、興味深いですね。
     関川さん、追記読みました。テーマを絞ってお話するの、いいですね。

     夏野さんの「キャラクターの容姿を設定するとき、頭の中で顔は思い描きますか?」というお話、私もキャラクターの「顔全体」はありません。
     他の人もそうだったのか! と驚いています。
     私の場合は、リアルで人の顔を覚えられないのです。「目がくりくりしている人!」というように特徴を見つけて文字に置き換えて、やっと覚えています。
     なのでキャラクターも、「このキャラはここがチャームポイント」と部分だけです。
  • 月ノ瀬様
    今回のノート、皆さんけっこう企業秘密を教えていただいて、私としてもとても楽しいです。やっぱり皆さんそれぞれ気をかけている部分が違うのだなぁと。あとプロットを気にしない方が多いのも意外でした。というのもここに書いている皆さん、筋立てなんかをとてもうまく書かれている方ばかりなので。

    あとは顔の話も興味深いですよね。ぼんやりしているのは自分だけじゃなかった!と意外な発見だったり。

    もし他の人にこういうテーマで聞いてみたいというのがあったら書いてってください。需要が高い順にでも別のノートを立ち上げます。

    たまにはこういう場があるのも面白いと思いますので。
    なんといっても皆さん小説が好き、物語が好き、書くのも読むのも好き、な方ばかりだと思います。やっぱりこういう話題は楽しいと思うんですよね。
  • あたさん、関川さん、月ノ瀬さん、お返事ありがとうございます。

    顔がぼんやりしているのは私だけじゃなかったんですね。何か安心(?)しました。この話題、すっかり楽しませていただいています。話は尽きそうにないですね。笑

    プロットとして外部に出すよりは、脳内映画の撮影にいそしんでいるような。見える形の設計図はあまり作りませんね。学校のレポートも頭の中でざっとまとめておいて、実際に書くのは前日とかでした。不真面目なのか真面目なのか。

    月ノ瀬さんの「リアルで顔を覚えられない」は共感しきりです。私もそうなんです。2年前くらいまでは本当にダメで、どうしても覚える必要があるときは歯並びで覚えてました。最近は改善傾向にありますけれど。

    逆に顔全体以外はかなり詳細に思い描けますよ。目だったら虹彩の透けかただとか、手なら爪の形だとか。これは意図して、というより半ば自動的に構築されます。書くときだけでなくて読むときも見えることがありますね。視覚情報がかなり強いです。音は意識しない限りほとんど聞こえてきません。

    五感の中で何に重点を置いているかも、人によって違うかもしれませんね。音楽をやっている人が書くと、音が聞こえる文章になったりするんでしょうか。

    (高校のときの黒歴史ノートには登場人物のイラストがありますよ、十人並みの画力ですが……)
  • 夏野さんの頭の中に映像を作りこんでいく執筆はなかなか独特ですね。私も映像として想像しながら書きますが、どちらかというと雰囲気のチェックのために行うような感じですかね。
    それでも顔がぼんやりとしているというところがなんとも不思議ですね。
    五感の何に重点を置いて書くか、というのも興味深い話題ですね。
    プラタナス食堂は味覚が強い作品でしたよね。
    私は…なんでしょう?人からはどう見えてるんでしょうね?
    なんて思いました。
  • 月ノ瀬です。
     夏野さんの『プラタナス食堂』のご飯が美味しい理由が分かりました! その観察眼なんですね。(頭の中で構築されたものは「観察眼」とは言わないかも? ともかく「眼」がいいんですね)
     私は何に重点を置いているんでしょう? 単調にならないようにできるだけ色々なものを使おうと心がけて入るんですが。
     以前、「風」の感じ方=触覚での表現が巧い方の作品を読んで以来、触覚を気にしているかもしれません。(当時、14歳の方でした。感性が鋭くて、私のほうがずっと歳は上なのに教えていただくことが沢山ありました。今は書いてらっしゃらないようなのが残念でなりません)
     音楽はからきしなので、音色での表現はできないのですが、音が聞こえてくる方向、大きさで「場所」「距離」を示すことはあります。

     あ、書いている内に関川さんのコメントが。
    『プラタナス食堂』味覚……そうでした。とろっとろのあの食感とか。失礼しました。ご飯の作品ですから、当然ですよね。でも、美味しそうな見た目も素敵だと思うんですよ。(負け惜しみ?)
     同じ作品に対しても、読者の受け取るポイントが違うのだと気づき、今、とても新鮮に思いました。
  • 関川さん、こんばんは。
    プロットがないと言いながら、かなり綿密な設定w( ̄o ̄)w オオー!
    すごいじゃない(♥ó㉨ò)(♥→㉨ฺ←)ウン

    ボクなんか妄想あり気だもん( -ノェ-)コッソリ
    ボーっとしながらイメージトレーニングで浮かんだもので「面白いじゃん!」ってなったら1時間ぐらい屍みたくなるの(笑)で、推敲して「いけそう!」って思ったら細部を作っていくの。キャラとか背景とか。最初と最後と山場はできてるから後は味付けね。

    注意事項としては、途中で「やっぱりつまらなくない?」という疑問をもたないこと。その瞬間、テンションが下がって作品が破たんするから(笑)というように、ボクのプロット作りはテンションを保てるかどうかにかかっています(どんなよ)
  • P.S.
    シンデレラの短編にレビュー&お褒めの言葉をいただきありがとうございます。思うように執筆時間が取れなくて一旦ギブアップ宣言をしたお話だけに、最後まで書けて良かったです(´▽`) ホッ しかも評価していただいて光栄です。ノンフィクションではありませんが、主人公の彼女に感情移入して書きました。きっと通じるところがあるんですね。

    いつもありがとうございます(*╹◡╹*)アリガト
  • せっきーとはよく入れ違いになるね(そ、その呼称は一体?)
    もぉ…早いんだから❤ そんなに慌てなくてもいいのに。
    おねえさん…どこにもイカナイから❤

    ……と、就寝前の軽いジョークはこの辺にして(意味不明)

    まめに言葉のキャッチボールをしていただいてうれしいわ♪
    ボクのボールは取りづらいと思うけど。
    変化球ばかりだからゞ(≧m≦●)ププッ

  •  ちょっと覗いて寝ようと思ったら、凄く盛り上がっていますね。
     夜宮さんの「手が動かしづらい自分的盛りあがりシーンの隙間などは、どうされているのでしょうか」というお話、私も気になります。
    (夜宮さん、はじめまして。月ノ瀬静流と申します。いきなり、すみません)

     私も、説明シーンなどは苦手でした。けれど、最近、「説明している(聞いている)キャラクターに愛を注ぐ」という技を身につけました!
     説明自体は面白くないかもしれません。でも、その説明をしているキャラクター、あるいは、説明を聞いているキャラクターは、作者の愛するキャラクターなのです。
     いつもならテンポよく話を進めるために、キャラクターの描写を省くこともあります。けれど、説明している場は、たいてい動きが少ないので、そのキャラクターの特徴(容姿、癖など)を再確認するのにちょうどよいのです。
     暗がりで大事なことが語られるようなシーン。月明かりに照らされて、普段だって格好いいあの彼が神聖を帯びて、ますます格好良く見える!
     衝撃の事実。いつもなら元気よく反論するあの彼女が、ギュッと彼の服の端を握っている! その皺の寄り具合!
     そんなところに愛を注ぐと、(私は)テンションが上ってきます。
     どんなシーンも無駄にしません。どこだって、キャラクターは輝いてくれます。(というよりも、愛を注いで輝かせてあげる!)

     すみません。また、いろいろ、書いてしまいました。
     関川さん、沢山、いいお話が出てきたので、夏野さんの「顔」のお話と、夜宮さんの「説明シーン」のお話を別のノートにしませんか。(なんて、私が言ってしまってよいのでしょうか)
     あ、さっき、書き忘れました。「関川さんが五感の何に重点を置いているように見えるか」のお話。
     すみません。ぱっと思いつきません。バランスがいい感じです。
     バランス良く、と言っても、五感がどれも同じくらい多い、という意味ではありません。現実の生活と同じようなバランス、というのでしょうか。
     普段、食べるとき以外は味覚に注意して生活している人は多くないと思います。そしてやはり、関川さんの作品からも味覚は感じません。何が多いかと言えば、視覚だと思いますが、現実の生活でも、視覚が一番多く情報を得ていると思います。
     関川さんの場合、実に自然なのだと思います。一人称ということもあって、読者と主人公が一体化した感じ、でしょうか。
     ちなみに、私はどう見えますか?
  • おはようございます!

    関川さん、月ノ瀬さん、ご返答ありがとうございます。プラタナスはそうですね、味を感じながら書いてます。見た目もかなり大事にしてますよ。見た目が美味しそうだと食が進みます!笑
    美味しそうと言っていただけて嬉しいです。

    月ノ瀬さんがおっしゃるように、関川さんの書かれるお話は現実の感覚のバランスに近い気がします。まず視覚、でも聴覚や触覚が適切に織り込まれているように感じるんです。

    月ノ瀬さんのお話も、現実に近いバランスなのかなと思います(むしろ偏っている方が少数派なのかもしれません)特にキャラクターの動きが目に浮かぶようで、同じ空間に自分がいるような気分になれます。手触り、というのもなかなか原初的な感覚で魅力がありますね。


    そして夜宮さん、はじめまして。夏野と申します。

    私もシーンを決めて書くことが多いので、つなぎ部分には悩まされます。それゆえ長編が苦手だったのですが、最近は全部のシーンが「描きたい!」と思えるまで考え倒すことにしています。その出来事の背景や登場人物の視線、表情、舞台をずっと思案していると、ひとつくらいは自分の中で魅力を感じる構図が出てきます。いかに書きたくない場面を減らすか、なのかもしれません。(回答が被り気味ですみません)

    コメントが増えてきたので別ノートの方が見やすいかもしれませんね。と、言いつつ付けてしまいますが。ご判断は関川さんにお任せいたします。
  • 皆様書き込みありがとうございます。
    やっぱりいろいろと考えますよね。しかも物語を書くことには王道はないだろうし、あってもできるとは限らないですし。オリジナリティも大事だし、客観的な読みやすさみたいなものも大事だし。

    みんな試行錯誤してますよね。
    でも単純にこういう話は見るも聞くも話すも面白いですよね。

    ということで「キャラクターの顔」は皆さん関心が高いようなので次のページを作りました。

    このページはなるべくプロットとか物語の作り方の体験談を書くようにしていただければと。

    ちなみにキャラクターの顔の次は「書きにくい時どうするか?」で行こうかと思います。なるべく順番にして、一つ一つ見ていきたいと思ってます。
  • ちなみに月ノ瀬さんの五感の印象では、触覚というか皮膚感覚みたいな感じですかね。デヴァインの冒頭、なにか風を感じる印象が強かったですね。
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