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【モノカキ告解室】キャラクターの設定と描写の部屋

前回のノートでキャラクターの細部はあっても、顔全体の像の設定がない、という方が結構いらしたようなので、そのあたりのことを。

まず私も顔全体をくっきりとイメージして書いているわけではありません。とはいえ書く立場としてはそういうイメージがあった方がいいとは思うのです。ですが、思い描けない。私はそういうパターンです。実際の俳優に限らず、漫画、アニメなどにしても当てはめられない感じです。

ちなみにイメージがくっきりとした場合、それをどこまでどのように表現するか?も悩みますよね。この場合は、ズバリ誰に似てるか、というような表現方法でしか表現のしようがない気がします。その場合は、共通して認識できる顔でないといけないという問題もあり、そうなると知らない人には何のことやら、となります。

モノノ怪クリニックのクロコを例にとると、中学生、おかっぱ頭、背が低い、以外に特に描写を入れていません。毎度服装を変え、口調を工夫してキャラクターづくりを行っていますが、基本的に顔の造作の描写は入れませんでした。

まぁ結果論ですが、皆様それぞれのクロコを思い描いていただき、かわいいと思ってもらえていると思ってます。

(ということで皆さんのキャラクター、どの程度想像してイメージが固まっているのか?
それを文中でどの程度再現するのか?
読者にとってイメージは密がいいのか、緩いのがいいのか?
あと気になるのはキャラクターイメージは俳優か?アニメか?漫画か?知り合いか?)
なんてことに興味がありますね。
ですが質問ではないので思ったことをどうぞ。


今回も長文オーケーですので、お気軽にご意見寄せていただければと。

7件のコメント

  • こんばんは♬

    またまた呼ばれもせぬのに登場いたします、つばき、でございます。

    今回のお題は結構難しゅうございますこと。

    いい、悪いは横っちょへ置かせていただきまして、わたくしの場合を少し。

    わたくしは実在の俳優、女優を常に頭に描いております。
    これを否とされる書き手のおかたも、以前どちらかのノートで拝見いたしました。
    小説の場合、やはり読み手が想像する、想像できるという利点がございます。ですからでしょうかしらねえ。

    でも、わたくしは、靄のかかったキャラクターはイヤですのよ。
    自身の頭の中で「この役は、このおかた」「こういう役柄は、やはりこのおかた」と描いてからでないと、動いてくれませんの。そのキャラクターが。

    あ、でも動物はこの限りではもちろんございませぬ。

    ただ物語の長さによって、「どこまで描くか」という点はこだわります。短編でキャラクター描写をこと細かくしてしまいますと、読み手のおかたはつまらないだろうな、と思慮するからですわ。

    例を挙げてご説明すべきなのでしょうけど、残念なことに、わたくしの物語はほとんどご覧いただけておりませんので。シクシク……

    唯一数名のおかたにご覧いただいた「猟奇なガール」の『墓尾つばめ』は、モデルの『松原すみれ』をパーフェクトにイメージしております。
    あ、わたくし高尾つばきも、すみれ似などと囁かれたりしておりますのよ。うふふ♡

    拙作「魔陣幻戯」や「THE☆騎士MEN」をアップさせていただいた時など、恥も外聞もなく近況ノートに「実写映画化決定!」などとして、実際イメージした俳優や女優を記載したこともございます。
    今思えば、黒歴史、なるものでございます。おほほっ

    あら、すっかり長居してしまいました。
    それではまたお邪魔いたしま~す♪
  • こんにちは

    私の場合、容姿、は、そのキャラによって顔をはっきりイメージしたり曖昧だったりします。
    髪色や瞳の色は決めますが、それ以外の具体的なイメージははっきりしていないことが多いです。そしてあまり書き込みません。

    主人公が女性の恋愛ものを書くことが多いので、基本男主人公は美形設定です(私の小説の恋愛はあくまでファンタジー、です(笑))
    ですが、人によって「美しい」の基準が違いますので、悩みます。
    中学生の頃、某小説の男子キャラが大好きだったのですが、ある時「彼の薄い唇が」という一文を見つけ、若干厚め好きの私は「……えー……」と思ったことがあります。

    ただ、脳内では、男主人公の場合、ぼんやりと戦隊ものやライダー的なあれの俳優さんがミックスした感じをイメージしている気がします(毎日観ておりますので)

    女主人公は、あえて細かい顔かたちを考えていません。
    恋愛もののお話を書き始めた当初、想定読者様を十代後半~二十代の女性、としておりましたので(最近それが大間違いだったことを発見)、曖昧な方が読者様が主人公により感情移入しやすいかしらと思ったのです。

    クロコちゃん、私もかわいいと思います。でも、読者の数だけ違った「かわいい」クロコちゃんがいるのでしょうね♪
    顔かたちの描写がないのに「かわいい」キャラが書けるようになったらいいなあ、と憧れております!
  • こんばんは(^^)
    盛り上がっているところにお邪魔いたします。
    一昨日の夜に前のノートを拝読し、書きかけの作品を仕上げたら書き込みに伺おうと思っていたら、すでに皆さまで大変な盛り上がりになっておりました(><)出遅れた感半端ないです…

    今さらですが、私もプロットはほとんど書きません。関川さんと同じく、ほとんど意味をなさなくなってきます。

    と、とりあえずストーリー構成の仕方は置いといて、「顔」のお話ですね!
    私はおかしなことに具体的にイメージしているキャラと、ぼんやりとしかイメージできていないキャラが一つの作品に混在しています。
    イメージがなくては書けない、などのこだわりはないけれど、勝手にイメージが出来上がるキャラがあるというか…。

    交流ある作者さまが数人いらっしゃるので拙作で例をあげてしまうと、『うんりょー』の鷹能先輩は少女マンガ的絵柄でイメージがはっきりとあります。どの漫画家さんの、というのはないのですが、やっぱり自分の好みの絵柄でイメージしてます。他のキャラでいうと、脇キャラの霧生先輩は実在の大学時代の先輩がまんまのイメージです(人が変わったりはしませんでしたが)。他は主人公の知華ですら顔のイメージはほとんどありません。
    そして、顔の描写に関しては、イケメン設定の鷹能先輩は多少詳細に書いてます(切れ長で形のよい目、長いまつげ、薄い唇、ギリシャ彫刻のようだけどくどくない、髪はさらさら茶色で毛先が少し踊っている、など)が、その他のキャラはほとんどご想像にお任せしています。
    読んでくださっている方はある程度ご自分でイメージしてくださったりしているのでしょうかね?

    ちなみに私は他の方の作品を読んでいるときも、イメージが出来たりぼんやりだったり。それに対してあまりこだわってません。
    例えば、若君やマーちゃん、クロコちゃん、エレインやマック辺りはイメージがありますが、さつきや山吹先生、一茶はぼんやりとしたイメージのまま読んでいます。
  • つばきさんのパターンはレアケースなんですかね?
    実在をモデルにすることに抵抗のある人はいるんでしょうか?

    眞見さんの主人公の顔がぼやけているというのもよくわかります。
    ゲームとかでも主人公はそんなパターンありますよね。

    ひまわりさんから。たしかに人の作品でも顔のはっきりイメージできるキャラクターとぼんやりのキャラクターが混ざることありますよね。読んでいる時は気になりませんが、あらためて言われるとそうですよね。
    それが描写の量なのか、他の理由なのかちょっと気になるところですね。
    そもそもどちらがいいのかもよくわからないところありますね
  •  こんばんは。
     久々に近況ノートに顔を出させていただきました。
     キャラクターの顔については正直に言いますとあまり細かく想像はしていません。
     髪の色、長さ、目の色、くらいしか正直決めていません。ある程度限定させてしまうと読者の想像の余地が無くなってしまうから、と考えているのも一因です。故にある程度ステレオタイプに描写している処はあります。
     一方でそれ以外の見た目の特徴は出来るだけ分かりやすく意識しています。一番顕著なのは拙作「汝、隣人を愛せよ」という小説の最後にある設定集ですね。
     あと、特徴がないのは特徴、というのは書いていて本当に思いますね。意外と使いやすい描写です。
     長々と述べさせていただきましたが、結局、あまり定めていないで書いていて固まってくるっていうのが一番近いかもですね。
     駄文失礼しました。
  • こんばんは、藤田アシシです。
    このたびは『異世界のトイレから』に、嬉しいレビューをありがとうございました!
    「香り広がる」とのお言葉に、思わず笑ってしまいましたよー。

    そしてお礼をしに来てみれば、何やら面白いお話が!

    僕の話をすると、自分が描いたキャラクターの外見イメージは、ほとんど持っていません。
    ヒロインについては髪型と胸の大きさのみ。
    男主人公にいたっては何も考えてないです。
    これはあえてであり、関川さんがクロコちゃんの例で話しているように、読み手の方の多様なイメージを信頼してのことです。

    ただ外見以外にひとつだけ、明確に決まっているものがあります。
    それは声です。この声優さんのこの声、というのだけは、なぜなのか僕の場合は明確に決まっていたりします(笑)

    僕が他の方の作品を読む場合でも、登場人物の外見描写は薄い方が読みやすくて好きです。
    外見に力を入れるのなら、初めての登場のときにどのような登場をするかの方に力を入れて欲しいなあ、なんて思ったりします。

    関川さんの作品は、その辺ふくめてすごく読みやすくてよかったです。また作品読みに来ますので、またよろしくお願いします。
    それでは、長文垂れ流し失礼しましたー。
  • おはようございます。ふたたびお邪魔します!

    ずっと顔のことを考えていたら、だんだん脳内での顔のイメージが明確になってきました。知り合いの顔が存外はっきり浮かぶのです。もしかするとそのうち顔も仔細に想像できるようになるかもしれません(!)

    >どの程度想像してイメージが固まっているのか?
    それを文中でどの程度再現するのか?

     掌編は一枚の風景画のような感じで考えるので、容姿の描写が特に必要なければ詰めて考えることはありません。雰囲気くらいですね。短編以上の場合は何度も同じシーンを想像しながら進めていくため、触れられるくらいまで詳細にイメージすることが多くなります。
     ただ、文中で全てを描写することはほぼないと思います。あくまで「同じものを見て書く」ためで、描写に矛盾が発生しにくくなるくらいのものです。たとえば髪、目、肌の色味を決めておくと、その人のイメージカラーがおのずと定まってきます。これは持ち物や服装を書くときに便利です。ときには妄想でパーソナルカラー診断をやったりもします。

    >読者にとってイメージは密がいいのか、緩いのがいいのか?

    あまり容姿ばかり書いていてもうっとうしいと思います。ある程度までガイドをひいて、あとはご想像におまかせするのが良いかなという考えです。

    >あと気になるのはキャラクターイメージは俳優か?アニメか?漫画か?知り合いか?

    実写ではあるのですが、誰ということはありません。その人の性格、生活から連想されることが多いでしょうか。特に手には個性が出ますね。手を使う人は爪を短くしていたり、指の皮が厚かったり。逆に女の子の手はすごく柔らかいとか、ネイルをしていたりとか。色々と想像が膨らみます。


    読むときはそれなりに自分で想像する部分がありますが、特に描写がなければ顔は思い描きません。顔は本当に焦点が合いにくい、です。風景のほうが明確に見えたりします。
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