滝川創

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト　【俳句の部】二十句部門　参加作品

男子高校生、春は母子家庭で、弟、秋の面倒を見ながら生活していた。そういう訳もあって、なかなか学校に馴染めずにいた。 そんな彼には不思議な能力があった。彼には、現実世界とは別のあ…

「何してるんですか？」 「……」 「夕暮れにひとり、手ぶらでダムを覗き込んで」 「ちょっと……色々あって、気がついたらここにいました」 「……何もかもが嫌になったときに見る、ここ…

ひとりだけずっと言葉を探してる

殺し屋は、一人の男の元へ訪れる。そいつを始末して、さっさと仕事を終わらせようとする彼だったが、男の家には思ってもいないことが待ち受けていた。

サンタクロースの存在を疑っている少年、素直（もとなお）。 彼は、その年、サンタクロースへの手紙に「あなたがいる証拠をください」と書いてツリーの下に置いた。 夜が来て、一階に降りて…

僕の頭上にはいつも雨雲がついてくる。 その雨のせいで人には嫌われ、仕事は追い出される。 そんな湿った人生に絶望している中、偶然起きた一人の女性との出会いが世界を変える。 嫌われ…

ある日、イモリは自分が幸せでないならば、幸せを探しにいけば良いと考えました。 彼はおにぎりをリュックに詰めて、道を歩いて行きます。 その先々で生き物たちに幸せのありかを尋ねますが…

美輝の町では近頃、連続殺人事件が起きていた。 警察は操作を続けるも、犯人の手がかりは全くつかめず、町には不穏な空気が漂っていた。 そんな中、隣のクラスの宮瀬潤は「超能力で人を殺…

僕の住んでいるところには何だってある。 野原一面に咲く花だって、いつでも食べ放題のアイスクリームの木だって、道具も本も何でも揃っている。 とても暖かいこの場所だけど、ひとつ、こ…

転生し生まれ変わった俺は無敵の能力を使い、世界を救うことができるのか！？ 異世界ファンタジーバトルアクション人間ドラマコメディ。

人のいない街を探索する真吾。 彼は慎重に物資を回収していく。 この世界に何が起きてしまったのか。 どうしてこんなにも、世界は変わり果ててしまったのか。 そして彼は一体、何を恐…

心霊スポット巡りを趣味とする悟志は、その日、五つ目の心霊スポットとして『真っ暗闇トンネル』を訪れる。 そこではどこまでも続くような、深い暗闇が彼を呼んでいた。

今、私は三十も年が離れた弟と、夜のベンチに座っている。 あの日、私の世界から弟がいなくなったその日から、四十年が経っていた。

僕は水。目から流れ落ちた涙として僕は彼女――北島藍に出会った。 彼女の持つ輝きに惹かれた僕は、彼女とその周りにいる人々たちを見守ることにした。 ある時は雨に、あるときは川になって…

宇宙探検隊のひとりであった私は、私たちの住む星によく似たその惑星の調査中に不慮の隕石事故により、墜落してしまう。 救助隊がやってくるまで長い待機時間があると知った私は、思いきって…

この小説は「恋する洗濯機」のスピンオフ作品です。 この小説を読む前に「恋する洗濯機」を読むことをオススメします 「恋する洗濯機」↓ https://kakuyomu.jp/wo…

人生に悩んでいた坂口天馬の家に新しく、人工知能搭載の『喋る洗濯機』がやってきた。 それは妙に人間味のある洗濯機だった。 漫画家、天馬と洗濯機による、優しくて切ない恋の物語。 …

俊司達は叶太の船でクルージングを楽しんでいた。 彼らは船の上での食事を楽しむと、ゴミを海へと投げ捨てた。 それからしばらくして、彼らの身に異変が起こり始める……。

大家である私は入居者である瀧沢さんに家賃の支払いを頼むために彼の部屋を訪れた。 だが、彼の部屋からは返事がない。 困った私は、合鍵を使って彼の部屋へ入ることになるのだが、ドアの向…

人々の三分間を書きました。

エッセイ初挑戦です。 自分の考えを文章にしてみました。 共感して頂ける方が一人でもいれば嬉しいです。

一八歳の誕生日、私は少年だった頃の良き時代を思い出していた。

世の中が怪物だらけのこの世界で、私はお腹にいる我が子に栄養をあげなくてはいけない。 だが、栄養を手にすることは簡単なことじゃない。 なぜなら、その栄養の持ち主は怪物なのだから。 …

私は仕事に疲れた体を引きずって家へ向かっていた。 さらに、運悪く雨まで降ってくる。 そこで、走り出したのが悪夢の始まりだった。 あの男と出会ったことが……。 （2019年12…

一人暮しの私の家で、突如鳴りだしたカリカリカリという音。 一体どこから鳴っているのかわからない。 だが、すぐに私は音の正体に気づいてしまった。 それは……。

父が亡くなる前にくれた箱。 父の死後、私はその箱を開けてみた。 その箱の中には剣を持った兵隊、ドレスを着た女性、スーツの男性、筋肉質の男性、ピエロという不気味な五体の人形が入って…