概要
夕暮れ、ダムを見下ろす二人。会話から広がる夏の風景と、そこにある出会い
「何してるんですか?」
「……」
「夕暮れにひとり、手ぶらでダムを覗き込んで」
「ちょっと……色々あって、気がついたらここにいました」
「……何もかもが嫌になったときに見る、ここの景色って綺麗ですよね」
「…………あなたもですか?」
「死にたいんじゃなくて、生きることができそうにないんですよね」
「……そうかもしれないです」
「せっかくだし、散歩でもしませんか?」
「……」
「夕暮れにひとり、手ぶらでダムを覗き込んで」
「ちょっと……色々あって、気がついたらここにいました」
「……何もかもが嫌になったときに見る、ここの景色って綺麗ですよね」
「…………あなたもですか?」
「死にたいんじゃなくて、生きることができそうにないんですよね」
「……そうかもしれないです」
「せっかくだし、散歩でもしませんか?」
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