• SF
  • エッセイ・ノンフィクション

音楽と描写

わたくし、音楽好きです。
聴くのも、やるのも。

椎名林檎さんが好きです。
が、大昔のものから、最近(といっても10年前くらいのもの?)のものまでたくさん好きです。
クラシック、ジャズ、フュージョン、テクノ、クラブ、ラテン、エスニック、アンピエント、トランス、童謡、民謡……。
ジャンルはたくさんあれど、あんまりジャンル分けなど意識せずに、好きな曲を、好きな時に、好きなだけ聴きます。

でもねえ。
90%以上、英語の曲、あるいは歌詞なし。
99%に近いかもしれない(林檎さんなどは、わたしにとって例外なのです)。


わたしには、日本語の歌詞は、「描写」でした。

いらなかったのです。
音だけでよかった。
わたしは音のバイブレーションが欲しかったし、アレンジの風景が欲しかったし、空気感と温度を感じたかった。
音だけで曲を理解した。
なにを表現した曲なのかなど、インストの曲には説明は必要ない。
題名があればいい。

あとで歌詞を見たり、わからなければ和訳を見たりもしますが。
でもそれは付け足しでした。


小説では、きっとそれはマズイ。
詩なら?
やっぱりだめかも。

売れっ子作家でも天才でもない人間は、歌詞で引きつけないといけない。
のでしょう。
林檎さんも最初は歌詞で売れました。
それが優れたレベルで、オリジナリティにあふれた、若い女性のものだったのです。

7件のコメント

  • こんにちは!
    近況ノートの新着をみて、気になってきました。
    あしあと残していきますー(°▽°)
  • @muuko さま、いらっしゃいませ!


    ありがとうございます。
    何をいっているのか意味不明なわたしの文章。
    すみません。
    思いついたことなのです。


    せなつ
  • 瀬夏ジュンさんへ

    わたくしの命は、読んでいるときと書いているときだけ活性化します。
    ありがとう☆ありがとうございます!
    拙作に応援ボタンをぽちりくださってありがとうございます。


    みささぎ真守より
  • みささぎさん


    あと、食べてるときと、作ってるとき、でしょ?
    美味しいもの、作って食べましょう!
    槇原敬之さんや矢野顕子さんも歌ってます。

    あったかい クリームシチューを食べよう〜

    冬はこれです。
    北海道のジャガイモが必須。
    白ワインを使えばオトナの味?


    せなつ

    PS:あと、豚汁ですね。ゴボウと里芋が必須。酒粕を入れるとディープな雰囲気に。おススメ。
  • あいの さま


    いつも応援ありがとうございます。
    みなさまの応援で、かろうじてロープにつかまっている状態のせなつです。
    林檎さんなら、こんな女々しいこと滅多にいわないと思うんですが。
    彼女も限界を迎えることが何度もあったのに。

    椎名林檎。
    とんでもなく面白いひとなんです。

    〜自分が歌うという時点でハナから大間違い〜
    というくらい他人に提供するのが喜び。
    自分の声、キライらしいです。

    〜あんたそんなことしなくたって生きていけるじゃん。こっちはこれしかないからやってんだけど〜
    というくらい切実なプロフェッショナル。
    バレエやピアノをあきらめた中学生のときに、彼女は何で生きていこうか真剣に模索したのです。

    〜思えば遠くへきたもんだ〜
    ショウビズにおいて自分は場違いだといつも感じている。
    それを表情に出さないようにしているんだけど、出ちゃってる。

    知れば知るほど、珍獣。大変失礼ですが!笑
    もちろん才能のモンスター。
    いつも生と死を見すえ。
    限りなく繊細。
    でもタフ。

    希有な表現者です。
    彼女、一青窈さんと飲みに行ったりしてたと記憶してますよ。

    あいのさまや、いろんなかた、仲間たち。
    たくさんのかたがたに読んでいただけて、幸せを感じつつ、
    あたたかい励ましに、わたしは感謝いたしております。

    同時に、林檎さんや光瀬龍さんや夢枕獏さんや、たくさんの星の光に、まぶしさと羨望と焦りをいだきつつ、文字をつむいでおります。
    つたない文字を。


    せな


  • 好きな音楽かそうでないかというのも、感覚的な話で難しく思います。

    でも確実に最初に入ってくるのは音楽ですので、音の響き、そこから想像される世界に浸って、歌詞に辿り着く感じが多いかもしれないです。

    けれど、サウンドのみの曲ってあまり聴かないんです。多分ただ単に無知であるのだと思います。

    音はもちろん重要ですけど、そこに歌詞という彩り、表現したい世界を表す言葉が入って来ると尚好きだなあって思うので、多分音楽の中の歌が好きなんだなあと感じました。
  • 遠藤さん、こんにちは。
    コメントありがとうございます。


    ノッてますね、遠藤さん。
    いや、以前からノッていたのは存じております。
    最近は上昇気流に乗るように、クオリティが高みを目指してどんどん浮上するのを、わたくし、ぽつねんと眺めております。
    おいてかないで〜。

    林檎さんは生来の客観視能力を働かせています。
    驚くべき能力は、進むべき道を探しあて、自分を操り、正解をつかみ取ります。
    なにが正しくて、カッコよくて、ウケるのか。
    自分の嗜好は完全に二の次。

    わたしをふり返ると。
    自分の嗜好が一番。
    なにが好きか、書きたいか、憧れているか。
    幼虫以下のスキルでもって、地中に舞いもどり、自らを制御せず、おびただしい数の解に惑います。
    自分の殻から出ることができないのです。

    雨にも負けず……。

    いまわたしが欲しいものは、ほんの1個のスイッチです。


    せなつ
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する