波長が合う二人の話をしましたが、
波長が合う二人の代表と言えば孫策と周瑜じゃないですか。
周瑜って私の中で品行方正で綺麗な顔面の男なんですが(出身名門だしな。恐らく貴公子、って感じだったんだと思う)、実は時折悪い言葉を言ったり、悪い顔をしたり(要するに、【なんだ、やんのかコラ?】みたいな顔🤗)するイメージがうちの周瑜にはあります。
それは、確実に孫策からの影響受けちゃってるんですよ。
彼が一人で名門の貴公子であり続けたら、別にそういう要素は周瑜にはなかったんです。周囲の人もどうせ同じく品行方正だったと思うしな
しかし幼い日のある日、孫策に会った。
仲良くなった。
兄弟のように生きた。
困った時の心のよりどころになった。
「こんな状況、伯符なら一体どうしたかな?」
などと考えるようになった。
離れるしかない時も、
遠くにいなければならない時も、
そういう風にずっと孫策の側に周瑜はいたわけです。
心は離れなかった。
だから孫策の言動が、明らかに周瑜に伝播していたりしたらいいなと思うのです。
でも孫策もそうですよ。
私の中で孫策はヤンチャ小僧ですが、たまに人を寄せ付けないような孤高と気高さを横顔に見せるような男だったと思っています。
孫策が気安く触れられないほど、品のある雰囲気を放っている時は、
それは周瑜からの伝播なのです。
少年時代周瑜に出会い、
彼の才覚を気に入り、親友になった時から、
孫策は心を周瑜に預けていますから、
周瑜が時折見せる、品のある、気高い雰囲気を全身で覚えて、会得したのだと思います。
何が言いたいかと言うと、
波長が合う二人の物語というのは、
ただ波長が合うだけではなく、
波長が合う故にお互いに雰囲気や言動がごく自然な伝播として、伝わって行くことで、物語となるのだと思います。
要するに、伝播する程近くにいないと、やはり波長が合う二人でも意味がない。
この前あげた波長が合う二人を描いた三作品。
波長が合う二人が出会うだけじゃなく、
やはり【いい影響】を互いに及ぼし合っているのです。
そのいい影響を互いに及ぼし合っている、というそのこと自体が彼らの場合、物語にすらなるのでしょう。
よって私は波長が合う二人を作品内に見つけた時は「互いにいい影響を及ぼし合っているかどうか」を見ているようです。
孫策の影響受けちゃって悪い言葉覚えちゃう周瑜すんごい可愛いよな
しかしですよ。
孫策の影響受けずに品行方正な言葉だけ周瑜が話す人だったら、それはもう品行方正で貴公子の周瑜なだけじゃないですか。
美しい周瑜が、孫策の影響で泥の中の泳ぎ方を知ったから、あれほど荒くれ連中多い呉軍の中でも圧倒的な人望を集めたんだと思うな。
お偉い重鎮たちとは本来持ってる品の良さで受け答え出来るし、
ちょっと砕ける物言いで魯粛や軍の者たちにすら、周瑜は魅力的に見えたんじゃないかなあって。
周瑜と甘寧なんかはかなり友好的な関係だったようですね。
勿論周瑜が評価したのは甘寧の戦闘力なんだろうけど、重用している様子が見て取れます。
甘寧と周瑜、
甘寧と陸遜とか
軍師あたりと甘寧がどんな感じで接してたのか知りたいんですがなんであの時代防犯カメラがなかったのだ……😭
とにかく波長の合う二人が互いのいい所を伝播し合って、結果としてどっちも強くなれるみたいな相乗効果はいいなぁ✨
それはともかく昨日【アポクリファ】の【ペルセウスの難業】を読んでくれた人がいて、おっ!✨ いいねえ~~分かってるね~~~! などと思って折角だから読みに行かせていただこうとしたついでにミスとか無いか定期チェックしておこうかと読んだんですが、オイこれ書いたの一体誰だ天才か!!! というくらい無茶苦茶面白くてこんなに謙虚な私でも自画自賛してしまうくらい最高だったので、ああいう近現代舞台のわちゃわちゃ&本格的な格闘技アクション&あんまり深刻な謎とかいらん! 楽しい話が読みたい!! って人はぜひ読んでみてください!😊
知ってたけど無茶苦茶面白かったです
ライルがね……。
ライルが書きやすいんですよ……。
というのも私性別は違いますが多分あいつに実際の性格がものすごい似てるんですわ。考え方とか。ドライで、多趣味で、些細なことでイライラもするけど、「激怒」まで行くことは本当に滅多に無いマイペース感とか。
私ああいう男を書くのを最も得意としています
話のテンポ感とかも極めて自分と同じなので、さして考えることもなくすらすら書ける。
【ペルセウスの難業】は本当に苦労して書いたという印象が全くありません。
近況ノート書いてるみたいな気分でスラスラ書いてさほど時間掛けませんでした。
昨日読み直して(まあ定期的に全作品読み直してるが)すっごい面白かったのですが、全98800字くらいで10万字に到達してなかったのですね。
カクコン短編の応募規定を「10万字以下」だと勘違いしていたので、そうか全然考えてなかったけどどうせ単に置いておいてもつまらんから短編の方に出すかと思ったらあれ1万字以下なんですね!? 短っ!!! 短編の定義がもはや分からんわ!
こんなに面白いのに私が10000字以下か10万字以上にしなかったためにどっちにも応募出来ない子になってしまっているのがなんか可哀想だったので、私に1200字の加筆修正など朝飯前なので本当に朝飯前に修正して、カクコンに放り込んでおきました
正直なところ【ペルセウスの難業】に欠点があるとしたら
この一つでなにか、世界の真理を自分なりに描いているような冒険譚ではない
ということくらいです。
ある日生まれた、非日常の一日を切り取ったコメディ話なので、
難しいこと何にも書いてません。
ま、でも世界の真理を自分なりに必死に描いても評価されない時評価されませんので、そんな小難しく考えないでもいいかなと。
こんなに日々色んな人の面白い話や、素晴らしい海外ドラマ見て感動してる私ではありますが、やはり揺るぎなく自分の話が一番読んでて楽しくて大好きだなあ🥰✨
誰の作品を読んでも それだけは全く揺らがんな!!!✨
そんな私がオススメするアポクリファの【ペルセウスの難業】。スポーツ好きの私ならではの感性が大爆発していますので、お時間ある方どうぞよろしゅう!
100000字とちょっとありますが
「絶対食べられないと思ったけど美味しくて結局食べちゃったわ~✨」
みたいな大盛り絶品パスタのように気づいたら読めちゃってると思います🍝へへっ!
他人の作品と思って真面目にコメントすると、個人的にこの話の中に優勝候補のアレクシス・サルナートが一切出て来てないのが好きなんだよね こういうわちゃわちゃにはあいつ一切関わって来ないのが よりブランド感を高めている描き方が秀逸だと思いますわ
完全にこの話が【獅子宮警察】の内輪揉めで終わってんのがセンスいい。
なにしてんだよ!! っていうね。
私と話してると、たまにこういう話書けない作家だと勘違いされることあるんだが、舐めるんじゃねーぞ! 私はタイプの違う主力級長編小説軍団四つ抱える総司令官だからな! ありとあらゆる話が書けるんだよ!! 小難しい話ばっかり書いてると思うな! こういう……なにしてんだよ!!✨っていう話も全然書けるぞ!!
知らなかっただろ!!😊
だからこういう「難しいことはなんも書いてないが」みたいなコメディ話の優劣なんかもちゃんと見分けられるからな!
「本当に何にも書いてねえな」と
「大したテーマじゃないが面白い。非常にいい。」は全く違うんだよ!!
【ペルセウスの難業】を一言で表わすと、
大したことが理由じゃないのに大喧嘩になって元々戦闘力の高い警官二人が日常の激務でも見せたことのないような死闘を繰り広げ、それを実況中継されたあげく、街が一晩大盛り上がりをするが、
ラスト当事者の殴り合った二人は「そもそも俺達なんで殴り合い始めたんだ?」ときっかけすら忘れているという 話です。
個人的に一番最初とラストの繋がりが秀逸ですね。
大したことのないテーマを書いてこれ以上の面白い話とラストが書ける人は逆に「書いたよ!!」って持って来て下さい。
正直言ってこれ以上素晴らしい完成度高い大したことない話を私は読んだことがありません!!😊✨
でも日常では結構こういうことってあるんだよな
何に結局イラついてたんだっけ? っていう……。
最後「あるわ~~~ こういうこと!✨」で締めてます
本当に大したことないことしか書いてないじゃないか!! と100000字も読ませた後に読者を笑わせられたら最高ですな
あと興味あるのが、この話の発端はライル・ガードナーの些細なイライラなんですが、ライルがなんでちょっとイライラしてたか分かる人どのくらいいるのかなってのは興味ある。
あともっと言うと最後の最後まで、ライルがなんでちょっとイライラしてたのか覚えている人がどのくらいいるのかも気になる
しかし私的な正解は「そういえばなんでだっけ?😇」と読み手にラストで思わせられたら一番の大成功なんだよな
これはそういう話です
「おぼえてない」
が一番良き答えです
あのねえ……スポーツが意外とこういう試合多いんですよ
最初なんかすっごい理由で「勝たなければならない!!」みたいに意気込んで試合開始するんだけど、段々試合見てていい試合内容になって来ると「あ~~~~~!!! 勝たなきゃいけないんだけど 敵もいいわ~!!! もう!! どっちが勝ってもいいわ!!!!😇」みたいにハチャメチャな思考回路になって来ることがあるのでそういうの伝わったらいいですね