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マタタビ―――――――――――――――――ッ!!!!!✨✨

格闘ゲームやる人は分かると思いますが……


格闘ゲームって二人以上で対戦することが出来るじゃないですか……

その過程で「同じキャラ」を使う相手と戦うこともあるわけですよ……。

ん~~~ 例えば【ジグラート】の【ネーリ】を格闘ゲームで自分がプレイヤーとして使うとします。

そうしたら相手も【ネーリ】を使いたいことがあるわけです。

そういう時って「相手がすでにそのプレイヤーを選択しています」で、選べなくなるのではなく、選べるんですよ。
同じキャラクターを。
しかし完全に同じだと全く姿が訳分からんくなるでしょ?
戦ってる最中にポジション変わって逆とかにもなるのに全て同じ姿だったらどっちが俺やねん!! みたいになるわけです。

ですからその混同を避けるために「カラーチェンジ」というシステムがありまして、

一人がネーリを選ぶ。これはスタンダードなカラーなんですが、

もう一人がネーリを選ぶとちょっと色の違う【ネーリ】になり、見た目の混同を避けてくれるのです。

つまりスタンダードネーリは「栗毛にヘリオドールの瞳」ですが、
対戦相手のネーリは「赤毛に青目」のネーリとかになるわけです。

これで見た目の混同が避けられ、戦う方も見る方も分かりやすくなります!

側で見ているフェリックスも「いつもと目と髪の色違うけど間違いなくネーリだ😊」と安心出来るわけであります!🐲



いやちゃうねん……それはどうでもいいんだが……



私は今回の本尾さんの話で、
この前格闘ゲームになって欲しいなぁ✨とか言っていたせいか、
完全に見た目全く同じだけどちょっと色違いのハヤテさんとスタンダードハヤテさんが向き合って戦う絵が頭に思い浮かびました。


「これが運命だったのか……」


という戦闘開始前の特殊セリフを挟んで

READY FIGHT!

でございますな




なんのこと? と思ったひとはどうぞご自分の目で読んで来て下さい!!

私は思わずおああああああああああああ!!!!!出たあッ!!!!!!って叫びました





みなさん

読み手に「おあああああああああ!!!! 出たああ!!!!!✨✨」って言ってもらえるほどのキャラをちゃんと書いていますか

これを書くためには必ずある程度の「溜め」が必要な原理は分かりますよね?

本人は出て来ないが要所要所で名前や存在感を出しておくのです

そして読み手にそれをちゃんと「感じさせる」こと!!

これが重要です!!!

みなさん伏線伏線うるさいひと!! 伏線って全部隠せば伏線だと思っていませんか!! そんなもん全部隠されたら読み手としては突然跡形もない地雷を踏まされても「はあ?💢」しか感想無いですよ!

伏線というのは本来「匂わせる」ことなのです。

匂わせる!!!

これが正しく出来てない人がまああああああああああ多い!!!!!!

完全に伏線地中に隠して埋めておいて、匂わせもしないで爆発させてびっくりさせるだけの野蛮な伏線張る人すっごいいますけどあの爆発で露呈した真実と出会った時って驚きと同時に感じるの不快感しかないんですよね

「今までそんなこと一つも言ってなかったやん なんや突然💢」

こんな風に読み手に伏線爆破した時にイラつかせるような伏線は、貼り方失敗です。
すぐに爆弾処理班呼んで伏線回収させてください


私が思うに理想的な伏線とは【ドミノ】です。


見えてるドミノです。


ここちょこんとすればこれ全部倒れるんやろ?

ここちょこんと触ったらここ全部ぶわああああああああ行くんやろ?✨✨

と「ウキウキ」させ――、

ぶわああああああの連鎖が始まったら思わずその見事さに

うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!✨✨って読み手が鳴るのが上手い伏線の張り方であります!!


あれですな!! ドミノで倒れたら絵が浮かび上がるみたいな仕掛けになってるのが


最高の【伏線】の張り方のお手本だと思います。


大概のアマチュアの伏線の張り方敵を殲滅する【地雷】の埋め方やねん

踏んだらお前吹っ飛びよるやろ ざまあみろっていう考え方の伏線張ってる人多いから踏んだ人に対する思いやりゼロなんですよね。単なる自己満!!!! 読み手を驚かせて驚かせた俺はすごいと思いたがる単なる書き手の自己満!!! 

だが言っておくぞ!!! そんなのぜんっぜん凄くない!!!!!

小説において重要なのはびっくりさせるよりも心に記憶として残すことです。

読み手を驚かせたり、不快感で注目させようとしても、
普通の人間は「不快なことは忘れる」という行動をとります。

つまりそんなことしてもすぐに忘れられる分類に入るのです。


しかし素晴らしい体験はいつまでも残しておきたい、またしてみたい、もう一度見てみたいというのが明日を生きて行く使命を持った人間の当然の心理であります。


素敵な伏線の張り方をして、

「お……もしかしたらこれは……ここが繋がっているのか?✨」

「もしかしたらこの二人……繋がっているのか?✨✨」

「もしかしたらこれ伏線なのか!?✨✨ そうなんだな!!! 伏線!!! そうだったんだな伏線~~~~~~~~~~~~~っ!!!!✨✨」


というようなクリスマスプレゼントを開ける数秒前みたいな期待感とワクワクをもたらすのが読み手に寄り添った伏線づくりの基本です。



本尾さんのとこすげーぞ!!!

私はこれでクリスマスプレゼント開かせていただいたの二回目だ!

いや実際にはもっと色々頂いてるけど、大きなやつは二回目だ!!

一回目はハヤテさんの素性についてだ!!

①戦闘描写の中で傷の確認をする正確な手つき
②外国の土地や製品に関わっている知識
③戦場の記者が彼を見たことがあるような気がするという描写
④戦闘の心得がある

この①②③④のことから、

私はハヤテさんの本職が医者であり、
しかも単純な病院勤務などではなく、

例えば紛争地域や開発途上国のような場所で従事する、
国境なき医師団的な人ではないかと予想を立てたことがあります



答えが分かった時はまさにぶわああああああああああああっとドミノが倒れて

見事なドミノ倒しの中から【国境なき医師団】という文字が浮かび上がってうわあああああああああああ!!!!!!!!✨✨✨と大歓声と大拍手で大盛り上がりしたような気分になりました


わかりますか!

伏線張りは【ドミノ倒し】なのです!

一つ一つの【ドミノ】は要所要所で読み手にちゃんと見せて、

「アレ? これドミノになってんちゃう?✨」と

ちゃんと想像させ、期待させることが肝心なのです。


だからこそいざ倒れた時に「やっぱりだあああああああああ!!!!😊✨✨」という喜びに到達できる。



正しい伏線張りとはこのように書き手と読み手の良きコミュニケーションによって行われます。

ただ読み手を驚きと衝撃で吹っ飛ばすだけの伏線は、伏線ではなく【地雷の暴力】ですから、まあ一回くらいそんなのあってもいいですけどしつこくしつこく自分の作品を地雷平原にするのはやめましょう。

読み手にそういうのバレると鬱陶しがられて「この作品はやたら伏線が多く分かりにくい。やめとこ」と地雷平原ごと迂回されて、結局伏線も見てもらえませんからね!

読み手を意識した伏線張り!!

これに関して本尾さんの作品お見事!!!👏✨ の一言しかないです!!

大きな謎が解かれた時にちゃんと読み手に喜びがある!


嬉しいね~~🥰 ごほうびみたい!✨

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