まだどんどんやって行くよ!
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①
龐徳
そういう、全てのままならない想いを、これ以上は考えたくないという気持ちもあった。とにかく、自分は守るためにあるのだと思い込みたかった。
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②
張遼
「私自身とっくに忘れ去っていたと思っていたものだ。
だがまだ私の中にしつこくその思いは残っていたと見える。
弱さだな。
咄嗟の判断で貴方を斬れなくなった時、槍を引くしか道が無かった」
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③
龐徳
「私の処刑を望まれる方がいるならば、抗わずに受けたいと思う。
涼州の為に、やれることはやった。
曹魏に私が捕らえられ、自刃したことが涼州騎馬隊に知られれば、それによって奮い立つ者もいよう。
そういう命の使い道もある」
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④
張遼
「……今になって思うことは、あの時果てなかった命でこれほどのことが出来るとは、当時の私は思ってもいなかったということなのだ。
だから貴方にもそれを伝えたかった。
命は……続く限り、思いがけない未来に辿り着くことがあると」
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⑤
張遼
「全てを守ると、単騎で向かって来た貴方を見た時、下邳の私よりも余程まだ戦うことの出来る武人だと直感した。それを殺した私が一生後悔することになる」
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⑥
龐徳
「裏切り者どころか。
敵であった貴方に命を救われたのだ。
いつの間にか迷いばかりになっていたこの命を。
救って頂いたことに感謝を感じているのだから、
裏切り者などという次元にわたしはもはやない」
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⑦
張遼
生きていることで呂布や陳宮に後ろめたい気持ちなど一度も持ったことは無い。
曹操により助命されたあの時、この身に新しい息吹を吹き込まれ、新しい生を歩くことになったのだ。
自分がそうだと、分かっていればいい。
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⑧
徐庶
「俺が人に信用されないのは実際の行動というより、もっと滲み出る空気のようなものが原因なんだ。
だから例え襟を正して言葉を発さずにいても、信頼されたりはしないと思う。
言葉で自分の意志を明らかにしておくべきだという君の忠告は、間違ってないと俺は思うよ」
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⑨
陸遜
「ですが司馬懿殿は私にとって恩のある方です。
この命を失ったとしても決して裏切れない方。
その子とは知った上で、話していただきたいです」
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⑩
陸遜
徐庶は確かに、本当はどんなものでもその四肢を束縛することが出来なかった。
彼がそうと望まない限りは、無理にそうさせようとしても力を発揮しないし、陰に籠って行く。
だが彼自身が望んだことなら、どんな無謀だと思うことも、何故そんな犠牲があることをと思うようなことも、彼は実際自分すら犠牲にして実行するのだ。
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⑪
陸遜
「貴方は……自分が何か切り捨てなければならない時は、最後まで答えが出ないくらい決めかねて、迷うのに。
他者の運命によってご自分を切り捨てる必要がある時は躊躇いもなく投げ捨ててしまうのですね。……命すら」
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⑫
陸遜
「私は命を容易く投げ出す人は嫌いです」
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⑬
陸遜
陸議は、自分のことは大切に思っていた。
自分のために命を失った人や、大切に想ってくれた人たちがいることを知っているからだ。
戦場では使命感に燃えて、国のためなら自分の命など、と思うことはあるけれど、全然大切じゃないなどと思ったことはない。
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⑭
徐庶
「だけど命を懸けなければ成し遂げられないこともある。
それは命を投げ出すとは全く別のことだ」
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⑮
陸遜
人生を必死に生きていると、どこにいるべきか分からなくなることだってある。
自分の道を見失うことも。
だけどどこに行けばいいのか分かっているのに、心を偽って別の場所に行くなど愚かだ。
(ここだと思う場所があるなら しがみついてでもそこで生きるべきだ)
多分それが、生きるということだから。
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こんな感じ!
この話は二組のペアが話していますが、
共に命に関わる領域の話をしているため、自然とセリフにも魂が籠りますね。
お遊びじゃない言葉が必要だからです。
【張遼と龐徳】、【陸遜と徐庶】の二組がお互いに真剣に向き合ったセリフはどれも魂が籠っていて覇気があるものばかり。
見応えあるエピソードの一つです。
③龐徳の中から妄執のようなものが消え去っていることが実感出来るセリフで、気に入っています。
⑥このエピソードで張遼と龐徳の関係は非常に気に入ったので、いずれ未来の展開に転換したい。
⑩徐庶のカッコいいところは、知恵もあるし武力もあるので、その気になったらどんなものでもその四肢を束縛することが出来ない人であること。
つまりこの人を従わせたいならば、自発的に徐庶を従わせるしかないところが何ともカッコいいです。
唯一の弱点が【母】だったのかと。
⑫シンプルだけど想いが籠った陸遜のセリフで、【花天月地】を読めば読むほど味を感じることが出来る名言。
確かに陸康に命を救われた陸遜がこれを言うと、誓いのように美しく響く。
⑭徐庶はたまに突然こういうこと言うのが魅力なので、これからも突然こういうことを言わせたいと思います。
⑮。龐統が陸遜にこれを教えてくれたのです。
陸遜はいずれ【二宮の変】で建業にいないので、武昌で孫権の感情が鎮まることを待つことも出来ました。場合によっては呉で豊かな余生を過ごしたいと望むなら、孫権の意に反さないことはしないことも可能だったでしょう。
陸遜は【呉】が居場所では無いのです。
呉を良き国にすること。呉を外敵から守ること。
この2つが、死んでいった仲間達から引き継いだ使命なのです。
彼の居場所は、自分にそういうものを託して死んでいった仲間達が、【心の居場所】だから、そこが自分の居場所だと強く思うからこそ、最後の命をそれを守ることに使ったのだと思います。
どのセリフも素晴らしくて決められねえです!!!!!!!
⑭か⑮かな! 総括で。
徐庶か。陸遜か。
でもよく味わってみると二人とも本質は同じことを言ってる気がする。
命を投げ出すわけじゃなくて。
この世で最も価値のあるもののために命を使う。
そういうことを両方言ってる気がする。
⑮にしておきましょうか!
さすがは陸遜!! さすがは我が主人公です!!✨
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⑮
陸遜
人生を必死に生きていると、どこにいるべきか分からなくなることだってある。
自分の道を見失うことも。
だけどどこに行けばいいのか分かっているのに、心を偽って別の場所に行くなど愚かだ。
(ここだと思う場所があるなら しがみついてでもそこで生きるべきだ)
多分それが、生きるということだから。
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張遼と龐徳が話す会話もすごく気に入っています。
こういうことを聞きたくて、書きたくて、
私は戦記物を書き続けているのだと思う。
大は小を兼ねるという。
私にとって戦記物が大、
現実が小なのです。
戦記物を丁寧に描き出せばその中に、現実の現代でも力になる、支えになる言葉や人間同士の遣り取りがたくさんある気がする。
でもその逆は多分できない。