名セリフを吟味しているのですが、
すっごい面白いです😊
うちの作品には良いセリフが山ほどあるのですが、
この前の「キャッチフレーズ」と「魅力的な言葉」のどっちかな?
の話の基準でどっちであるかを吟味する作業が面白い。
ただ私の場合、本当に魂や意識が行き届いていない、いらんセリフというものを滅多に書きません。優先度くらいはつけるし、要するに文字数制約が付くコンテストに出す時に文字数オーバーを削ったりするために「敢えて削らなければならないならこのあたりの会話は無くてもいい」くらいには始末を付けれるものはありますけど、そういうことをやってると文字の雰囲気がカツカツになります。
映画や生番組みたいな「三時間でまとめなければならない」みたいなあの急いだ雰囲気私は落ち着かなくて大嫌いなのです。
私があくまでも目指すのはシーズン10とか行ってる海外ドラマとかのテンポ感です。書きたいことは緩急を付けたテンポで全て書ける。
私も一時コンテストの鬼になったことありますが、もうやめました。
文章上手くなるために助言を求めてコンテスト用の話を作りまくりましたが、分かると思いますが小説の長編コンテストの文字数制限の中には、現実的に見て非常に不自然なものも多いです。
「これくらいでまとめる力をつける」
ために書くのはいい修練になりますが、
私はもうそれはやれと言わればやれるようになりました。
今は100万字とか書いていますけど、もしプロになって「10万字くらいの話をかいてくれ」と依頼されればそれは書けます。全然書きたい私の文字数ではないですけど、全然書けます。仕事ならば。
しかしあくまでも私は生粋の長編気質。
10万字の話を作るビジネスは出来ますが、
それを作ったらその話の続きを想像して100万字の話を必ず書きたくなることに気づきました。
「書くべきものを書いていない10万字」ではないのですよ。
そうである場合実力を出し切ってないので、コンテストでは使い物になりません。
しかし私は「10万字でいい話書け」と言われたら書けます。
ですが100%のパワーで書けるので、どうしても書いていると【愛着】が話に生まれます。
続きが書きたくなる。思いついてしまう。
こういうあたりから、自分が本当に長編得意とするステイヤーなんだなということが実感出来ました。
コンテストの為にばかり書いてると、
コンテスト用の形態の話になって行きます。
私はあまりに作り過ぎて、書きたいものが溢れ返りました。
「コンテスト用の作品が作れるのはもう分かった。そんなのばかりではなく、思い切り書きたいものを追求して思う存分に書いてみたい」
と思ってコンテスト用の作品ばかり書くのはやめました。
そういう作品を作ってもこれ以上自分が成長はしない所まで来たのが分かったからです。
それよりも思う存分に書きたいものを書いて、表現方法を磨いた方が武器になると思いました。
それで今は存分に文字数もページ数も気にせず書きに書きまくれて幸せで楽しい🥰わけですが、私はちゃんとコンテストの為だけの作品を書く機械人間になったこともありますよ。ちゃんとそういうこともやりました。
その結果「文字数指定があれば、どれだけでも対応出来る」という技術も身につけました。
長編を最も得意として好みますが、
決してこれだけしか書けない人間とは私は違います。
短編集とか見てもらえば分かるように10万字に満たない話でも力を発揮できますし、百万字艦隊の1話の規模は20000~30000字目安。たまに前後はしますが基本的にはこの間で安定しています。つまり常に私は20000~30000字で起承転結を書き、テーマを持たせ1話しっかり読ませる内容を書く実力はついてます。
近況ノートも10000字制限。
【水鏡荘】を見てもらえば分かりますが、基本10000字制限(まあたまに少しヤンチャにはみ出すが😇しかしはみ出す時は自分でもこれ「文字数制限突破ペースやな」ということが書いてる感じで分かっています。予期せずはみ出しているわけではないのである程度体感文字数は合ってる)で、これだけ多岐に渡った内容のことをまとめて喋れます。
この技術はコンテストの為に「コンパクトにまとめた話を書く」という作品を作りまくった時に磨きました。
その技術はすでに手に入れたので、これ以上コンテスト用の作品を作っても「コンテスト用の作品を作る」ことが目的になってしまい、技術は向上しませんし、書きたいものもフルパワーで書けません。
最近は文字数制限大分緩和されて来たので、このまま緩和された時にweb小説ではなく、文庫系のコンテストの長編部門に「コンテスト用に書いてない」作品をエントリーさせて、それが引っ掛かれば幸運だな程度にしか思っていません。
出して損は一切しませんので、それは出しますが。
とにかく「コンテスト用の作品」はちょっと普通の作品と形態が違うので、あまりこれを作り過ぎても、普通の作品が書けなくなる恐れがあります。
よく競走馬に言われることなのですが「練習だけだと頭がおかしくなる。ある程度練習で力を発揮したら実戦に投入して思い切り走らせないと、逆に力を出せなくなる」と言われます。
練習は、
100%の力をある意味出しません。
「最後の追い込み練習」とかあるじゃないですか。
あれは本番近い強度でやりますけど、あれを普段から、あれしかやらなかったら競走馬でも体と心を病むのです。
本番で力を放出させて、放牧し休ませ、また1から徐々に強度を上げて体と気持ちを作り上げていくのが一番いいのです。
練習だけずっとしていても、ある一定の所からはそのパワーをどこかで放出しないと動物でも気が変になって来るのですよ。
私は「コンテストの為に必要なスキルは全部会得した。もう十分」と自分でそれが把握できたので、次の段階に移行しました。
文字数も、ページ数も気にせずとにかく思う存分に書く!✨
思った通り、コンテストの為に無理に文字数凝り固まった作品ばかり作っていたので、とにかく文字数のこと考えなくてバンバン自由に書いて行ける今の形態が楽しくてたまりません。
書く内容のテンポなども、劇的に良くなりました。
前は映画を作るように急いで序盤端的に書いていましたが、今では海外ドラマテンポで書くことが可能になりましたので、キャラとキャラの出会いとか惹かれて行く様子にももっともっと時間を掛けられるようになりました。
掛けるなと言われれば「わかった」と削減は出来ます。
しかし言われない限り私はもう削減しません。
文字だけじゃない。
小説にはテンポも必要なのです。
作品を見ていて「序盤急ぎ過ぎなんだよなこの話……」と思う話があります。もっとじっくり書けばいいのにと。
しかしコンテストでは「最初の数ページで何かが起これ」と注意されます。
それは私も分かるのです。
だから序盤急ぎ過ぎてる人とかを注意出来ません。
これが「実際の理想のテンポを描くのと、コンテスト用の作品を作ることの違い」なのです。
明らかに違うスキルを求められる。
「プロになる気はない」「単なる趣味」と言うなら、コンテストのレギュレーション気にする必要ねえんだから思う存分序盤に時間割けよと私は思うのですが、まあこういうwebから直接応募出来る世界観の弊害ですよね。
混ざっちゃってる人がいるんですわ。
「最初の数ページで何か起こさなきゃいけないって言われた……」
とそこだけすっごい意識しちゃってコンテストの呪いに掛かったまま、普通の話を書いてる人とかがいます。
ああいうの見ると、特に「趣味で書いている」と言ってるのに思う存分自分の書きたいペースで書く技術を失ってしまっているのが分かり、大変可哀想だなと思うことがあります。
とにかく、それくらい「コンテスト用の作品」というのは本来の小説作りとしては異質なのです。これに慣れすぎると、普通の小説を書けなくなることもあるのでどうぞご注意ください。
普通の小説を書く時に「コンテスト用の書き方」をしていると、非常に急いでいて、描写が疎かになることがあります。一つの作品としては、長編の場合非常に印象が悪い仕上がりになったりすることありますので。
本来はこれ一緒にしてはいけないのです。
コンテストは「端的に良き文章でまとめる」という技術が学べます。
そういう技術をまだ持ってない人は、いい道場になるのでバンバンコンテスト用の作品作って応募するといいと思いますが、
この技術をもう会得したら、私の理想では自分の書きたいものを書き始めた方がずっと自分の書く技術を高められると思います。フルパワーで戦えるようになりますからね😊
とにかく、そんな私はコンテストに出すならまあこのあたりの話は削減は出来る、と渋々削減できるような編集ポイントは持っていますが、コンテストに出さないなら一切削減したくないレベルの、テンポを緩めるために入れた言葉や、セリフのやり取り「うん」とか「そうね」でさえ、ちゃんと理由あって入れています。
このあたり急ぎ過ぎているな……と読み返して感じた場合はあえてセリフを増やしてテンポを緩めたりしています。
戦記物の場合、戦いの機運が高まっている時と、平和な平時では時間の経過の仕方が全く違うのです。
なので平和な時間のボヤキも、実は戦いの機運が高まっている時のテンポ感の違いを表わすために、間違いなく必要なものなのです。
そんなわけで私の小説には「いらんセリフ、展開」というものがほぼありません。
つまりセリフは必ず【キャッチフレーズ(耳当たりはいいが、大した内容はない。どちらかというとテンポやキャラ性を示す役目がある。場合によっては削減や調整が出来る)】と
【魅力的なセリフ(作品の練度を示すための重要なセリフ。これにより、作品のレベルを推し量られるために、妥協を一切できない)】
であるわけです。
【海に沈むジグラート】の第40話【ラファエルとフェルディナント】という話で、フランス艦隊総司令官ラファエルの副官、アルシャンドレ・ルゴーという人が出て来ます。
ラファエルがのんびり総司令官なので、彼の勤勉さを補う為に送り込まれた非常に優秀で厳格で、妥協しない性格の出来る副官なのですが、
一日の始まりに上官であるラファエルの屋敷を訪ねた時、
丁度そこにラファエルを訪ねて来た神聖ローマ帝国竜騎兵団団長フェルディナントとこの人が遭遇します。
この世界ではフランスと神聖ローマ帝国は敵対しているため、親しい気持ちでフェルディナントが訪ねて来るはずがありません。よって何か悪い意図があってこいつは訪ねて来よったなと判断したルゴー君は、フェルディナントがラファエルに害をなそうとする前に(そのような事実はない😊)立ち塞がりました。
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「貴方がこんな時間にここを訪ねるなんて、ものすごい怪しいって言ってるんですよ」
今度は余程、はっきりと疑いの眼差しと共にルゴーが言った。
「一体何の用ですか。その腰の剣をラファエル様に対して抜くおつもりなのでしたら、その前にこの私と遣り合ってもらいますよ。貴方に勝てるほどの腕が自分にあるとは驕っていませんが、さすがに庭先でカンカンカンカン剣を突き合わせて騒いでいたら、どんなに寝坊しておられても目を覚ましていただけるでしょう。時間くらいは私は根性で稼いでみせますよ。
では別に国で武勲名高き騎士に師事したわけでもなく、特に伝説的な騎士に弟子入りしたわけでもなく、真面目だけが取り柄で生き延びてきた我が一族のじーちゃんから習った私の剣技を本気で披露しましょうか?」
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こういうことをルゴー君が言います。
これ……まあコンテストならね……ルゴー君なんて脇役ですから。
こんなエピソードごと削れと言われれば確かに削れます。
しかしこの
【では別に国で武勲名高き騎士に師事したわけでもなく、特に伝説的な騎士に弟子入りしたわけでもなく、真面目だけが取り柄で生き延びてきた我が一族のじーちゃんから習った私の剣技を本気で披露しましょうか?】
というセリフ、確かに全然重要なセリフじゃないです。どっちかというと語感重視のキャッチーな言葉です。
だけど果てしなくルゴーの生真面目な人柄が出てるんですよね。
ふざけて言ってないんですよこの人。
本当に「このままお前が私の上官に手を出すというのなら、その前に私が相手になってやる。私の剣は全然大したことが無いけど、それでも時間くらいは稼ぐぞ」というあくまでも「やってやる!!💢」という弱いなんて絶対言い訳にしない!! という闘志と「あんな上官でも私の上司。フランス艦隊の総司令。守り抜くぞ!!」というフランス騎士魂が溢れる、非常にルゴー君にとっては魂の籠った魂のセリフなのです🥰
全然ふざけて言ってないんですよ。
魂のセリフじゃないなこれはと一瞬外そうとしたけど、あまりにキャラの魂が溢れすぎていて、誰かの心を救うような名言じゃないけど、人間ってこういうことある。間違いなくこれだって名言だよなと笑ってしまって、
やはり自分の作品はこんなセリフ一つ取ってもちゃんとキャラの魂や人柄が込められていて素晴らしいなと思いました✨
私はやはり自分の作品が大好きです。
何気ないセリフまで本当に作者やキャラの魂や心が籠ってる。意図や理由も。
素晴らしい👏✨
私は自分の作品でさえ第三者のような目で厳しく批評出来る秘技【第三の目】を保有していますから、別にこれは自画自賛ではないです。あっ まあ形態としては自画自賛になっていますが、他人として誉めています。
この作品を他人のものだとして読んだら、この人素晴らしい作品書いてんなーって思いますな。
皆さんもぜひAIなんぞに頼まず自分の作品自分で読んで他人のように批評してください。じゃないと自分の第三の目が鍛えられませんよ。私は下手期この第三の目により自分の作品を自分で厳しくこき下ろし続けました。罵るだけじゃなくどこが面白くないのか、どこが駄目なのか、プロの作品とどこが違うのか劣っているのか、比べまくりました。
駄目なものはダメと、
私は自分に対しても言います。
言ってきました。
そして一つずつダメな部分を修正したのです。
そして今では「駄目な所ほぼ無い。完璧である✨」と言わしめるようになったのですから、大したものです。
自分で言ってます。ええ!🥰
だって自分のダメさも自分の良さも、一番分かっていて目を背けられないですから。
だから自分の作品を駄目だと思ったりいいと思ったり、出来るようにまずはならなければ。
何が良くて何が駄目か分からないのに、
いい作品なんか書けるわけがないです。
ルゴー君も脇役ですがいい味出してます。
特にじーちゃんの下りとか秀逸です。本当にじーちゃんの剣技大したことないんでしょうね。でも相手は戦いに関しては冗談の通じない竜騎兵。「お、おれのじーちゃんは伝説の騎士だぞう!!!💦」なんて大嘘ついても剣を合わせた瞬間一発でバレます。
そんな愚かな嘘をつくぐらいなら全部本当のことを言って、
「俺の剣は全然大したことないが、死んだってお前を通さん!!!!!!」
とはっきり言われた方がなんか迫力があります😊
上官の為に、実力絶対敵わない相手には命をも投げ出して立ち向かう。
フランス騎士のプライドと、
すげぇ弱い奴から喧嘩売られたフェルディナントのぽかん……とした何とも言えない表情が浮かぶような非常に素晴らしい名シーンです
フフ……🌸
私はこういうの、絶対削減したくないですね!