【秘密の皇帝】の賈詡先輩がすっごい存在感があって描き方私は好きです。
もしかしたら、ある意味、主人公より大きな意味を持つ瞬間さえあるのかもしれない。
それがいい。
長編書くみなさん……。
「主人公よりも、サブキャラは大きな意味を持ってはいけない」
そんなことを思い込んでいませんか?
これね……
海外ドラマやスポーツを愛好する私はとっくにこんなくだらない思い込みの鎖断ち切って自由に人間を作品の中で動かせるようになってるんですが、
実はこれに囚われていて「サブキャラ全然自由に生き生きと魅力的に描けてねえな……」という人すっごい多いんですよ……!!
主人公の存在感が無いのはいけませんけど、サブキャラの存在感があるのはいいんだ、ということは分かっていて欲しい。じゃないと長編小説という、主人公以外に魅力が無ければ絶対いい作品にはならない仕様になっている作品で、良作は生み出せませんよ。
長編小説で、私が読んでいて「あー……どいつもこいつも主人公より目立たないように翼をもがれたサブキャラばっかりだなー」って思う時は、かなりマイナスポイント高くなります。
いいんですよ!!
サブキャラは魅力において最大瞬間風速を叩き出した時、主人公より存在感を出して全然いいのです。むしろ出してください!!
【秘密の皇帝】の賈詡は、
帝の秘密に気づいている数少ない人なので、ある意味こいつが喋っていたら主人公終わりだったのです。
しかし賈詡は黙っていたので、地味目な臣下の一人としてしか通常では見えて来ません。
黙っていなかったら賈詡はもっともっと大きな存在や意味は持てた。
しかし彼自身の信条の為に沈黙を守ったわけです。
「大きな意味はもっと持てたけど、彼自身の意志で持たなかったキャラ」
なのです。
――そこがいい!!
今本編で賈詡も都で郭嘉の死を知った状態だと思うんですよね。
なんかそのことについての賈詡の描写あるのかなと思っていたけど、特になかったです。
だがそれもまた賈詡らしくていい!!😊
賈詡なんてこうやって何人もの、自分よりも若い人たちが戦乱の世で死んで行くのを見送って来たので、郭嘉と言えども今更その死に驚いたり狼狽えたりしないわけです!
多分描かれてないけど、都に軍が帰って来たと聞いた時に「郭嘉は死んだらしい」と報告受けたはずですよ。
多分この賈詡さんは「そうか……」の一言で受け止めたに違いありません。
その後出て来てもいつもの賈詡と全然変わらない感じが本当に魅力的です。
賈詡役は60歳越えたくらいの年齢のイメージなので、おじいちゃんですよ。
でもすごい存在感あるし、
かっこいい!!
このドラマの賈詡役のカッコよさ皆さん分かりますかね?
私は【晴明さん】とかで安倍機才とか書いてたり、
【ジグラート】でネーリのじーちゃん書いていたりするように、
結構老人のカッコよさとかも好きだし分かるんですよ。
確かにカッコいい老年の方って若者は勿論、まだまだ若々しい40~50代の脂身あるおっさんにすら出せないカッコよさあるんですよ。
こういうの分かる人じゃないとつまり賈詡のような人を存在感と魅力あるようにはそれだけで書けないことになる。
作者ってだから色んな人間に興味を持ち、価値を見い出し、魅力を見抜ける人でなければならないのです。
短編はもっと刹那的にも世界を捉えて描き出せるのですが、長編は無理ですよ。
老人が存在しない世界なんて本当は不気味で不自然なのです。
でもカクヨムで見かける長編小説とかは平気で若者しか出て来ない話とかありますよね?
こういう年を重ねた人の魅力をいいなあと思えない作者は若者しか出て来ない世界、若者しか力を持たないみたいな偏って視野の狭い作品しか書けません。
例によって「書かない」なら百歩譲っていいですが「書けない」のは単なる技術不足の未熟です。
海外ドラマとかには最高に渋カッコいい老年の方とか出て来ますよ。
老年書くの苦手……とか弱点持ってる人は見てみるといいかもしれません。
とにかく【秘密の皇帝】の賈詡の描き方素敵ですー✨大好きこのキャラ……🥰
老年のキャラとしての描き方も勿論ですが、
最大瞬間風速的には、賈詡がある時期、世界を揺るがすような秘密を握っている「瞬間」があるのがたまらん!!
こういうサブキャラの描き方出来る話は絶対面白いんですよ。
主人公以外のサブキャラも瞬間的には主人公を上回る意味とか価値をちゃんと持っている。
そういう風に書いてももらえる。
私が良作だと思う海外ドラマ、小説、漫画、アニメ、映画。そういうものは全部この特徴と共通点持っています。
私が面白くないと思うものは、逆にこの点が欠けてます。
【サブキャラを全然書けてない】
【サブキャラが主人公より劣るように、目立たぬように、翼をもがれている】
のです。
なんでそんなことするんですかね?
例えば凄い伝説の「聖剣エクスカリバー」がこの世に出現したら、すぐ主人公とかヒロインとかに与えようとしますが、別にサブキャラが【聖剣エクスカリバー】の持ち主になってもいいんですよ。
私が「主人公ばっかりだな」と思うのはこういう時に、瞬間的にサブキャラが聖剣を持つことはあっても、永続的ではないように描かれること。主人公に渡すための、引き立て役になったり。なんかの犠牲になって死ぬので、最終的には主人公がやっぱり持つことになる。
そういうパターンもありますが、
別にそういうパターンじゃないパターンがもっとあってもいいだろ😇と思うのです。
主人公は別の武器持ったらいいやろと。
勝手に作者が「聖剣は主人公が持つべき」と決めちゃって、サブキャラから聖剣取り上げることばっかり考えたエピソード作るんすよ。
私はいつも「何故そんなに必死にサブキャラから力や魅力を取り上げようとするんだ……」と疑問を持つのです。
カクヨムでも私が大好きな長編小説を書く、
【俺×幽霊×股旅】の本尾さんとか
【ゾンビナイト】のむーん🌙さんとか
【三つのオルゴール】の藍条さんとか……
あの人たちの話読んだ人は分かると思うけど、
あの人たちってサブキャラから聖剣取り上げないんですよ。
主人公より目立たないでってサブキャラたちから翼を取り上げたりしないんですよね。
だからあの人たちの話に出て来るサブキャラって瞬間的には主人公よりも多くの魅力や、意味合いや、重要なキャラとかにもなれる。
主人公はただ、そういう人たちと付き合っていく中で埋もれない言動をすればいいだけで、別に全てにおいて勝っている必要性なんて全くないんです。
主人公を目立たせる為だけに頼むからサブキャラの翼もぐのやめてやってくれよ……って私はいつもそういう書き方してる長編書く人見ると思いますね。
何度も言ってる通りプロは編集とかが助言を行うこともありますから、多少そういうことに気づけることもある。アマチュアは一人で書いてるので、どうしても個人の趣味趣向が強く作品に反映されがちなので、こういう欠点があからさまに出たりするのです。
いいんだって!!
人間最大瞬間風速的には誰だってヒーローになれるの!!
サッカーだってGK(ゴールキーパー)は唯一手を使うことを許され、ゴールを守る使命を持っていますが……GKでも点を取れること、皆さんご存知ですか?
実は確率は勿論非常に低くレアケースですが、サッカー史上ではGKも点を取ることがあります。
サッカーのゴールを見てもらうと分かりますが、その周囲を白い線である範囲、囲んであるのが見えると思います。そして更にそれよりも大きく囲まれたエリアがあります。
小さい方のエリアを【ゴールエリア】といい、
大きい方のエリアを【ペナルティエリア】と言います。
サッカーでPKを獲得、という状態になると
【ゴールエリア】を使ってGKとキッカー(蹴る選手)と一対一の勝負になります。
【ペナルティエリア】は、いわゆるこの範囲内ではGKは手を使うことが許されています。
つまり【ペナルティエリア】を一ミリでも外に出た瞬間GKの「手を使える」という恩恵は失われ、足しか使えなくなります。
要するにGKが得点を取りたい場合は敵のゴール近くに行って「足」を使ってシュートを決めればいいわけです。
いやGKが敵のゴール近くに行くって反対側だろ? そんなとこ行ったら味方のゴールガラ空きになるじゃんって思われると思いますが、そうです! がら空きになります。がら空きになったらゴール入りまくりになりますので、
GKが敵ゴール前に出張するのは、限られた時間だけ可能なレアケースなのです。
それが出来るのは黄昏時のような一瞬だけ。
つまり
①もう一分くらいで試合が終わる、終了間際である。
②1-1などのスコアで試合が接戦しており、どうしても1点欲しい。
③どう考えても一分くらいで試合終了になる。そして味方が敵ゴール前で攻撃中である。つまり味方の攻撃で試合が終わるため、敵の反撃を考えなくて良い状況。
④どうしてもあと1点取るために猫の手も借りたい。
この四つの条件が揃った時、
「GKも上がって来たぞ! 最後の攻撃だ!」
と実況解説が教えてくれますので、ぜひGKが点を決められるように祈って下さい🥰
ちなみにサッカーのGKは一人だけ分かりやすい派手なユニフォームを着てますので、一目で分かりますのでご安心を。あとおっきいグローブもしてますので分かります。
最後の攻撃に加わって、「ハンド」という反則判定を受けない体の部位を使ってGKがシュートをゴールに叩き込んだらGKでも得点出来ます。
非常にレアなケースの得点になりますので、何故かGKが得点するとみんなが嬉しい気持ちになります。
でも!!!
こーいうことなんですよ!!
GKは点を取る存在ではないですけど、
点を取れないわけではないのです!!
ここ勘違いしないで!😇
みんなに点を取れる可能性、ヒーローになれる可能性は平等に与えられているのです!! スポーツは!!
長編のサブキャラ書くの下手な作者は、
サブキャラがヒーローになれる可能性を根こそぎ最初から潰します!!
別にヒーローにさせろなんて言ってない!
だが可能性があるだけで、見てる人は期待出来ます!
「こいつが点を取ってくれるんじゃないか」
「こいつが助けてくれるんじゃないか」
期待が無限大でワクワクするのです!
可能性を残すだけでいいのに!!
全部取り上げるんですよ。
サブキャラが「聖剣エクスカリバー」を持っておるだけで、
こんな時あいつが何かをしてくれるかもしれない、と思えるのに。
すぐ主人公に聖剣を渡してしまう。
だから主人公がどうにかしなくてはならなくなる。
全てにおいて主人公になる。
サブキャラは主人公の補佐でしかない、劣るものでしかない、
絶対輝きにおいて主人公に勝ることはない。
こんなサブキャラを見てて、どこの読者がワクワクすんねん!!
サブキャラにも最大瞬間風速的には主人公を勝るだけの魅力や力を持たせてやれや!! と。
上記に上げた書き手さんはホントにサブキャラもヒーローのように活躍できる可能性が与えられていて、魅力的なサブキャラが多いのです。
だから登場人物一人一人に、個別の期待や願いを託せる。
【三国志】なんかも
曹操
劉備
孫権
が主人公だと思われがちですが、違いますよ。
こいつらはサブキャラがいなかったら何にも成せなかった連中だってこと忘れないで頂きたい。
彼らを主人公にしたのは魅力的な、才ある、サブキャラ達なのです。
優秀な人たちをこいつらが保有したから、
こいつらは一国の王になれたのです。
【三国志】も色々題材になって書かれていますが、
三国志を使ってなおもサブキャラの翼をもいで、結局何もかも主人公だ! みたいな描き方してる奴を見ると貴様わざわざ三国志を使ってその程度の内容か?💢と思います。
私が三国志演義あんま好きじゃないの劉備や蜀を主人公的に書く色合いが強いからなのです。
いいか魏や呉はお前らの引き立て役の冴えないサブキャラじゃねーんだよ💢と思うことがあるので、気に食わない。
そもそも三国志は史実ですからね。誰が主人公とかじゃない。
人間だってそうでしょう。現実において自分が世界の主人公ですよ。
つまりみんなが主人公なのです。
主人公の私の世界には、度肝を抜かれるような才を持ったサブキャラ、山ほど登場します。単に優れているとか上回ってるだけじゃない、「この人自分にはない魅力を持ってるなあ✨」と感じて惹かれることもあれば、全然自分と違うことをしていても魅力を感じる人もいる。
何度も言ってますが現実が一番最強です!!✨
現実ではサブキャラは各々個性あふれる、魅力大爆発の手強い奴らばっかりでしょう!
でもだからこそ世界は驚きや期待に満ちていて面白い。
サブキャラの翼をもいで可能性のない劣った「主人公より目立たない奴」にしてしまうような書き方をしている作者を見ると、私はあーこの作者の人間の捉え方すっごく浅いんだな、と判断出来るわけですね。
サブキャラは羽搏かせてあげてくれ!!! 大いに!!!
むしろ主人公も持ってないような魅力や力や可能性を持ってていいんだから!!
いやむしろ大いに持っていてくれ!!
サブキャラを魅力的に書けない人が、
魅力的な長編なんかぜっっったいに書けるわけないね!!!
断言出来る!!🥰
だからサブキャラがつまんなかったりおもんない作品はつまんない作品なんだなと思っていいということです。
それほど重要な部分なのです。
言っておくけどこれ気づいてない人無茶苦茶多いからな
無意識に魅力のないサブキャラとかつまり書いちゃってんだよ。
つまり作者自身の意識が変わらない限り、この部分永遠に変わらないってことなんだ。
つまり何が言いたいかと言うと秘密の皇帝はサブキャラの描き方とても上手い🥰