長いぞよ。
[5~6話くらい?]
せっかくの盆休みだし、展開遅いし、で一日二度の更新中、の、さらケモ。
ようやく塹壕の徒花、毒ガスが出ました。
時代的にはマスタードガス的なものなんでしょうね。本来は無色無臭で、不純物が多いと芥子(マスタード)臭くなるとか。
でもさらケモでは頭で想像したときの映像的なハッタリを優先して、色のついた煙が立ってます。
気になる場合は、穴の中で化学変化したとか、別のものが燃えて燻ってるとか、適当に脳内で辻褄をつけていただけるとありがたいです。
[7話くらい?]
アクションシーンだー! (もう終わった)
実は冒頭にぶちこんでから『一週間前――』とかやるのも考えたのですが、私的に井○尚弥さんのリードジャブくらいの重さはありそうだと思ったシーンなので、丁寧めな導入シーンを優先したのでした。というのも、まだ物語に入りきれてないときに重いパンチをぶっこまれても『ふーん、えっち(ヘビー)じゃん』くらいの印象になってしまうから。少なくとも私はそう。ミステリの一行目で人が死んでても別に驚かないし被害者に感情移入できない現象と同じですね。
そして本日二回目の更新は明日に向けてのフック回(偶然です)。
本作の隠れヒロイン、バリモア伍長(四十歳♂ヒゲの生えた熊系男子)の登場です。引っ張り出した一年前のメモによると、幼少期は美少年と持て囃されながらもぬいぐるみの熊を引きずり姉にべったりくっついて回るシャイでビビリなボーイだったとか。なんでこんな設定を考えたんだっけ?
[8~9話くらい?]
午後に投稿したのは、ミチカさんが現状を報告する際、野球に例えちゃう話。
コワイ。
状況と話のズレ具合が自称サイコラホラー。
[10~11話くらい?]
さて説明回。
もうこれずっと説明してるな?
このへんが公募用に書いてる感アリアリで、かついくら公募でもスローテンポすぎると思われます。だって薄らデカい残念女子が野球に興味ない(主観)彼くんに熱く語るシーンが書きたかったんだもの。仕方ない。
[12~13話くらい?]
そんなわけで地獄の説明回が終わりました。とても長かったですね。なんでこんなダルい構成なのかというと、アクションとかスプラッタとかサイコなシーンの間に説明を挟むとダレると思ったんですね。多分。
今あらためて書けと言われたらもう少しバラけさせるか、あるいは説明したことにして必要なときに回想で出すかな……いやテンポ悪いか?
[13~14話くらい?]
ようやくスプラッタ()ホラーっぽいシーンが出てきました。金髪のおとぼけショタくんによる地獄の食卓からの鼠さんのお食事ASMRです。苦手な人はすごく苦手らしい。私とか。特に咀嚼音がダメ。
隠れヒロイン、バリモアおじさんの貴重な登場シーン。このあとは、もうほぼ出てきません。次から市内観光だー。
ちなみに、サブタイトルは名作映画『グッドモーニング, ベトナム』から。
古いけどハートウォーミング(白目)な素晴らしい映画なので、時間のある人は見てみてください。
[遅れ馳せながらの補足]
作中でヘイズルが小銃を撃つとき、中指でトリガーを引き、人差し指と親指でボルトを操作しています。その作業が異様に早いことを作中で褒められていますが、これ、実話です。俗にマッドミニットと呼ばれる、三百ヤード先の目標に対し一分間で15発以上の発泡をする(ための訓練)がありました。ときは1900年前後です。レベル高い人は本当に40発くらい撃ったそうな。
[15~16話くらい?]
アクションですよ、アクション。何が戦術だよと鼻で笑われそうですけど、戦術の一番大事なことは、やるべきことが体に染み込んでいるかどうかなんですよ。たぶん。わかりませんが。
ちなみにミチカの投擲時の掛け声は野球中継から収集(サンプリング)しております。
[遅れ補足]
一分間で飛び出てくる兵士のことをミニットマンと言います。アメリカ独立戦争に参加していた民兵さんで、招集がかかると全ての準備を終えて一分で飛び出しきたという逸話に基づいています。
[16話]
いちばん~、サード~、フロキ~♪(ベルド)
やっと出てきた連隊の姫♂です。主に支援部隊の後詰を担当していました。星座は……なんだったっけ……忘れた。
そもそも星座はキャラの特徴を増やして覚えやすくするためだけの設定なのです。創作のナゾでやった『意図はあるけど意味はない』文章というやつですね。
私は切り詰め散弾銃というと猫ちゃんも杓子ちゃんも水平二連を選択することに忸怩たる思いを抱えてきた悲しきモンスターなので、上下二連の装飾つきソウドオフを持たせました。
ちなみに戦場で赤いワンピースとか、なんて笑われそうですが、無煙火薬が広く普及するまでは変でもないです。煙で見えなくなっちゃう方が危ないので。……フロキのはただの趣味ですが。
[17話]
二一一連隊の自称アイドル、フロキたんが大活躍です。バードショットによる大怪我だって親指しゃぶらせれば何のその。痛いの痛いのトンでイケーです。
創作だからバードショットを食らっても足の原型が残ってますが、実際はバラバラミンチになってしまいそうな気がします。距離が近いし。そうでもないかな?
ちなみにフロキで検索すると伝説のバイキングについて出てきますが、まったく関係ありません。ただの偶然ですよ。
[18話]
フロキ・キャッスル(お屋敷)。
スタイルからすると安定のやや東欧寄りのお城風お屋敷なんでしょうね。貴族の暮らしなんか分かるわけがないフロキたんの想像する貴族社会でいっぱいです。ヘイズルに言わせると悪趣味らしい。本人もわりと貧民寄りの出身なのに不思議である。上京してきた東京人か。
[19話]
サニティチェック。SANチェック。SUNチェックじゃありませんよ。健常性テストです。とある業界の人は正気度チェックというそうな。
フロキくんは~、ギリ合格(ヘイズル調べ)。
異性装とか同性婚について。
この多様性の時代に~なんて話になりそうですが、単に舞台としている時代がそうだったというだけです。子供の頃に魔除けで異性装させるのはOKなのに、なぜ大人になったらダメなのか。キリスト教圏だと宗教的にちゃんと説明がつくんでしょうね。わかりませんけど。
[20話]
いわゆる回想回。ミチカさんのモテ話ですね。ミチカさんは面食いかつ高収入男子に目がない婚活戦士(物理)のご様子。
設定しかない死んじゃったナールくんは、イケメンを装っているものの下心ありありなガサツ男子。がっつり惚れていたけど家柄が違いすぎて気後れしていた模様。
全般的にフロキくんに対して辛辣ですが、これはヘイズルの主観が反映されているからです。嫌いなタイプなんでしょうね。
[21話]
バトル開始だー。
というわけで外連味の塊、ウォーキングバイポッドくんと、奥さんの名無し。バートリというのはバイポッドくんことディーロウの名字なので、マダム・バートリには名前がありません。つけてすらいません。すごい。こわい。
ご承知のとおり、マダム・バートリは実在した吸血おばさん……らしい。なんかグログロしい話が残ってるけどどこまで本当なのかは知りません。モデルというほどでもなく、キャラ作りの材料のひとつという感じです。
ちなみに肩に乗せているのはマキシム重機関銃がモデル。実銃は一丁で六十キロあります。こんなもんを肩に乗せて歩けるとか化け物かな? 化け物でした。
[22話]
特に話すこともないバトル回。それもあっさり終了。手とか足とかぶっ飛んだりするくらいしか見どころがないです。
なので、わかる人はわかるヘイズルの戦術の話。いわゆる、電撃戦です。説明が終わってしまった。えーと。じゃあ小ネタも。ヘイズルの名字はパートリッジヴィル。鋭角的交差戦術の使い手で、あだ名は猟犬。そうです。鋭角から飛び出してくるワンちゃんです。メタい。
[23話]
もはやお馴染みのホープくんの登場です。今回は水死体めいたブヨブヨの肉塊系美少年モード。可愛いですね。もちろん夢です。現実はフロキくん。挑発に弱いですね。可愛い。
[24話]
フロキくんのご乱心。お妃にしてもらえないなら、お妃にしちゃえばいいんだ。何を言ってるんですかね、この子は。
いずれにせよ、思考形態を見ていただければ分かるように、フロキくんはトランスジェンダー的な性向ではございません。単に頭がアレなことになってるだけです。
なんでヘイズルさんには<おしゃぶり>が効かないのか。ヘイズルさんもヘイズルさんで壊れてるからです。怖いですね。
[25話]
えっと、バートリさんはNTR見せつけ属性もちで、旦那のディーロウはNTRで脳を焼かれるのが大好きな人。巻き込まれた青年。かわいそう。巻き込まれるミチカさん。面倒くさそう。めんどいよね、そりゃ。
内容というか文面がアレすぎて『なろう』の方だと修正を求められそうなので、今回のシーンだけ『なろう』では内容が違います。
裸の青年の肉を削いで血をすすり噛みついて(中略)と、そこそこスプラッタコメディな仕上がりにしておきました。死体で遊んでる感じとか旧時代の悪趣味ホラーみたい。
ミチカさんをヴィオラ弾きにしたのは、ヴィオラが好きだから以外の意図はないです。ちょっとしたギャグでもありますけど。
[26話]
突っ込もうとしてベルトに手をかけたら指を折られたでござるのフロキくん。両足のつま先を吹っ飛ばされるわ、無理やり立たせられるわ、踏んだり蹴ったり撃たれたりのラブコメOP。ツンデレ男子ヘイズルくんによる気まぐれ暴力は可愛いさの証明♡♡♡
ラッキーカラーは動脈血のピンク。ラッキーアイテムは干からびた左手の中指。拾ったらちゃんと警察に届けてね?
[27話]
第五ヒロインの『少年』が再登場。エゲツナイ責め苦に耐えきった少年民兵くんです。名前はつけてません。メモにもない。
いよいよタイトルに関係しそうなフレーズが出てきましたね。ツンデレ系曹長ヘイズルさんは言います。
あ、あんたなんて全然、戦友じゃないんだからねっ!
ダメっ男の娘のフロキくんを蹴りつけお説教からの今後のご多幸をお祈りショット。英霊がひとつ誕生しました。
とはいえ。
メモによれば、ガルディアで壊れちゃったフロキくんですが、以前はもちろん仲間の足を撃ったりなんかしませんでした。味方を鼓舞し送り込むことしかできない自分に絶望して壊れちゃったんですね。まぁだからってそ蛮行は許されませんが。
[28話]
バートリおばちゃんとミチカさんの鬼ごっこ。ディーロウおじさんは鞭でしばかれることで行動を把握します。耳が聞こえないからですね。
ミチカさんが拾った銃剣はウェブリーリボルバー用に改造されたフランス製の(中略)実際は体重をかけて突っ込むと折れそうですよね。ディーロウさん硬いし。ミチカさんデカいし。
本日のミチカさんの投擲音は神宮のKIZAWAさんから拝借。156キロのシュート。怖い。
[29話]
火の海になったお屋敷でランニングするヘイズルさん。趣味の乱射を楽しむバートリおばさん。名前を呼ばれてラブコメ空間に引きずり込まれるミチカさん。ラブダイブで愛の確認。待ち受けているのは死体の山です。ロマンティック。二人の周囲には割れたガラスがキラキラ煌めき、切なげなモノローグが流れます。ゲットワイルドの劇中バージョンもかかっていそう。そのままストップモーションで画面が止まって謎の水彩タッチになってトゥビィコンティニューですよ。古すぎる。レトロ可愛いからヨシ。
どうでもいいんですけど、私、それまで名前を読んでなかったキャラが名前で呼び出すっていうシチュエーションが好きなんですよね。なんでなのかは分かりませんけど。
あと視点変更の交じる地の文を利用して実はこの辺が似てるみたいな演出をしがち。そういうところがダメなのかもしれない……。
[30話]
ラブコメ仕草全開のミチカさん。自分で攻めておきながら攻められるとアタフタしちゃいます。乙女軍人だから。ヘイズルさん謎のヴィオラ擁護。まぁないと何か違う感が爆増する謎楽器ではありますが。
タンジェントサイトの話が出てきましたね。これでヘイズルさんがもらった新式銃はモーゼルのC96でほぼ確定でしょう。まさかボーチャードじゃあるまい。だったらあのキモカワデザインに触れないわけないです。いやしかしベルグマンの可能性もないではない……ボルトって書いてるからないですね。
さてさて、もうひとつのお祈りの言葉が出てきましたね。くたばれ獣だそうです。うっすらタイトルの意味が見えてきましたね。
[31話]
ミチカさんのモテ話がまた出ましたね。この人むかしのモテ話ばっかしてる気がします。勘違いディーロウくんかわ……いや……うーん……。
ヘイズルさんの質問に野球の話を返しちゃう戦略型恋愛女子ミチカさん。好きな選手の名前が出ましたね。『強く叩け』さん。ドゥ・バッシュ。Do Bash。背番号5。テープで自作したとも言われる伝説の二段グリップ使いらしいです。未来では戸田で育成コーチとかしてそう。
バッシュにはパーリー的な意味もあるので派手に遊ぼうぜ選手かもしれません。知らんけど。
どうでもいいけど、ヘバっちゃったデカいねーちゃんを背負って歩く男子っていいですよね。たとえそれが酔っ払いでもエモさ15%増しです。たぶん。
[32話]
ミチカをおぶってトンネルを進んでいくヘイズルさん。鐘の音が聞こえます。いまどき行を空けてみての擬音なんて演出としてどうなんでしょうか。分かりません。鐘の音が聞こえたの一文で良いような気もします。
ヘイズルさんの独白に仕込みが入ってます。といっても、単に悪文なだけに見えてしまうかもしれませんが。
いよいよ現れました第……何番目かのヒロイン、リヨール・アーミテイジさん。
例のアレが好きな人ならすぐに気がつくアーミテイジという名前。親戚のヘンリーさんがミスカトニック大学で図書館長をやってることもあるとか、ないとか。
なんだかよく分からない言葉を羅列してますが、筒井康隆『パプリカ』の支離滅裂ゼリフをオマージュ、というかリスペクトです。でも先生ほどは上手くいかなかった。っていうか書いてみるとあの異様なセリフの凄さが凄い。難しい。
[33話]
ラブコメ看病仕草を実施するヘイズル曹長さん。しかしミチカさんはラブコメウェイクアップからのホラームーブに移行してしまいます。院長回診のお時間ですとばかりにリヨールさんも出てきました。お食事をもってきたとか。柘榴って美味しいですよね。でもミチカさんは食べたくなさげ。これはネタバレですが、元々の台詞は「これは何だ……? ……割れた白い……骨……? 人の頭か?」でした。ちょっと直接的すぎるのでやめたのでした。
[34話]
柘榴トークは今回でした。テヘペロリンチョ。ネタバレですけど幻覚を見ている当事者の描写って凄く難しいですね。客観にしちゃうとただの変な人だし。私の描写の引き出しが少ないだけともいいます。残念無念。
あ、私、鳥籠が好きなんですよ。
え? いや、そんなちっちゃいのじゃなく、中世のお城の、あの、人よけに吊るしてるでっかい奴。あれが好きなの。
[35話]
割とマジで書くことがありません。あえていうならヘンテコな動きをするジジイを描写したかっただけというか……ギャグなのに不穏みたいな気配を作れないか頑張ってみたというか……なんでしょうね、コレ。
[36話]
教会内部を散策し、地下に降りていくヘイズルさん。彼が見たのは食料庫でした。でも中から出てきた信者は消毒瓶を持っていたはず。いよいよフィアーキラーを口にします。はるか昔、ハードロリポップを舐めると気持ちよく虐殺を始められるというおもしれー女の子を書いたのですが、そういうモチーフが好きなんですね、たぶん。自覚はありませんでした。
幻覚の世界が崩壊する描写とか私なりに頑張ったんですが正直いまいちいまさん。
ともあれ、薬物により恐怖を捨て去ることでヘイズルさんは啓蒙を得たのでした。
[37話]
やっと聖堂の姿が現れました。リヨールさんは宗教を隠れ蓑に肉塊ハレムを作っていたんですね。ヘイズルくんはデブ専ではないので脱兎のごとく逃げ込みます。するとそこには――。
無数の腐乱死体を有刺鉄線と腕力で強引に撚り合わせて作った螺旋の柱がありました。
はい。
イメージが湧いたときから書きたくて仕方がなかったオブジェです。リヨールさんの声と共鳴したりします。なんだろう無線LANてきな? あれだ、5Gウィルスが(略)
[38話]
サブタイトルで後の展開をネタバレしていくスタイル。私の好きな鳥籠さんも正しい使い方で登場です。……厳密には違いますけども。
二人の武器は拳銃二丁と火の玉のみ。
あ、遠くにすごいのがあったじゃーん。
[39話]
私のフェチが爆発しました。だいたいの作品に出てくる急に幼児化するタフネス主人公。幼児化は言い過ぎか。あと素足フェチ。古くはブートレッグスで似たようなシーンを書き、今回は男主人公が生足(裸足)を披露です。本人はみたくないんだとか。そうです。
塹壕足――。
ウィキペディアさんで調べると耐性がない方にはキツめの写真が出てくるので気をつけてくださいね。
ちなみにヘイズルさんの場合、幸いにも皮がふやけてた程度ですんでいますが、症状が悪化していると切断になります。というか、あまり知られてませんが、昔の戦場医療ではあらゆる場面で切断していたそうです。
有名な話として、某戦争では『医者より肉屋を寄越してくれ』といわれていたとか。怖いですね。
[40話]
下手の横好きアクションシーン。ほんと、もっと上手く書けるようになりたいもんですね。だいたい怪物くんになっちゃったディーロウさんの造形がいまいち想像しにくいんですよ。まったくもう。
ミチカさんは狙撃の名手。どんどん属性が増えますねこの人。あと肉塊ハレムが救出にきてくれました。
[41話]
肉塊ハレムとディーロウっぽい化け物が大決戦! 勝手に戦え! 颯爽と駆けつけるミチカさん。この人もたいがい無敵ですね。今度はすり足クイックからのやや腕を下げた投擲です。叫び声は……シミノボはヨイショだった気がするなぁ。
ちなみに作中に出てきた坑道戦というのは、かつて本当に行われていた土木工事です。工事じゃないか。塹壕があるなら塹壕の下に穴を掘って大量の火薬で爆破、崩落させちゃえばいいじゃん。という、子供が考えたような無茶を実行したのは実は日本だったりイギリスだったりです。数百トンの火薬で四桁の戦死者を出したそうな。怖いですね。
[42話]
ヘイズルさんのやり残したことというのは、助けたつもりになっていた少年兵の生存確認でした。生きてましたね。イキってました。
そして朧気に見えはじめる異形化の原因。
はたしてボイラー王国に残してきた髭のヒロイン少年バリモア伍長(中年)は無事なのでしょうか。
ちなみに少年がやっていたハンドサインは状況からして幸運を祈るって感じです。ベトナムでやってはいけません。
[43話]
我らが髭のヒロインバリモア伍長のもとに急ぐヘイズルさんとミチカさん。ときすでにお寿司。なんか言ってるけどたぶんこうだろうなぁ、くらいしか分かりません。となれば殺処分もやむなし。二人はボイラー王国の玉座の間に部隊を鮨詰めにして炙ったのでした。
毎回のようにコレ書いてますけど、『なろう』のあとがきとかでやったら雰囲気ぶっ壊れますよね。読者さん的にはそれとこれとは別だったりするんでしょうか。わからぬ。
[44話]
ガルディアですべきことは終わりました。証拠を隠滅したうえで熱いコーヒーを飲み、煙草をくゆらせ、祈りの言葉を唱えます。
というわけで、タイトル回収です。
まさか互いを殺すための言葉だったとはー、みたいな。
普通に考えたら敵に対して唱えると思うじゃないですか。そこをスカシたわけですよ。いや普通にやっとくべきだったのでは。迷いが残る選択ですね。
[45話]
帰還した二人を待っていたのは空っぽの前線基地でした。あ。中佐がいた。ひゃっはー! 紅茶の時間だー! 欧米人のカフェイン依存は深刻なご様子。
いよいよ異形化の真実が明らかにされます。なんと、部隊には人ならざるものが混じっていたとか。
……は?
はい。人によってはどっちらけポイントだったかもしれませんね。
[46話]
長い長い説明回。エピローグみたいなものなのに異様に長いです。中佐がウイルスについて曖昧に語っているのは、ウィルスの発見が1898年だからです。最新のマニアックな学説あつかいなんですね。
中佐はケーキをパクついてますね。脳を働かせてるからか、周囲が呆れるほどの甘い物好きという設定があります。あと紅茶が好きなのはカフェインを取りたいからで、夜が怖いからって設定もあったり。使ってませんけどね。
[47話]
凱旋! 凱旋です! このころ乗り合いバスなんてあったんですかね? そういう絵が欲しくて書いちゃいましたが、時代考証的には怪しそうです。
本当は千字だけの短な会話だけだったんですが、公募への投稿時に削ってしまった設定の数々も盛り込んでおきました。やっぱりB級ホラーを名乗るからには、ラストにこの手の不穏な気配を混ぜておかなければ、あまりにも無作法というものです。
他は……特にないですが、設定的にはあの火事でバートリ夫人の死体が焼けて煙が舞って、また雨で地上に染み込んで……さらには爆発で異形化した隊員たちの細胞片が……みたいなのはあります。呪われてしまったガルディアに幸あれ。
あとなんかここわからんとかあったらコメントでもください。