棗颯介

僕は何も覚えていない。 一つ一つ拾い集めるように時が過ぎ、拾い集めた先に少年は何を思うのか 記憶を無くした少年と熊のマスクを被った謎の女、壁を駆ける爬虫類の男…… 多数の不可思…

　大学で文芸部に入っている〝私〟――鈴は、紅葉から生まれたという〝先輩〟のことを書く。 拙作『紅葉綴る』の続編です。 （https://kakuyomu.jp/works/16…

後藤葵はミニチュア作りが大好きな女子高生。 つらいときも、悲しいときも、ミニチュアを作っていれば、すべて忘れられる。 そんな葵のミニチュアが注目を集めて、人生が大きく動き出す。 …

今の生活に不満があるわけじゃないけれど、何となく退屈で、いつもと少し違うことをしてみたかった。 そんな私は、思い付きで短い『冒険』へと旅立つ。 カクヨム公式自主企画「百合小説…

　救いとは何か。それは優しさであるし、善意である。しかし主観的な救いと、客観的な救いは食い違っていることも多い。 　救われる人間は勝手に救われるし、救おうと思ってもなかなか救えな…

体の弱い女の子とそんな彼女が好きな男の子のお話

遺品を整理している隼人は、ここで孤独死した男の遺言を見つける。

屋上にある大きなソファでの、男女の話です。

暗闇に佇むカラスは物思いに耽る。 この世界を作り出しているものについて。

小児がんでなかなか小学校に行けなかった和希。だが、卒業式の当日、やって来て…

幼い頃にお姫様に憧れを抱いた女の子と王子様と呼ばれている男の子のお話

主人公 星崎萌花(ほしさきもか)19歳。中学の時の部活の同期の奏斗のことが忘れられずにいる。暇人の大学生。 久原奏斗(くはらかなと)19歳。昔萌花に告白して付き合ったという過去が…

お見合いで出会った男性と婚約した夕美 社員の人と結婚を控える社長令嬢の宵子 少女漫画が好きで他人の恋を見守る実咲 同期の三人はいつも一緒。 だが、あやうい均衡は、夕美に羽振りの…

かわいい後輩に誘われ、合コンに参加した桜子。 美味しいお酒、食事に喜ぶが、面倒な男に目を付けて困っていたとき。 助けてくれたのは、都合良すぎるタイミングで現れた少しやばい（？…

無個性。スキル不足。 創作に悩みは尽きない。 何でもない自分も、いつかは人気のにぎり飯になれるはず！ ※フィクションです。

うまくいった商談×猛暑＝アイス！ そんな主人公、村田裕子は自分へのご褒美にアイスを買おうと、昼休みにコンビニへ向かう。お目当てのアイスへ手を伸ばすが、ヒョイと自分の視界からフェー…

再度警告いたします。 本作は児童虐待について、非常に不快をもよおすものとなっています。 抵抗のある方は、ご遠慮ください。 一部フィクションです。

一年前に書いた短編小説です。 衝動とイメージに動かされ書いたのですが、あまり覚えていません。

毎年、夏になると田舎の祖父母の家へ行く。 これは中三の夏休みに出会った見知らぬ少年と僕の遊びの思い出だ。 *ふらっと気軽に読めるお話になっていれば嬉しいです。

未来のお話ですが、それほどSFっぽくはありません。桜の季節に合わせて書きました。

【ツクール×カクヨム　ゲーム原案応募作品】 とある街を訪れた41才の会社員の唯一の楽しみは、仕事終わりに吸う煙草だった。 だが、この街は禁煙地区。 たちまち一吸いすれば、向けら…

元夫との協議離婚を終えて、料理教室のアシスタントとして日々忙しく働く越野絢佳。新居先の元にある封書が届き、宛名の人物を探すと、アクションスタジオに在籍する永里卓偉という男性と出会…

都立美術館を出たところで彼女と遭遇した。彼女は僕に「どうして小説を書くの？」と問うて来た。

僕は現在大学生。 友達と恋バナをするが、碌な話はできない。恋って、好きな人って何なんだろう。足りない頭で考えるが分からない。 一緒に考えてほしいです、、、 僕のノンフィクション。…

朝起きてご飯を食べて。 お出かけしたりしなかったりのお昼にして。 帰ってきたらゆっくりして寝る。 皆やってる、当たり前のこと。 ただそれだけの、停滞を愛する人の話。 [[…

夕立を見て、わたしは彼を思い出す。「ぼくが雨が好きなのは、それが日常の中にあるささやかな非日常だからだろうね。」きっとわたしは彼と同じような理由で雨が好きで、けれども彼はわたしの…

主人公Aは高校の入学式に向かう途中。 呑気に音楽なんてものを聴いていた。 しかしそこには、死神見習い、銀河の果てのカプカプ星人、怒り狂った母親…などなど、知らぬところでAを狙う者…

彼女に会いに、僕は海を渡った 変わらない景色といつもの笑顔 僕は、あいも変わらずシャッターを切った。

僕は自殺をするために青木ヶ原樹海へと向かっていたのだが...。

大学生の益男はバイク旅の途中で駅跡を使った民宿に泊まる事にした

前世はスターチスの男子と花屋の店員、その息子。三人の日常が始まる。 スターチスの花言葉：「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」 薔薇の花言葉：「愛情」「美」

家族から冷遇されている謙一は勢いで海外へ旅立とうと空港へ来ていた。しかし実際に飛行機に乗ると辿り着いたのは……？

「スケットモンスター｣、通称「スケモン」。絶大な人気を誇るこの作品に、主人公の田中健太は心を奪われた。スケモンに夢中で周りが見られなくなっている健太に対して妹が放った言葉は…。 …

この瞬間、このピアノの音は、音だけは私のためだけに響く。 ※『午後2時15分、講堂のピアノは私のためだけに響く』を改編したものです。

記憶を立体映像として保存できるようになった近未来。 公園のベンチに座り佇む男。 彼はARグラスをかけ、彼の見てきた思い出を、いろんな場所に投影し、巡る。 今日、その思い出たちに…

１０歳の僕がスクールカウンセラーを想い、行動する話です。

フィンデルさんの「あなたの方角はどちら？」企画に参加するために書き下ろしました。 《2022/5/27 14:30ごろ 少し加筆修正しました》

現在よりも少し先の未来のある日、若きアパレルブランドのオーナー、ベティは労働用ロボットの第一人者であるロバート博士の元を訪れた。 ベティはどうやら、新作のドレスの色を悩んでいるら…

僕がいま手に握りしめるのは、人の気持ちを包みこめるもの。 そうでありたい。 約束を守れるように。

私達は、忘れていたのかもしれない。 わたしは、忘れたくなかったのに。

人より明るい髪にコンプレックスを持つ遊佐。ある時クラスメイトの跳躍を見て──。

さみしがり屋で不器用な２人の話。 この時間が続くなら、 この関係が続くなら、 もう少し、この雨が続いてもいいかな。

あたしは黒猫。 骨董屋さんのお家に住んでいるの。 飼い主である店主の柳都が大好き。 でも、彼はそんなあたしの心を知らない。 全7,000文字以下の短編小説なのでお気楽にどうぞ。 …

短文の寄せ集め。常に呪文を唱えながら書いているものの、やはりポエムのような美しい旋律はない。

合同誌「あなたを想うひと」より、永遠と信頼です。 裸地から変遷していく植生のように、人間関係とはめまぐるしく変わっていくもの。しかし最後には、きっと長く変わらない関係を見つけら…

「君」に、会いに行く話です。

ある自死の話です。

ふたりの少女の輝かしい幼少期から成長まで 成長とともに考えが変わっていくのは、常識じゃないの――？ 別のサイトのコンテストのためBURNABLE/UNBURNABLEさんの「オ…