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み祭り三日そらはれわたる

 「み祭り三日そらはれわたる」の短歌を残して宮沢賢治が亡くなってから89年めの9月21日となりました。
 「tenki.jp」さんによると、花巻は、朝から昼までは曇り・小雨だったものの、昼からは空は晴れたということです。

 清瀬です。

 ということで、前に掲載した「「銀河鉄道の夜」と私」で説明しなかった「銀河鉄道の夜」の「版」の問題について書いた文章の連載を始めました。
 8話(もしかすると9話)構成で3日にわたって連載する予定です。
 「銀河鉄道の夜」の「版」について:
https://kakuyomu.jp/works/16817330647519409261

 宮沢賢治の作品は、発表された作品も多いですが、未発表のまま残された作品も数多くあります。
 今日では代表作の一つとなっている「銀河鉄道の夜」も、未発表のまま、それも原稿未整理のまま残された作品です。
 そこで、賢治作品の編集の担当者は、その「未整理の原稿」と挌闘することになりました。私たちがいま賢治作品を読めるのは、そういう編集者の奮闘の結果である、という面もあるのです。

 この「「銀河鉄道の夜」の「版」について」では、そうやって成立した「銀河鉄道の夜」の版のうち、谷川徹三版と校本全集(~新校本全集)版について採り上げ、その比較や、そこから見て取れる賢治の作品に向かう姿勢などについて、私の考えたこととか感じたこととかを書いていくことにしています。

 なお、「「銀河鉄道の夜」の「版」について」の連載中は、『夜風』の連載は停止し、「「銀河鉄道の夜」の「版」について」が終わってから連載を再開することにします。
 『夜風』は結生子の話の途中で停止ということになってしまっていますが……。

 またよろしくお願いします。

2件のコメント

  • お待ちしております(^^)
  • >久史家市恵さま

    ありがとうございます!
    『夜風』は24日に再開予定です。そのときはまたよろしくお願いします。
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