私が住んでいる地域を対象とする緊急事態宣言が初日を迎えた朝になりました。いまは薄日が射していますが、午後から雷雨だそうです。
そんな朝に、『やまざくら』の公開を始めました。
根はまじめなのに、なぜか笑いを取ってクラスを和ませる役割を担当してしまう女子が、さらにまじめで厳しい先輩と二人だけで組まされることになって、泣いたり、みょーな妄想をしてぽーっとなったり、がんばったりするお話です。
よろしくお願いします。
この物語を最初にコピー本で刊行したのは2012年です。もう9年前です。2012年5月5日、熱気につつまれたコミティア100の会場で頒布したのを覚えています。
今回は改訂してお送りします。
紙の書籍でも刊行（改訂、再刊）する準備もしています。
ここで悩ましいのが「―」（長いハイフン）問題です。
現在、縦書きで「―」を書くと、「テキストファイル→版組み→PDF化」の各段階でこれが縦になったり横になったりします。しかも、組んでみると横になったので90度回転をかけたらやっぱり横になったり、ヴァージョンアップすると表示が変わったり。現状では、どう再現されるかが読めないので、いま書いている作では「―」を使わないようにしています。
なので、この物語も、本にするときには「―」を消し、表現を変えているところがあります。しかし、ここでは、もともと横組みなので、もとどおりの「―」ありで掲載しています。
こういうシステム的な何かで表現が制約されるというのも、なんかなぁ、と思いますけど。
いろいろと同人活動には厳しい状況が続いていますが、乗り切った後に、こうなる前以上に楽しくて明るい日々が来ることを願い、活動を続けていこうと思っています。