東京電力の「自由化」の重し。死んだ人間を宗教的な悪者に仕立て上げて殺すことは憲法を統一的な教育性の信念として植え付けて戦争の死者たちを弔わないことと同じだから、それが抑圧された者たちの悲鳴を政治的な教条主義であるかのように葬りさることになるのではないのか。政策的欠陥をタイミングの水準を放置して人物の批判を行うことと経済的な繫栄の既成事実を政治的信仰の自由から法律にすり変える改憲の議論は許し難いが、憲政を宗教的な心性から分離してメディア的においておくことができるという権限も同じくらい内面的侵害の暴力を他者に与えることになる。それが軍事的な無意識化の暴力の回帰として反復されるということに今回の反省があるのでなければならないのに、自分たちの信条は宗教から離れて科学的な探究と言論の自由として在り、民主主義を守るための制度を論じているんだ、という態度に居直るなら別の回帰の形態、宇宙からの風景が放射能廃棄物の資産に汚染されて、その負債を電力のツケとして意識の余白に自動的に書き込まれる星の記憶が壊変のサイクルのアーキテクチャに切断されることに対して人格が元通りになることを保証することはできない。