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【魔導士物語】第十話「講演」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093073234947217

そんなわけで、第十話です。

今回はタイトルどおり、ほぼマグス大佐の講演です。
この講演は皇帝の命によるものですから、大佐はそれなりに準備して、構成を考えていました。
ただ、一切原稿を見ず、すべてを頭に叩き込んでいて、一度もつまずかずに話し続けたのがさすがです。

大佐が語った戦場事例はたくさんありましたが、ひとつくらいは収録したかったですね。
ただ、それをやると長くなって、講演を二回に分割することになるので(かなり悲惨な描写が続くのもあって)断念しました。

講演の前の歓迎行事では、舞踏会も描写したかった!w
大佐は男性軍人用の礼装を用意していて(女性用の礼装はロングスカートであるため)、男装の麗人といった出で立ちで会場に登場し、周囲を驚かせました。
まぁ、舞踏会で女性が身につけるドレスはかなり露出が多く、貧乳で超筋肉質の大佐が似合わないことは目に見えていました。
下宿の家主であるロゼッタさんは、どこで大佐が礼儀作法を学んだのか不思議だと言っていましたが、大佐は結構真面目で努力家なのです。
彼女は戦場から王都に戻って短い休暇を得た際に、ちゃんと家庭教師をつけて教養や作法を学んでいました。

ちなみに大佐は読書家でもあり、近眼なのに普段は眼鏡をかけていない一方で、本を読む時だけは眼鏡を愛用しています。
読む本は軍事関係の研究書、歴史書、さまざまな実用書がほとんどですが、意外なことに甘々な恋愛小説(ハーレ●インみたいなの)も好きだったりしますw

さて、今回まではトラブルもなく、平穏無事に日程をこなしてきましたが、次回からは一気に不穏になります。
帝国側が仕組んだ襲撃がその始まりで、そこから意外な展開につながっていくこととなりますが……。
まずは次回をお楽しみに!

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