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【第四章完結】第六十一話「帰路」を掲載しました【魔導士物語】

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そんなわけで、第六十一話です。これで長かった第四章「魔法王の森」はお終いです。
本当なら、赤城市でのリディアと赤龍との会談や、王都期間後のエピソードなんかも残っているのですが、割と中途半端な量なので、次章に入れ込もうと思います。

四十四話「エルフ王」で、「ユニはエルフの肩を抱いたまま、強引に東屋の外に連れ出した。そして、その長い耳に唇を寄せ、何事かをささやき始めた。」という部分がありますが、ここでユニはエイナの出生の秘密を打ち明けています。
すなわち、父親が爆裂魔法を成功させた魔導士であること、母親は吸血と人との間に生まれたヴァンピールであることです。
もちろん、母親のことはエイナに秘密であるのは、言うまでもありません。

ユニとアッシュの会話で明かされていますが、エルフと吸血鬼は種族的に対立しています。
それは、何かのトラブルがなくても、万一両者が遭遇すれば、その場で問答無用の殺し合いが始まるというレベルで、互いに激しい憎悪を抱いています。

吸血鬼の血を引くエイナを、アッシュが嫌悪することなく受け入れたのは、ヴァンピールが吸血鬼ハンターになることが多く、「敵の敵は味方」という理屈です。
こうまで両者が憎み合うのは、彼らがもともとは同じ種族で、カルマの違いで分裂進化したということに起因しているようです。

最後の方で、シルヴィアがやっちゃいけないフラグを立て、あるトラブルに巻き込まれます。
「このすば」に登場する〝リザードランナー〟がモチーフですw
エイナが大魔法でこの危機に立ち向かいますが、魔法発射の場面は、作者の大好きな映画「ガメラ2 レギオン襲来」で描かれた、ガメラの必殺技が念頭にあります。
(オラに元気を分けてくれ~! の描写は自粛しましたw)

とにかく、この第四章はいろいろなことが起こりました。
次回から始まる第五章も、この四章に直接つながる話となります。
まだタイトルも決まっていないのですが、大丈夫か自分?

それでは、次回の新章をお楽しみに!

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