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【魔導士物語】第五十六話「生い立ち」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818023212275560014

そんなわけで、第五十六話です。

前にも詳しく解説したことがありますが、暦法についての復習です。

この世界は月の満ち欠けで暦を決める「太陰暦」が採用されています。
一か月はざっくり二十九・五日なので、小の月が二十九日、大の月が三十日となります。
これで十二か月を計算すると、一年が三五四日になるので。太陽暦の三六五日と比べると、年に十一日の差が出てしまいます。

月の満ち欠けでは正確ですが、これだと年々季節がずれていってしまいます。
そこで、太陰暦では三年に一度、閏月(うるうづき)を設けてずれを修正しています。
つまり、一年が十三か月ある年が存在することになります。

エルフの真名(まな)は、そのエルフの能力や身体的な特徴に影響するので、アッシュは治癒魔法のスペシャリストとして知られています。

さて、今回でサシャの経歴が明らかになりましたが、帝都に上京してからの彼女は、なかなか壮絶です。
酷い環境にさらされながら、彼女は魔導士になる夢を諦めていません。
軍に入るまでの四年間で、彼女が殺した人間は二桁になっています。
魔導士は人を殺すことを躊躇していては成り立たない仕事なので、この面でも十分に鍛えられたことになります。

サシャはファイアボールのことをヘルファイア(地獄の業火)と呼んでいますが、この名称は国に新魔法として登録する際に却下されました。
あまりに厨二っぽいというのが理由ですw
この辺のエピソードは、『幻獣召喚士2』の第二章「災厄の日々」で語られています。

それと、前回からサシャは、先王を「アデル」と名付けてそう呼んでいますが、この設定はどこに行ったのでしょう?
その辺、ちゃんと説明されますので、しばらくお待ちください。

では、次回をお楽しみに!

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