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【魔導士物語】第二十九話「ドワーフの山」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330666226101014

そんなわけで、第二十九話です。

寂寥山脈=本文でも説明していますが、名前の由来は、地元の人間たちが「おさびし山」と呼んでいたことに由来します。万年雪で覆われ、動物どころか植物すら生えない寂しい山という意味ですね。
ところが、「せきりょうさんみゃく」と入力すると、親切なIMEは「脊梁山脈」と変換してくれます。
お陰で、前回もいっぱい誤変換したまま掲載してしまいました(^^;
この名称は、トールキンの『指輪物語』に出てくる「霧ふり山脈」とムーミンの「おさびし山」から連想してつけたものです。

ノームの加護=精霊は、地・火・風・水という四大元素を司る大精霊のいずれかに属しています。
そのうち地の大精霊がノームで、ドワーフはその恩寵を受けている種族です。
彼らが採掘と鍛治能力に優れ、頑健で強力な戦士でありながら、ある程度の魔法も使えるのは、ノームの加護のおかげです。
ドワーフはもともと人間だったらしいのですが、その一部がノームの加護を受け、体躯の矮小化と地中に暮らすという制限と引き換えに、こうした多くの能力と長寿命を獲得したと言われています。
つまり、ドワーフは人間と精霊の中間種といった立ち位置にあるわけですね。

太陽石=ドワーフの便利アイテムで、実はユニも小さいのを持っています。
外に放置しておくと、太陽の光を吸収・蓄積し、暗い場所ではその光を放出するという性質を持っています。
何度でも繰り返し使用できるので、地中で暮らすドワーフたちに重宝されています。
太陽光をそのまま放出してくれるので、暖房効果と紫外線による殺菌効果もあります。

エンデ・ラ・イーリン=ドワーフ語で「癒しの手」という意味で、西の森の女王を意味する尊称です。
寂寥山脈のドワーフたちは独自の言語体系を持っていますが、この世界に住み着いて千年を超していますので、人間の言語も普通に操ることができます。

さて、何やらドワーフたちは困難な問題に直面しているようです。
次回から、新たなサブクエストが始まりますが、今回活躍するのはエイナとなります。
どうかお楽しみに!

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