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【魔導士物語】第五話「指揮官」を更新しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093078886816942

そんなわけで、第五話です。

いよいよエイナ小隊長のデビューとなります。
取りあえず、コンラッド曹長はいいキャラクターですね~! 書いていて楽しいです。
彼の年齢は四十三、四歳くらいだと思います。

一般兵卒は、遅くとも三十代半ばまでには軍を除隊しますので、そのくらいの年齢まで残っているのは下士官で、いわゆる「職業軍人」という人です。
コンラッドは大隊でも最古参の一人で、先任下士官(上級曹長)ですから、大隊長に対しても直接意見具申を行えるほどの権力を持っています。
下士官でありながら、中隊長(中尉~大尉)と変わらない力があるということですね。

コンラッドから見れば、エイナは娘のような年齢です。
当初、エイナの言葉遣いなどから、曹長の彼女に対する評価は芳しくありませんでした。
ですが、エイナが訓練で提案したことで、彼のエイナに対する認識は好転します。

言葉遣いに関しては、単純なエイナは「マグス大佐をお手本としよう」という、非常に間違った判断を下します。
彼女は大佐の護衛任務で、長い期間一緒にいましたので、「なるほど、女性といえども。上官はこのような言葉遣いをするのだな」と思い込んでいます。
マグス大佐の物言いは、ちょっとアレというか、非常に尊大で粗野なので、エイナには全然似合わないのですが……。

そんなわけで、次回は新兵たちとの立ち合い稽古、そして巡回任務の開始です。
軍の日常が始まることになります。どうかお楽しみに!

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