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【魔導士物語】第二十五話「妖精の呪い」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330665598201157

そんなわけで、第二十五話です。

砂の妖精・サンドマンは姿の見えない妖精なので、見た目は人間の想像に過ぎません。
多くは砂袋をかついだ老人とされています。
基本的には、夜更けに起きている人を眠らせるというだけの、無害な存在です。

しかし、妖精族であるのは間違いないので、たまに人間に対して悪戯をします。
エイナとシルヴィアは、この迷惑なゲームに付き合わされることになりました。
今回はいろいろと調べたり、推理を働かせたりしますが、まだ結果が出せません。

本文中にちらりと出てきますが、魔導院では応急手当に関する授業があって、これは召喚士科の高学年(七年生以上)から受けることになります。
魔法科は一年生からですが、このほかに治癒魔法の習得も必修となっています。
治癒魔法は得手不得手の差が大きく、たまたま才能があって治癒魔法の専門魔導士になると、戦場でもの凄く役に立つので厚遇されます。

一般の魔導士は、最低限止血と麻酔の魔法を習得すればOKとされています。
ただ、これはあくまでその場しのぎですから、魔法効果が消えると止血した個所も再び出血しますので、いずれにしろ外科治療が必要となります。
この点、治癒魔導士は根本治療が可能ですから、まったく別の存在と言ってよいですね。

また、応急手当の授業は外科的な技術に特化した内容であり、内科的な病気治療とは無縁のないようです。
その代わりに薬草学の講義は守備範囲が広く、発熱・腹痛・鎮痛などの症状にも対応しています。

したがって、二級召喚士と判定され、しかも幻獣の能力が微妙なケースでも、田舎に行けば立派に薬師兼代用医として生活できます。
ユニも、オークや害獣の駆除依頼がない時には、自分で調合した薬を売って生計を立てています。
彼女が生活する辺境は、無医村が当たり前なので、非常に重宝されています。

さてさて、次回も名探偵ピカチ……シルヴィアが活躍するはずです。どうかお楽しみに!

今期アニメはやっぱり「葬送のフリーレン」が面白いなぁ!

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