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【魔導士物語】第五話「防衛戦」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330662408569657

そんなわけで、第五話です。

予想はしていましたが、やっぱり一話で収まらなかった……。
ニコル編は次回も続きます。

感知魔法は文中で説明があるとおり、指定範囲での魔力に反応するものです。
したがって犬や猫、昆虫など魔力を持たない生物には反応しません。
逆に人間以外でも、エルフやドワーフといった魔法を使える異種族には対応します。

術者は魔力反応を、脳内で視覚的に変換して把握します。
それは魔法範囲を示す円盤で、中心から絶え間なく波紋が広がるというイメージです。
魔力が感知されると、その波紋とぶつかった時に赤い光点となって反応します。
潜水艦のソナーみたいなもんだと思ってください。

脳内に浮かぶ円盤には、実際の地形や建物は表示されませんから、位置を特定するには両者を統合してイメージする必要があります。
これは魔導士の能力に依存する技術なので、術者によって精度にばらつきがあります。

感知範囲がよく知る地形であれば、反応光点が存在する具体的な建物、通りなどを特定できます。
逆に未知の地域を対象にした場合は、きわめて大雑把な位置しか把握できません。

さて、ニコルの中隊と吸血鬼の戦いは、まだまだ前哨戦といった感じになってきました。
次こそはニコル編が完結するはず、どうか次回をお楽しみに。

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