https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330659406708618 そんなわけで、第二十六話です。
前回反省したはずなのに、遅々として話が進みませんw
帝国も王国も同じですが、都市の通りや広場は、石畳で舗装されています。
しかし、農村部では土が剥き出しのままなので、雨が降るとぬかるみになって、歩くにも難渋する破目になります。
そこで、どうにかしてそれを防がないといけません。
貧しい村では、単に土を突き固めるだけですが、オシロ村のような大きな村になると、三和土(たたき)舗装をしています。
本文でも説明していますが、三和土は土に消石灰とにがり(塩化マグネシウム)を混ぜ込み、突き固めたものです。
乾くとコンクリートのように固く、表面は滑らかになり、多少の雨ではびくともしなくなります。
昔の家では、玄関にこの三和土が用いられ、農家だと土間にも三和土が使われていました。
私の祖父の家は大きな農家で(今は建て替えられましたが)、広い土間がありました。
三和土の床は固く、つるつると黒光りしていました。
シルヴィアとタケミカヅチは逃走を続け、マグス大佐たちは追跡を開始しました。
この時、シルヴィアは何をしていたかと言うと、森の中で温泉を見つけて入浴を楽しんでいました。
これは沢の中で温泉が湧き出している場所で、沢水と混ざってちょうどよい温度となっています。
私の住む地方都市の郊外にもこんな場所があって、バイクで林道を走り回るついでによく入ったものです。
残念ながら、近くに造られた温泉施設の湯元にされてしまい、この天然のお風呂は消滅してしまいました。
維持費で多額の赤字を垂れ流す施設のために、無料の観光資源を潰すとは、馬鹿なことをするものです。
シルヴィアとアフマド族少女との入浴シーンは、書くのを楽しみにしていたのですが、きゃっきゃうふふで一話を費やしそうなので、血涙を流しながら没としますw
そんなわけで、次回こそシルヴィアと合流するはずです。お楽しみに!