https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330658513225070 そんなわけで、第二十話です。
今回はシルヴィア側の話なので、少し退屈かもしれません。
シルヴィアが拠点としている小屋(ロック鳥用の輸送籠)には、さまざまな生活物資が積まれています。
特に重要なのは食糧・水・燃料ですね。
もっとも、それは最低限のものなので、食事は質素、水は飲み水だけなので、洗濯や水浴びなどできません。
せいぜい絞ったタオルで身体を拭くくらいしかできません。
そのため、タケミカヅチが差し入れで持ってきてくれるノルド人の料理や新鮮なミルクは、とても贅沢でご馳走でした。
あとは水浴びと洗濯さえできれば、何の不満もありません。
これはエイナとシルヴィアの経験不足が露呈した結果です。
彼女たちは山の中に拠点を定めた時点で、まっ先に水場の確保をすべきでした。
アリマが言ったように、麓に森があるということは、そこに水があるということです。
カー君が一緒であれば、比較的簡単に水場が発見できたはずです。
それが湧き水だったら言うことがありません。
川の水は飲用に向きませんが、水浴びや洗濯、その他の雑水として利用が可能でしょう。
二人は任務に張り切り過ぎていたため、そんなことは考えもせずに行動を開始してしまいました。
そして、シルヴィアはすぐに後悔させられることになります。
エイナはカスム族のゲルに滞在しているので、その辺は問題ありません。
余談ですが、遊牧民がゲルを設置する野営地の場所というのは、地域ごとに決まっています。
すなわち、その近くに水場があるということです。
アフマド族の住む地域は、基本的に雨が少なく乾燥しています。
そのため水は貴重ですし、あまり汗もかかないのでお風呂に入る習慣はありませんが、時々水浴びをする程度です。
さて、次回は再びエイナの話に戻ります。いよいよお館様との対決です。どうかお楽しみに!
少し前にデュワーズ(スコッチウィスキー)の限定品「ジャパニーズスムース」の話を書きました。
量販店で見かけてさっそく購入して飲んでみたら美味しくて、もっと買おうと翌日に行ったら売り切れていたという話です。
一昨日、いつもいくスーパーの店頭に、それが並んでいました。
六本しかなかったので、本当は三本買いたかったのですが、他の方のことも考えて二本で我慢しました。
その時、サントリーの「白州プレミアムハイボール」も見つけたので、これも二本購入。
350ml缶で、例えばよく見かける「角ハイボール」ならば200円未満ですが、これは何と600円!
さっそく飲んでみましたが、確かに美味しいのですが……値段を考えると、また買おうとは思えませんでした。
ちなみに、翌日もそのスーパーに行くと、やっぱりデュワーズも白州も売り切れておりましたw