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【魔導士物語】第十九話「再びの闇」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330658368311040

 そんなわけで、第十九話です。

 生贄の広場までは、さくさくと話が進みます。

 お館からのお使いの少女は、お館様(真祖)の眷属ですから、元は人間で名前は「クロエ」と言います。
 ただし、アフマド族の少女ではなく、大陸西部の「エウロペ諸王国」と呼ばれる地方の出身です。
 その中でも比較的規模の大きい某王国の王族、つまりはお姫さまです。

 現在エウロペ諸王国は、ケルトニア連合王国の支配下に入っていますが、東部から進撃するイゾルデル帝国に蚕食されつつあります。
 当然、ケルトニアはその防衛のために軍を派遣し、帝国と戦っているのですが、これがいわゆる「地獄の西部戦線」に当たります。
 (西部というのは、あくまで帝国側から見た呼称です)

 黒死山から西部戦線までは五百キロほど離れていて、そのさらに先にある王国の姫様が、なぜお館様の眷属となったのかは、いろいろと複雑な事情があるのですが、本筋とは関係ないので、多分本文では語られないのではないかと思います。
 「幻獣召喚士」みたいに、本編の間に番外編を挟むスタイルにしていれば、その辺も書けたかと思うので、少し残念です。
 結構ロマンティックなエピソードなので、何かの機会があれば書いてみたいなぁ……。

 今は本編が自転車操業状態なので、とてもその余裕がありません。(^^;

 今回のお話では、長いことほったらかしていたエイナの謎のひとつが出てきました。
 読者の中には「なるほど、エイナは×××だったのか!」と思った方もいるかと思いますが、その点はクロエが明確に否定しています。
 一体どういうことなのでしょうか?
 
 そんなわけで謎は深まるばかりですが、次回はまるまるシルヴィア側の話になります。
 このへんのじらすような話の展開は、物語の王道ですねw どうかお楽しみに!

 五、六年前からウィルス性の「イボ」に悩まされておりました。
 痛くもかゆくもないのですが、見た目が悪いのと邪魔臭いのが我慢できず、四月から皮膚科で治療を受けています。
 両手指に発生していた十数か所のイボはきれいに完治し、現在は足裏の治療中です。

 この治療というのが荒療治で、液体窒素(沸点が-196℃という超低温の液体)につけた綿棒を患部に押し当てて、ウィルスが棲みついた組織を凍結させて破壊するというものです。
 言ってみれば「根性焼き」の低温バージョンみたいなもので、もの凄く痛いですw
 皮膚組織は凍傷を起こして水ぶくれや血豆ができますし、治療後三日くらいは痛みが継続します。

 本日もこれから通院です。皮膚科の先生は美人の女医さんで、それだけが救いですね。

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