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【魔導士物語】第十六話「波紋」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330657915396260

 そんなわけで、第十六話です。

 シルヴィアが少女を救った波紋が、エイナの周囲に及ぶというお話です。
 今回の解説をやると、ネタバレだらけになってしまいますw

 そこで、カー君がエイナにした報告を、もう少し詳しくお話します。
 シルヴィアを探しに来てくれたタケミカヅチですが、前回から二日後という約束どおり、山小屋(輸送籠)を訪ねてきました。
 それが夜の九時ころですが、小屋は無人で、テーブルの上に書置きがありました。

 シルヴィアは一泊二日で山の西側を調査に行き、北回りで今日の夕方には戻る予定である……と書かれています。
 つまり予定の帰還時間を大幅に過ぎていたということです。
 タケミカヅチは、何かトラブルがあったのだと判断して、捜索に出かけました。
 彼は神通力による優れた感知能力を持っており、自分の知る者であれば、かなり広範囲で感知ができます(有能)。

 それである程度シルヴィアの存在を掴むことができた上に、カー君が傍にいたことで、真っ直ぐ彼女のもとに辿りつけました。

 小屋に戻った後、シルヴィアはもう着替えするだけで精一杯という様子でした。
 タケミカヅチは火をおこし、ノルド人の村から持ってきた新鮮な乳を温め、たっぷりの蜂蜜を入れて二人の娘に飲ませました。
 そしてベッドに運んで寝かせ、夜明け近くまで火の番をして小屋の中を暖めてくれたのです。
 三メートルの巨体で、かいがいしく少女たちの世話をする姿は、実に微笑ましいもので、後でその話を聞いたプリシラは、笑い転げたということです。

 そんなわけで、ちらりとお館様の正体が明かされましたが、次回取りあえずは一族会議です。
 族長バヤルの〝喰えない〟老獪さをお楽しみいただける予定です。
 お楽しみに!

 デュワーズ(スコッチ)の限定スムーズ・シリーズの〝和スムーズ〟が先日発売となりました。
 大手酒販店で見かけたのでさっそく購入してみましたが、思った以上にミズナラしてます!
 和スムーズとは、日本産ミズナラ樽で後熟させたという意味で、ミズナラ樽の特徴である白檀のような香りが楽しめるのが謳い文句。
 それが明確に感じられるので、正直驚きました(シーバスリーガルのミズナラより、遥かによく感じます)。

 さっそく翌日追加購入しようとしましたが、数軒回ってもすべて完売していました。
 お店の人に聞いたら、入荷即瞬殺だったらしく、入手できた私は幸運だったようです。
 ああ、三本買っておくんだった!

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