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【魔導士物語】第八話「ニライカムイ」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330656689767847

 そんなわけで、第八話です。

 前にも説明しましたが、沖縄地方の言葉で「理想郷」を意味する「ニライカナイ」(ニライもカナイも「遥かな向こう」といった意味)と、アイヌ語の「神」を意味する「カムイ」をくっつけた安直な造語です。
 本文で言っているように、実際には各部族の近況報告+自慢大会(演芸大会)みたいなもので、民族の親睦と団結を深めるためのお祭りです。
 神にささげられる供物は、一族発祥の本村オシロ村に下賜され、準備に要した費用に充当されることになります。
 供物には高く売れる毛皮や質のいい炭が含まれており、会場の設営、消費される大量の酒食などの経費を差し引いても、それなりの金額が残ります。
 それはオシロ村の運営費に(名目上は霊山の管理費)なります。

 お馴染みになっているロック鳥の運ぶ籠ですが、乗り心地が最悪であることは広く知られています。
 ロック鳥は普通に時速百キロ程度で飛び続けることができますが、そんな速度だと騎乗しているアランはもちろん、籠の中の人間も死んでしまいます。
 そのため、心優しいピート君は時速五十キロ程度で飛んでくれています。
 それでも相当に揺れるので、籠の中の家具類(テーブル・椅子・ベッド・棚など)は、すべて床に固定されている上、全壁面には掴まるための手すりがついています。

 さて、次回はエイナたちも現地に到着する予定です。これでお話が本格的に動き出すことになります。どうかお楽しみに。

 密林プライムで「風雲! たけし城」(リメイク)が全八話でやっています。
 オリジナルのたけし城は私もど真ん中の世代なので、毎週欠かさずに見ていました。
 全世界でも大人気で、各国で適当なアフレコがつけられたり、現地風のリメイクが盛んに作られているようですね。

 正直、この手の名作リメイクはがっかりするものが多いので、あまり期待してないで見たのですが、これが実に面白い!
 夜中に酔っぱらいながら見るのには、最適な番組ですね。
 やっぱり人間が全力で失敗する姿って、下手な作為がない分、自然な笑いが出てきます。
 わずかなマイナス点は、挑戦者が純粋な素人より、芸能人・業界人が多いってところでしょうか。
 おすすめです。

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