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【魔導士物語】第七話「ノルドの里」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330656545660291

 そんなわけで、第七話です。

 タケミカヅチは一応神様なので、身体能力は人間を遥かに凌駕しています。
 彼はよく「七つの神通力」を自慢にしていますが、具体的にその内容は明らかに慣れていません。

 今まで出てきたのは、「隠形術(認識阻害)」「水泳術」「夜間視力」「超嗅覚」の四つだったと思います。
 彼は雷撃を得意にしていますが、それも神通力っぽいですね。ほかには「超聴覚」なんかもありますし、本文で見せた「走破術」もそうかもしれません。

 なんか「何でもあり」のような気がするのですが、実は「七つ」というのは「たくさんの、数多い」という意味のようですね。

 プリシラは地図を持っていましたが、これは帝国の詳細地図(国家機密)の一部を写したもので、シドから許可を得て持ち出しています。

 ノルド人の村は、大体が山裾にあります。麓であることもあれば、二、三合目あたりの山中にある場合もあります。
 山にはクマやトラ、オオヤマネコなどの危険な獣が棲息していますから、村の周囲には防柵がめぐらしています。
 この辺は、王国の辺境と変わりありませんね。帝国の町や村には、普通このような防壁は存在しません。

 彼らの生活は、製材、製炭、狩猟、木の実や山菜等の採集に頼っています。小規模な畑や鶏などの家畜も存在しますが、あくまで防柵に囲まれた村の中に限られます。
 帝国に組み入れられてからは、貨幣経済の影響を受けており、製材・製炭・狩猟による毛皮は、貴重な現金収入の手立てとなっています。

 さて、次回はエイナたちも登場する予定です。どうかお楽しみに。

 タケミカヅチの神通力のことを考えていると、脳内で「デビルマンのうた」が自動再生されてしまいます。

 デビルアローは超音波♪ デビルイヤーは地獄耳♪
 デビルウイングは空を飛び♪ デビルビームは熱光線♪

「マッハGOGOGO」でマッハ号のハンドル中央のボタンも浮かびますね。
 AジャンプやCカッターなんかは憧れでしたw

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