https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330656412304813 そんなわけで、第六話です。
今日は服装のお話。
本文中でも説明していますが、この時代の王国民の服装は割と地味です。
男の場合は木綿のズボンにシャツ、ベストといったシンプルな姿。
女性は長いスカートにブラウス、ベスト(半袖付)、そして長いショールを纏っています。
女性の場合、肌を露出しているのは顔と手先くらいのものですね。
服の色も地味で、ベージュか灰色、濃い色だと茶色がせいぜいです。これは染料が高価だからですね。
ノルド人は山間に暮らすお陰で、染料となる草木が手に入りやすく、派手な色合いの服を着ています。
庶民は基本的に自給自足の生活をしているので、服は自分たちで作っています。
これが都市生活者、いわゆる中産階級の人々になると、ぐっと色合いも派手になり、ショールで身体を隠すということもなくなります。
服は〝買うもの〟でありますが、古着が圧倒的です。
古着は大量に輸入されていて、南の東沿岸諸国や北の帝国から入ってきます。
新たに仕立てた服を着れるのは、貴族などの上流階級や裕福な商人の子女に限られています。
軍では当然ながら軍服を着用します。女性軍人も多い(大半は事務職)のですが、長いスカートでは動きづらいので、膝下丈で比較的タイトなスカートを履いています。
プリシラのような武官の場合は、男性の軍服と同じでズボン姿ですが、式典などの儀礼の場合に着用する礼装だけは、スカートになります。
ノルド人の民族衣装は、文中で「ブーナッド」と言っているように、ノルウェーの伝統衣装をイメージしています。
スカートと編み上げの袖なしベスト、あるいはこれが一体化したジャンパースカートで、刺繍を施した大変にきれいなものです。
この衣装を着れるようになるのは、初潮を迎えていることが条件なので、ある意味成人の証ということになります。
次回もプリシラの旅の話ですが、あまりだらだらやっても仕方がないので次で終わらせるつもりです。どうかお楽しみに。
先月の今ごろ、タルフレーバーなるウィスキー熟成用の木製スティックを購入し、4本のウィスキーに投入しました。
一か月経ったので飲み始めましたが、確かに味が激変しています。
具体的に言うと、香りが豊かになり、味がまろやか。そして凄く甘くなる!
それなりのお値段ですが、三回使えたらコスト的にはまずまずかな? ってことで、二回目の仕込みに挑戦中ですw