https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330655565877377 そんなわけで第三十話、第二章の最終回です。
今回の事件の主犯である呪術師は、自らの呪いに喰い殺されて滅んでしまたっため、それ以降の旅には何の障害もありませんでした。
最終話は、王都に着いた彼女たちが、どうなったかというお話です。
ケネスは歓迎行事を受けた後、予定どおり王国の魔導士育成のため、魔導院の教官となります。
それだけでなく、彼の進言で卒業した魔導士たちの再教育も行われることになります。
エイナとシルヴィアには、恒例の事情聴取(実際は尋問)が待っています。
エイナの手は順調に回復していますが、変色が消えて完全に直ったのは一か月後です。
驚異的な回復力を持つ彼女でも、完治にそれだけかかったということは、やっぱり呪いは強力だったのでしょう。
呪いを毛嫌いしているカー君は、しばらく「えんがちょ!」と言って、エイナに近づきませんでした。
一体カー君はどこで「えんがちょ」なんて言葉覚えたんでしょうねw
最後はサーラですが、彼女(黒船屋)とは賃貸し契約ですから、予定より日数がかかったため、追加料金が発生しそうです。
すでに本文中で言及されていましたが、南カシルでは
「黒船屋のサーラの歌声が、セイレーンを嫉妬させた」
という話が広まっており、彼女の帰還は大変な騒ぎとなりました。
「南カシル一の人気遊女になる」というサーラの野望は、あっさりと実現されてしまいます。
奴隷身分の買い取りという話も了承され、彼女は黒船屋の看板遊女として、忙しくも幸せな日々を過ごすことになります。
さて、これで第二章「ケルトニアの魔導士」はお終いです。
切りのいい三十話で終わったので、ちょっと嬉しいです。
次回は第三章の第一話ですが、章のタイトルどうしよう? とにかく、新しいお話をお楽しみに!
春アニメが始まって、第一話が出揃った感じですね。
視聴を予定していた作品以外では、「地獄楽」の評判がいいみたいなので、見ています。
画眉丸の刀で切れない、炎も熱も通じないという設定は、「忍者の修行を積んだから」の一言で片付けられています。
いやもう、それは人間じゃないでしょう!
エイナの回復力なんて、可愛いものですよ。