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【魔導士物語】第二十五話「窮地」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330654889830360

 そんなわけで第二十五話です。

 最初にちょっと道路の話が出てきますが、主要街道はすべて盛土がなされて舗装率も高くなっています。
 盛土をするは道路を平坦にできるのと、荷重の分散が図れること、舗装工事がしやすいことが理由となっています。
 都市部ではレンガ舗装や石畳舗装も見られますが、一般的な街道は砕石舗装が主です。

 古代ローマの舗装道路の中には、現在でも普通に車が通行できるものがあるくらいで、この物語世界でも舗装技術はかなり高いレベルを維持しています。
 脇街道も主要街道に準じた整備が行われていますが、それ以外の一般道は、かなり通行しにくい(特に雨が降った時などは最悪)のが現状です。
 
 カー君は精霊族(四大エレメントの火属性)なので、本能的に穢(けが)れを嫌い、その気配にも敏感です。
 呪術は人の暗黒面、すなわち負の感情(恐怖、憎悪、嫉妬、強欲など)を利用した魔法の一種なので、カー君からすれば穢れそのものです。
 川船における襲撃では、最初こそ「何か嫌な感じがする!」でしたが、何回か同じ経験を重ねた結果、今では明確に呪術の発動だと区別できるようになっています。

 軍馬に関する説明は本文でしていますが、要するにサラブレッドのような馬ではないということです。
 大河ドラマや映画などに登場する馬は、ほとんど競走馬系なので、実際とはまったく感じが違います。
 具体的には、北海道のばんえい競馬の動画を見ていただけると、雰囲気が分かると思います。

 今回の襲撃は、最初のネズミと似たような感じですが、いかにも戦力不足だし、作戦的にも単純で工夫がありません。
 当然、それは罠だということになります。
 呪術師はかなり綿密な計画を立て、準備もしていたようですね。エイナたちはこの窮地をどう脱するのか、次回をお楽しみに。

 WBC決勝凄かった~!

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