https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330652298609056 そんなわけで第五話です。
のほほんと遊んでいると、こういう目に遭いますよ、という見本のようなお話です。
黒城市から南カシルに向かう下り船は、きっちり予定どおりに着いたので、エイナとシルヴィアは油断したのでしょうね。
下り船は帆を使わないので(速度が出過ぎて逆に危ない)、特に遅延が少ないのです。これが上り船だと、風の影響を受けるので、到着に多少の前後が発生するのですが……。
たった一度の経験を、すべてに当てはまると考えてしまうのは、子どもがよくやる失敗です。
南カシルの入出国における審査はかなりゆるゆるです。
身分証を確認して名簿に記入し、何か特に変わったことがあれば質問するといった程度で、荷物検査もありません。
ただ、審査に当たる係官はプロなので、何らかの不審があった者の人相風体は、かなり鮮明に記憶しています。逆にそれ以外の問題ない客は、秒で記憶から消し去ってしまいます。
さて、窮地に陥った二人ですが、エイナはカー君の助言で突破口を見つけたようですね。
ただ、二人の苦難はまだまだ終わりそうにありません。そんなわけで、次回をお楽しみに。
冬アニメ「ニーア・オートマタ」が、早くも万策尽きて草