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【魔導士物語】第二十一話「現場検証」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330651297983949

 そんなわけで二十一話、今年最後の更新です。

 今年は「幻獣召喚士」シリーズの完結が、自分にとって最大の出来事でした。
 この話は、今から六年前に入院中のベッドの上で考えたものでした。

 一月のある夜、数日続いていた腹痛が我慢できないレベルまで酷くなり、雪の降る深夜二時過ぎに、自分で車を運転して夜間救急のある病院に駆け込みました。
 着いた時にはまともに歩けない状態で、当番医によって検査を受けたほかは鎮痛剤を点滴されただけで、朝までのたうち回っていました。
 やっと朝が来て、消化器系の専門医が枕元で説明してくれました。

「ガンですね。横行結腸というところにできた腫瘍が大きくなりすぎて、消化物が詰まって腸閉塞を起こしています。
 いつ破裂してもおかしくない状態で、そうなったら死にます。
 これから緊急手術をしますから、今のうちにご家族を呼んでおいてください」

 そんなわけで朝の九時過ぎには手術が始まって、大腸を半分近く摘出(腐っていた)することになりました。
 入院中のベッドではすることがないので、何か書きたいと思いながら、仕事の忙しさにかまけてできなかった小説の粗筋を考えた……というのがきっかけです。
 ある程度書き溜め、一年後の元日から「小説家になろう」に投稿を開始し、数か月遅れで「カクヨム」にも上げることになり、現在に至るです(ガンは寛解しています)。

 「幻獣召喚士3」を終えた時点では、年内はのんびりして次回作の構想を練ろうと思っていました。
 取りあえず新年(明日のこと)から、「幻獣召喚士」の番外編(マグス大佐の副官二人を主人公にした中編)を書くか、まったく違うジャンルの話にしようかと、漠然と考えていました。
 しかし、完結後の感想では予想以上に続編を望む声が多く、またそれまで長年にわたって書き続けてきた習慣が身に染みついてしまったのか、書かないと落ち着かないという状態に陥りました。

 それで主人公をユニから別の人物に変え、世界観はそのまま引き継いだ物語を始めることにしたのが「魔導士物語」です。
 5chでは「この作者、新規読者の開拓を諦めたな」と言われましたが、まったくそのとおりです。
 少数でも続きを望んでくれる方々が楽しんでくれればそれでいい、と思っています。

 そんなこんなで、今年は大変ありがとうございました。来年も是非ごひいきに。
 新年一発目は、スケジュールどおり一月三日の朝七時過ぎになりますので、どうかお楽しみに。
 それでは、よいお年を!

 「ぼっち・ざ・ろっく!」が面白くて、詰まっている仕事をぶっちして一気見してしまったw

2件のコメント

  • 幻獣召喚士に出会えたことが2022年一番の出来事です。
    魔道士物語をリアタイで追えることも喜びです。
    続きをワクワクしながら待ってます。2023年もよろしくお願い申し上げます!
  • そう言っていただけると嬉しいなぁ!
    「魔導士物語」も頑張りますので、どうか見捨てないでくださいw
    よいお年をお迎えください
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