https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330650973252036 そんなわけで第十八話です。
エイナが説明不能の行動を起こします。
これが彼女の特殊能力なのか、何か未知の魔法なのか、はたまた小屋の一部分に転移空間のようなものが発生していたのか、真相は不明で、当分の間はその正体が明らかにされません。
それと、後半で謎の女が出現します。一体何者で、どこからどうやって小屋の中に侵入したのか、帝国の工作員たちをどうやって倒したのか、これまた不明のままです。
なんか謎だらけで済みませんが、この辺は物語の根幹にかかわるものなので、お許しください。
帝国の工作員は、もともと一つの部隊ではなく、今回の作戦のために臨時に編成されたチームだと思ってください。
普段は王国各地で、それぞれの諜報活動に携わっています。
リーダーである声の低い男は、演習場で「第四師団のワイト中尉」と名乗った人物です。彼は魔導士で、雷撃系の魔法を得意としています。
雷撃魔法は強力なのですが、室内で使うのはとても危険です。
ちゃんと敵の座標を指定して魔法を放つわけですが、攻撃対象に雷が当たっても(直撃雷といいます)、周囲にいる人間も感電することがあるからです(誘導雷といいます)。
そうでなくても、間近で落雷が起きるようなものですから、激しい閃光と音で視力・聴力を奪われ、誘導雷から逃れられても、一時的に行動不能に陥ります。
リーダーが魔法を放とうとした時に、誰かが「馬鹿!」と叫んだのは、そのためです。
部下たちがとっさに目と耳をかばったのは、魔法に慣れている帝国の軍人らしい対応ですね。
なお、彼らは目を閉じて耳をふさぐ以外に、口も開けています。
次回は、謎の空間に入ったエイナたちがどうなるかというお話です。どうかお楽しみに。
クリスマスが近くなって、ラジオからはXmasソングが盛んに流れています。
もうずいぶん前ですが、この時期ファミマでは、初音ミクのケーキの予約を取っていて、おまけのフィギア欲しさに毎年予約していました。
あれ、復活してくれんかな~。