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【魔導士物語】第四話「初めての旅」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330649401423497

 そんなわけで第四話です。

 エイナの傷の件について、ユニは一種の特異体質だろうと判断しました。
 なにしろ、彼女はアスカという化け物を身近で見てきましたので、この程度ではあまり驚かないのです。

 第一話で、エイナの叔母は「決して悪い人ではない」と語られていますが、それはエイナがそう思い込んでいるだけです。
 村の人びとは、兄の畑と家畜欲しさに姪を引き取り、奴隷のように扱っている夫妻を嫌っていました(ドーチェの酒癖の悪さもあります)。
 エイナはネットの家庭板でよく見る、典型的な「エネme」です。
 環境の激変と、ユニに出会った影響で、そのことにやっと気づき始めています。

 親郷でエイナに服を買い与えるなど、ユニはずいぶんと気前がいいように見えます。
 ですが、彼女は今回のオーク狩りの依頼で、人的な被害を出してしまったことで、仕事を失敗したと自己判断しています。
 そのため、村から受け取った報酬は、初めからエイナに全額渡すつもりでいました。
 ですから、服や肌着を買うことなど何でもありませんでした。

 エイナはユニのことを、貴族かお金持ちのお嬢さまだと勝手に思い込んでいます。
 男のような恰好をし、がさつで酒飲み、しかも野宿に異様に慣れている姿を見て、疑問を感じないのが不思議ですね。
 この誤解は、数か月後に解消されます。エイナと同室になる少女から、ユニのことを詳しく教えてもらうからなのですが、その辺のくだりは本編では書かれません。

 次回はいよいよ蒼城市に到着です。かの地におけるユニの滞在先と言えばもうお分かりでしょうが、アスカ家が登場します。どうかお楽しみに!

 今日は昼前にタイヤ交換(スタッドレス)の予定です。季節を感じますね~。
 軽自動車に乗っていた時は自分で交換していたのですが、今は普通車でタイヤが重いため、業者任せに堕落してしまいました。
 そう言えば、自動車教習所ではタイヤ交換の方法なんて教わらなかったような気がします。
 最近はスペアタイヤを積んでいる車種の方が珍しく、あるのは緊急の補修キットだけ。実際に使ったことがないので、いざというにちゃんとできるのか大いに不安です。
 ディーラーでタイヤ交換を待っている間は、ノーパソで小説の続きを書いているはずです。偉いぞ、俺(笑)。

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