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【幻獣召喚士3】第二十四話「川港の戦い」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16817139556830572308

そんなわけで第二十四話です。

■本文でも説明していますが、ケルベロスの体内には〝溶岩袋〟みたいな特殊な内臓があるわけではありません。
 昔、少年漫画誌には、よく怪獣の解剖図みたいなのが載っていて、火炎袋とかウラン袋みたいな不思議な器官がありましたね。
 三つの首の喉の奥から口の中まで、異空間でコーティングされていて、溶岩球を吐いても熱くありません。
 ケルベロスからすれば、痰を吐いている感覚なのでしょう。

■マグス大佐が言っていたように、クライゼ少佐はケルベロスを突出させ、川を渡ってくる敵船の殲滅に専念した方が良かったのではないかと思います。
 その間に、王国軍は帝国の魔法攻撃でズタボロにされそうですが、大局的に見ればそれが正しい判断のはずです。
 ただ、そうなると召喚主であるエイラの身の安全が保障されない、という問題が起きてしまいます。

 幻獣は契約によって、召喚主の生命を守ることを最優先するという義務を負っています。
 ケルベロスが離れてしまうと、帝国は当然狙いを敵指揮官に絞ってきますから、単独ではただの武人に過ぎないエイラはあっさりやられてしまいそうです。
 そんな危険を承知でケルベロスが命令に従うとは思えません。彼にとっては主人の命令より、その命の方が重要なのです。
 エイラの方も、それが分かっていてケルベロスを防御に回したのでしょう。

■さて、次回はいよいよユニが登場します。忘れてませんよね? 主人公ですよw
 それでは、どうかお楽しみに!

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