https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16817139555373127627そんなわけで第十話です。
■いきなり舞台が変わって面食らった方もいるかと思いますが、今回(と次回)は、王国南部に広がる岩石砂漠「ハラル海」が舞台です。
以前の章に出てきた〝あの人〟が再登場です。
彼はなかなか魅力的なキャラでしたので、あれっきりでは惜しいなぁと思ってましたから、また出すことができて嬉しいです。
彼の旅の経路で、「王国に渡って南カシルから船に乗った」という記述があります。
帝国と王国は仲が悪いといっても、ちゃんと国交がありますから、北カシルから南カシルに渡るのは特に障害はありません。
もちろん、身分証の確認などはありますが、南北カシル間は割とゆるゆるです。
帝国は西でケルトニアと戦っているので、そっち方面の海の出口を持っていません。
帝国人が海外に出るには、この南カシル経由しかないのです。
それと、作者の偏愛を受けている〝あの方〟も出てきますが、キャラが違うんじゃないの? と思われそうですね。
現在のあの方ではなく、あくまで十九歳の初々しいころのお姿なので、その辺は目をつぶってくださいw
ちなみに、エロ表現に厳しい〝なろう版〟では、少しだけ扇情的な描写をカットしています。カクヨムはその辺寛大なので助かっています。
別にポルノ小説を書いているわけではないので、一律に規制して不自由にしては書き手の意欲を削ぐだけだと思うんですけどね……。
■さて、次回も砂漠編の続きです。一体〝目的地〟には何があるのでしょうか? どうかお楽しみに!