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【幻獣召喚士3】第九話「後悔」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16817139555254896058

そんなわけで第九話です。

■えーと……読んでいただけば分かるとおり、つまり今回はそういう話です。
 やりきれないですが、狂ってしまった歯車が衝撃を与えたことによって元に戻った――という感じでしょうか。

 召喚士の才能があると認められた子どもは、六歳で強制的に親元から離されて王都の魔道院に入れられます。
 それから十二年、里帰りどころか、肉親との面会は一切許可されません。

 子どもを取り上げられる親に対しては、国から相当の額の支度金が下賜されますが、同時にその一家が所属する集団(村であったり、都会であれば町内会みたいな組織)には手厚い免税措置が約束されています。
 そのため、該当の集団は親子が逃亡しないよう、六歳になるまで厳しく見張ることになります。

 まだ六歳で引き離された親子関係が歪(いびつ)になるのは当然で、そのため魔道院を卒業後に家族とうまくいかなくなる召喚士は珍しくありません。
 ユニもその一人でした。

■さて、次回は部隊ががらりと変わります。そして、その場限りの脇役かと思われたあの人が再登場しますので、どうかお楽しみに!

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