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【幻獣召喚士3】第二話「夜明け前」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16817139554536593124

そんなわけで第二話です。島崎藤村とは何の関係もありませんw

■ヨリス君は二級召喚士です。彼は自分の幻獣の能力を使って「情報屋」をやっていました。
 この幻獣は主人以外の人間の目には見えません。
 身体は小さな鼠程度の大きさですが、姿としてはテンに似ています。
 すばしこくてどこにでも潜り込んでいき、人の会話を術者に伝えるばかりか、相手の心の中まで覗くことができます(といっても、怒りや喜びといった大まかな感情程度)。
 狭いところが大好きなので、普段はヨリスが持っている竹筒(節を抜いている)の中で寝ています。

 魔道院の卒業生名簿に目を通していたマリウスは、ヨリスとその幻獣のことを知ってスカウトしました。
 使ってみると、有力貴族や王家の血筋の人間など、とても近づけないようなところからボロボロと情報を引き出してくるものですから、情報部はすっかり驚いてしまいました。
 情報部はヨリスのことを知らなかったのです(軍へは魔道院から召喚された幻獣の能力が報告されているのですから、怠慢もいいところですね)。

■襲撃者の後始末については女の方しか書いていませんが、当然男の方も同様の扱いを受けています。指を突っ込んで異物がないか探るのですから、調べる方は嫌だろうなぁ~。

■そんなわけで、次回はやっとユニが登場です。どうかお楽しみに!

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