https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16817139554636293991そんなわけで第三話です。
■やっとユニの登場です。オーク狩りから始まるのは懐かしい感じがしますねw 倒し方はいつもの手です。
辺境に出没するオークは、本来のオークから理性を取り去ったような存在です。
オークの社会には雌が少ないので、雄は常に禁欲状態にあります。
そこに近似種(交尾可能)である人間の女が現れると、〝やる〟ことしか考えられなくなってしまうのですね。
■辺境における親郷と枝郷の連絡手段は、基本的に徒歩による往来です。
両者の距離は二十~五十キロ程度なので、壮健な男性であれば丸一日で連絡がつくことになります。
枝郷では馬を飼うのが一般的ではありません。農作業には牛を使うことが多いです。
親郷には馬もいますし、蒼城市や他の親郷と緊急に連絡が必要な場合は伝書鳩を使います。
ウトリ村は親郷にオーク討伐の依頼を出しましたが、親郷に召喚士が滞在しておらず、ユニの住む南部の親郷まで伝書鳩で依頼を回送しています。
■帝国兵が一般に使用する携帯弩は、要するに小型ボウガンです。
小型軽量で、弦の張力もそれほど強くありません。
そのため飛距離や貫通力はあまりありませんが、近距離(百メートル以内)では十分な脅威となります。
構造上矢は太く短く、矢尻と矢羽根は小さくなっています。
■次回は森の中での捜索です。どうかお楽しみに!