https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16816927861425309828そんなわけで第十九話です。
■白龍に連れ去られたココナのその後です。
いそいそと彼女の世話を焼く白龍が、なんだか楽しそうで可愛いですw
白龍はアシュリーを自分に吸収するまでの二十年、一緒に暮らしていたわけですが、その生活ぶりの一端が窺えます。
アシュリーの部屋は、床の加工から天蓋、調度家具の一切をドワーフが、カーテンや衣服の制作はエルフが担当しています。
食糧もエルフから定期的に供給されていました。
龍は何を食べているかというと、実は彼らに食糧は必要ありません。
龍族は〝魔素〟と呼ばれる自然エネルギーを体内に取り込むことで生きていけます。
龍には口があり消化器官もありますから、もちろん何かを食べることもできます。
アシュリーも時々料理を作って、白龍に振舞っていたようです。
もっとも、大鍋いっぱいのシチューを作っても、白龍は一口で食べてしまうので、彼女は「作りがいがない」と嘆いていたようです。
ちなみにトイレですが、これもドワーフの作品で、排泄物は火口の穴につながっていて、そこから地中深くに落ちていくようになっています。
用をたした後は、お風呂の残り湯などを流すので、大変衛生的で臭いも残りません。
■さて次回は、白龍とココナが養豚場を襲撃する話です。
どうかお楽しみに!