https://kakuyomu.jp/works/16816452221210723112/episodes/16816927860248263698そんなわけで第六話です。
■魔道院は、召喚士の養成学校であると同時に軍人養成学校の側面も持ちます。
そのためかなりの時間を費やして武術を教えています。
剣・槍・弓・格闘の四部門ですね。
国家召喚士は自動的に軍人になりますし、二級召喚士でも軍に入る者が多いので、これは必然です。
剣術に関しては、低学年のうちは基本訓練の繰り返しですが、中・高学年になると、それぞれの特性に合った武器を選んで専門的な訓練を受けるようになります。
リデルの場合は腕力・体力がないので、短剣やレイピアを中心に学んでいます。
なので本来ココナがブロードソードを扱えるはずがないのですが、基本がしっかり身についていればどうにかなるようです。
召喚後のさまざまな試験で、ココナはいろいろな武器を使っての練習試合を経験しています。
その中で、自分に合っているのがブロードソードだと感じ、積極的に使うようになりました。
リデルは結構な努力家で、魔道院を卒業して普通に働く中でも鍛錬を続けていました。
身体が柔軟で、瞬発力はあるので、かなりトリッキーな動きで相手の意表を突くという戦法を得意としています。
■さて次回は、逃亡民への聞き取りですね。
どうかお楽しみに!