第二部完結、ひと区切り。
第一部は文公の時代の終わり、晋という国の青春期の終わりという区切りでした。勇者ものなら自国から世界へ旅立つ!という感じでしょうか。
第二部はよたよたとあるき出した新生晋が内側で出血しながら成長する過程で、趙盾という狄で育った異色の宰相、逆臣の子、内乱で没落した貴族が政治の中枢を担い、最後に未子で本来なら生殺し人生の天才が加わるという、いわば『仲間は集った!』編です。
仲間?
なんという信頼感も協調性も見えない仲間であろうか。大丈夫、荀林父がなんとかしてくれる。
そのようなわけで、第三部は趙盾、郤缺、士会、荀林父の四人を中心にときどき欒盾がいるかな? という感じになります。欒盾は史書で息をしてないので、実質この四人ですね。
趙盾は士会と郤缺が深い友人であることを知りません。
士会は趙盾と郤缺が裏で繋がってたのは察しましたが、長いつきあいであることを知りません。
郤缺は趙盾が士会を便利扱いして士会が一度受け入れたくらいはわかりますが、まさか俺お前レベルでくだけた関係とは知りません。
荀林父は上記の関係を知りませんが、それ以上に趙盾、士会、郤缺から後方彼氏面強火担で推しにされていることをしりません。
このような四人の関係がどうなるか。事件などは決め打ちしてますが、細かい部分はキャラの行動におまかせしていますので、今から書く自分でもどうなるか楽しみです。