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あ、そうか

私は【悪役令嬢】というワードがタイトルに入っている作品に違和感を覚えていたのだけれど、その違和感の正体に気づきました。

【悪役令嬢】というワードの【役】はメタ視点なんですよね。だから【悪役令嬢】というワードをタイトルに据えた作品は、そのタイトルだけで【この作品にはメタ視点の描写がありますよ】と説明出来る訳ですね。これは読者への、ある意味合理的な訴求の仕方です。最初にこれをやった人はスゴいです。

でも、メタ視点であることをタイトルでアピールするというのが大流行しているってのは、どうにも心地が悪い。

キャッチコピーや、あらすじに【悪役令嬢】と使うのは不自然を感じません。合理的だなと思います。

でも、タイトルにこのワードが入っている作品がめっちゃ多いというのは、なんというか、美しくないなと思うのです。【なにも考えずに流行りに乗っちゃってる感】が美しくない。

メタ視点であることをタイトルで推すという意味を分かってやってるのなら、いいのだけれど。

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