カクヨムのアカウント停止が頻発しましたよね、ちょっと前に。
カクヨム運営側としては『不正と疑わしい行為を繰り返すユーザーは要らない。不正と疑われるような行為を行う方が悪いのだ』という正義があるのでしょう。
確かに、読みもしていないのに星やハートを付けて、その見返りを期待するような輩もいるのでしょうから、カクヨムの正義に妥当性がないとは言えません。
ただ、その正義の鉄槌の煽りを食ってしまった速読の人もいるようで、人の何倍ものスピードで作品をじっくり堪能した上で星やハートを入れていた人にとっては青天の霹靂であった事かと思います。
これは、登録ユーザーの動向を人力でチェックなど出来る訳がないので、不正ユーザーを識別するプログラムを組んで、彼らを炙り出して自動的にアカウント停止措置にまで持って行ったが故の弊害であったのでしょう。自動で行われるそのプログラムに人間の温情や判断が入り込む隙はきっとない。
だから、きっと、不正などしていなくても、突然のアカウント停止に見舞われる事は他人事じゃないんですよね。
だけども、突然アカウントがなくなってしまったら、今までに書いてきた作品を失ってしまう事にも繋がりかねません。
下書きをワード上で書いてからアップしていたりする人はその危険が少ないですけど、カクヨム内で書き上げてしまう事が当たり前になっていたら、バックアップが無かったりしますしね。
どれだけ他人からの評価を得られなくても、生みの苦労の先に出来上がったものは愛おしいものです。それらを全て失ってしまうのはかなりの喪失感に繋がると思うんですよね。
私はカクヨム内で書き上げてしまうタイプですので、バックアップがありません。これは、マズい。
と、いう事で、現在noteにコピペでバックアップを拵えています。一番いいのは自らのPCのハードディスク内に残す事でしょうけど、ま、それはおいおい。
例え多くの人に読まれなくても、オリジナルの作品を多く持っているならそれは、コンテンツホルダーって事なんですよね。コンテンツホルダーである事がこの先どんどん重要になっていくハズですから、今までに作り上げた作品のバックアップはこまめにとっておきましょうね。
喪失感から燃え上がって傑作を書けるような人は必要ありませんが、喪失感の中で筆を折ってしまう人もやっぱりいるでしょうから、バックアップはマジ大事。