・コンテストに参加する
・自主企画に参加する
・自主企画を立ち上げて、その概要欄で自分の作品を宣伝する
・誰かの作品のコメント欄で、自分の作品をアピールする
他人が行っているこれらを見るとき、私は「そうだよね。魂込めて書いた物語、たくさんの人に読んで欲しいよね」と共感します。
でも、これらは匙加減を間違えると、「なんだよ、コイツ。自分のものを読んで欲しいばかりじゃないか」と反感を買ってしまう事にも繋がりかねませんよね。
上に上げた四つの内、上二つにはそういった効果は薄いとは思います。でも、募集要綱を読んでいなかったり、四つも五つも連投でそこに放り込むと、何処かの誰かに「なんだ、コイツ」と思われるかも知れません。
そして、立ち上げた自主企画が「結局はてめえの作品の宣伝かよ」と思われたなら、無用のヘイトを稼ぐ事に繋がりますし、誰かの作品のコメント欄で「面白かったです!私の作品も読んでください」と書いてしまうと、前半の「面白かったです!」の価値がゼロになってしまう事もままあることと思います。
コメント欄で自分の作品をアピールするのは、その作家との関係性がいい感じになった後なら、なんら問題はないのですが、性急にそれをやってしまうと逆効果なんですよね。
ネットがなかった時代には、自分のアクションに対しての誰かのリアクションが結構なタイムラグの後に訪れるのが当然でした。
ネットの拡充は、リアクションの即時性を当たり前にしてしまいましたから、「読者の反応をのんびり待っていられない」としてしまったのかも知れません。
読んで下さる読者へリーチ、その努力は必要なんですけど、逆効果になったら、もったいないですよね。
「焦らなくても、何かの縁で、私の過去作が誰かに届くことはきっとある」と思える心の持ちようが肝要かと思う次第であります。
その心の持ちようを得るのにいいのが、他人の過去作を読んでは、その作品に対して積極的にリアクションすることかと思います。
それをする事で「私もやってるんだから、他人もやってるに違いない。私の作品だって、きっと、いつか、誰かに届く」と思えるようになるんじゃないかな。
そんな事を思います。
せっかく書いた物語、たくさん読んで欲しいよね。
でも、逆効果を生まないように気をつけなくっちゃね。ヘタすりゃ、自分のペンネームを見ただけで「ムカつく」ってなる人が出てくるかも知れないし。
「努力は自分を裏切らない」は嘘じゃないけど、「間違った努力は求めていない結果をもたらす」って事はあるもんね。
自戒を込めて、書いておきます。